2018.02.18 Sunday
定例活動報告 第462回 (嵐山の森)
幸いにも長く晴天が続いている。少し寒さは残るが春の予感を感じさせる陽気であった。Novaの学生も試験が終わり晴れやかな気分で参加されている様だ。そうでない学生もいるらしい。処々残雪のためぬかるみが気になるせいか、各リーダーからはリスク管理の伝達があった。
森林整備班は公図と林班図の照合作業を山岳で実地調査をした上で、今後の活動に森林所有者の境界を共通認識して、安心して作業ができる様に区画線引きを終日行った。
森林組合が所有する林班図と公図が作成時期のずれもあってか、符合するのは緑のダムの基地、乾燥小屋の直角に折れ曲がった特徴ある山道くらいであったため、どこから調査を始めて良いのか苦戦を強いられた作業であった。一番の発見は電線に沿った澤地を特定するために障害になった隣りを横切る道路が見当たらないことであった。
昼食の後、再度挑戦を試みる時、急峻な登り道を発見したので10分程登ると稜線にでた。そこにはちゃんとした林道が、恐らく嵐山山頂に続く稜線であろう道があった。しかも、森林組合の境界杭が整備されていた。この発見から公図に引かれた線と境界杭の特定ができたので、あらかたの境界を調査することができた。お寺の敷地として作業されているエリアが若干他人の林班に割り込んでいること等、結構「やばい」現実が浮き彫りになった。
これからは、地主さんと境界線の共通認識を共有し、我々の作業可能エリアを明確に特定するための話合いを行い、今後のNPO活動に不安が残ら無いよう全員で認識を持つことである。3月1週の小原の活動で明確にしたいと思っている。管理を任されることになると、伐採計画や作業報告などが義務付けられることになる。
これから施行される森林環境税などの絡みで、ちゃんとした作業技術と報告の義務をもって森林管理業務を行うという責任が課せられる時代に突入したということだ
(報告:小林 照夫)
今回、Forest Novaは2人での参加だった。参加人数が少なかっため地球環境部に入れてもらう形で活動を行った。活動内容は測量と枝打ちだった。測量は、タグのつけてある木の幹の円周を一定の高さで測るというものだった。その日は天気は良かったが日陰での作業だったので寒くて仕方なかった。最初、測量と聞いた時は山の斜面から何か計算するのかと思っていた。
午後からの枝打ちは、山の高い所のアオキを切ることがメインだった。アオキは長い間放置されていたのか、深く生い茂っていた。こちらも日陰での作業がメインだったが、体を動かすからかあまり寒さを感じなかった。
活動終わりにカブトムシ牧場のチェックをした。
カブトムシの幼虫は深く潜っているのか5匹ほどしか確認できず、寒さで死んでいるものもいた。また、あまり大きくなかったので少しショックだった。
すでに持ち帰った幼虫を学校で何匹か飼育しているので、その容器に三匹ほど今回採れた幼虫を追加して様子を見てみることにする。
(報告:望月 健一)
地球環境部は現在作業している区画の間伐が進んできてため、一度状況を確認するため、作業区画の測量と毎木調査を行うことにした。このところずっと参加してくださっている損保ジャパンの粟田さんのアドバイスで、チェックした木にスズランテープを巻き、重複しないよう作業を進めた。これまで望星の森でも毎木(全木)調査をしてきたが、ついつい重複していたり(しかもデータが異なるから困ります)、抜けがあったりしたので、この方法は大変助かりました。測量チームは境界線を探すわけではないのだが、区画面積が必要なため行った。桜井先生もご指導くださり、データを方眼紙上に書き写して面積を計算するのとGIS上での面積計算を比較するなどのアドバイスもいただけた。学芸大小金井中の生徒が中心になって測量を行い、学校に持ち帰り、計算をしているところであるが、ざっくりと面積は0.2ha、で約200本(実際には正確に本数を数えてあるが)であった。本数/面積はこれで出るが、今回の桜井先生からのミッションは1本と言っても太さはバラバラ。よくあるような間伐率は何%よりもより正確なデータを取るべきだ、というものに沿って、全ての木の胸高直径を測定したので、これをもとに断面積合計を出し、断面積合計/地面の面積を計算してあるので、桜井先生と結果について検討中である。成長曲線からはかなりアンバランス、不自然な状態であることもわかったので、やはり手入れが遅れ、成長もよくないこともわかった。間伐後の成長に期待したい。
午後からは県に売却された境界線を確認しながら、その周辺の下草刈りを行った。かなり広い部分に樹木がなくなってしまっている。地面も土が流れてしまっているように見えるので、植樹が必要かもしれないと考えている。望星の森にはスギを補植したので、こちらではヒノキを植えるのもいいかもしれない。(報告:宮村 連理)
森林整備班は公図と林班図の照合作業を山岳で実地調査をした上で、今後の活動に森林所有者の境界を共通認識して、安心して作業ができる様に区画線引きを終日行った。
森林組合が所有する林班図と公図が作成時期のずれもあってか、符合するのは緑のダムの基地、乾燥小屋の直角に折れ曲がった特徴ある山道くらいであったため、どこから調査を始めて良いのか苦戦を強いられた作業であった。一番の発見は電線に沿った澤地を特定するために障害になった隣りを横切る道路が見当たらないことであった。
昼食の後、再度挑戦を試みる時、急峻な登り道を発見したので10分程登ると稜線にでた。そこにはちゃんとした林道が、恐らく嵐山山頂に続く稜線であろう道があった。しかも、森林組合の境界杭が整備されていた。この発見から公図に引かれた線と境界杭の特定ができたので、あらかたの境界を調査することができた。お寺の敷地として作業されているエリアが若干他人の林班に割り込んでいること等、結構「やばい」現実が浮き彫りになった。
これからは、地主さんと境界線の共通認識を共有し、我々の作業可能エリアを明確に特定するための話合いを行い、今後のNPO活動に不安が残ら無いよう全員で認識を持つことである。3月1週の小原の活動で明確にしたいと思っている。管理を任されることになると、伐採計画や作業報告などが義務付けられることになる。
これから施行される森林環境税などの絡みで、ちゃんとした作業技術と報告の義務をもって森林管理業務を行うという責任が課せられる時代に突入したということだ
(報告:小林 照夫)
今回、Forest Novaは2人での参加だった。参加人数が少なかっため地球環境部に入れてもらう形で活動を行った。活動内容は測量と枝打ちだった。測量は、タグのつけてある木の幹の円周を一定の高さで測るというものだった。その日は天気は良かったが日陰での作業だったので寒くて仕方なかった。最初、測量と聞いた時は山の斜面から何か計算するのかと思っていた。
午後からの枝打ちは、山の高い所のアオキを切ることがメインだった。アオキは長い間放置されていたのか、深く生い茂っていた。こちらも日陰での作業がメインだったが、体を動かすからかあまり寒さを感じなかった。
活動終わりにカブトムシ牧場のチェックをした。
カブトムシの幼虫は深く潜っているのか5匹ほどしか確認できず、寒さで死んでいるものもいた。また、あまり大きくなかったので少しショックだった。
すでに持ち帰った幼虫を学校で何匹か飼育しているので、その容器に三匹ほど今回採れた幼虫を追加して様子を見てみることにする。
(報告:望月 健一)
地球環境部は現在作業している区画の間伐が進んできてため、一度状況を確認するため、作業区画の測量と毎木調査を行うことにした。このところずっと参加してくださっている損保ジャパンの粟田さんのアドバイスで、チェックした木にスズランテープを巻き、重複しないよう作業を進めた。これまで望星の森でも毎木(全木)調査をしてきたが、ついつい重複していたり(しかもデータが異なるから困ります)、抜けがあったりしたので、この方法は大変助かりました。測量チームは境界線を探すわけではないのだが、区画面積が必要なため行った。桜井先生もご指導くださり、データを方眼紙上に書き写して面積を計算するのとGIS上での面積計算を比較するなどのアドバイスもいただけた。学芸大小金井中の生徒が中心になって測量を行い、学校に持ち帰り、計算をしているところであるが、ざっくりと面積は0.2ha、で約200本(実際には正確に本数を数えてあるが)であった。本数/面積はこれで出るが、今回の桜井先生からのミッションは1本と言っても太さはバラバラ。よくあるような間伐率は何%よりもより正確なデータを取るべきだ、というものに沿って、全ての木の胸高直径を測定したので、これをもとに断面積合計を出し、断面積合計/地面の面積を計算してあるので、桜井先生と結果について検討中である。成長曲線からはかなりアンバランス、不自然な状態であることもわかったので、やはり手入れが遅れ、成長もよくないこともわかった。間伐後の成長に期待したい。
午後からは県に売却された境界線を確認しながら、その周辺の下草刈りを行った。かなり広い部分に樹木がなくなってしまっている。地面も土が流れてしまっているように見えるので、植樹が必要かもしれないと考えている。望星の森にはスギを補植したので、こちらではヒノキを植えるのもいいかもしれない。(報告:宮村 連理)