月2回の定例活動など、緑のダム北相模のさまざまな活動を紹介しています。
定例活動報告 第459回 (嵐山の森)
 今日も良い天気でこのところ晴天続きで気持ちが良い。初めて参加された方が3名、学芸大中学の女子2名と私の知人で大久保氏、大久保氏は大工仕事がやりたいとの希望があり、丁度、乾燥小屋の屋根葺き(ポリカ)仕事を手伝ってもらった。さすが手際よくスムースに仕事が捗った。今日は無理かと思った仕事を今日中に仕上げることができた。森林整備班は、経路整備を行った。水源の森に至るお寺横の入り口に当たる経路の土砂止めの横木がほぼ欠落していたので約20本ほど補正した。午後から8本補正し土砂が車道に流出することは軽減した。
 午後からは原田先生にNOVAの3名が加わり、乾燥小屋の屋根にポリカを貼る作業を行った。最初に屋根にスギの葉や小枝が山のように堆積しているので箒で掃いて落とすのだが、次々に風によってパラパラ落ちてくるので苦労している様だった。前回屋根の端を切り揃えておいたので、楽にポリカの波板をまず敷き詰めるだけで位置は容易に決めることができた。波板を3山づつ重ねて重ねた山の頂上に当たるところに笠つき釘を打って固定する。波板の谷に当たるところで止めると、雨水が流れるため雨漏りが起きやすくなるのがその理由だ。しかも傘つき釘を打つ場所は屋根の垂木に向けて打ち込むのが理想だが、垂木を外れて笠つき釘が打たれているのが素人仕事だが、「まあ何とかなる」という安易な妥協が後々大変なことになら無ければと祈るばかりであった。屋根の下の三画地帯の破風を大久保さんが器用な手つきで作ってくれた。やはり破風があると無いでは見栄えが全然違い立派な家らしくなった。次回大久保氏は破風に絵を書きたいと言われたので、お願いすることにした。実はデザイナーでもあることをすっかり忘れていた。
 大分前から木工班が関わってきた乾燥小屋が一応の完成落成をすることが出来ました。辺りは日が落ちて寒くなってきました。皆さんありがとうございました。(報告:小林 照夫)

 今月はやっとカブトムシ牧場の修復をすることができた。嵐山のカブトムシ牧場は全部で三か所ある。カブトムシ牧場は杭を打って板を並べただけの簡単なつくりだ。杭が木製であったためか、杭は腐って虫が食った跡がたくさんあった。そのため今回は杭を竹を割ったものを使用した。しかし竹で作った杭は板を支える程度の強度しかなく安定性が悪い。また竹は繊維が強く、釘で板に打ち付けるのが困難であった。今回は木の板を薄いものを使ったため板の重さによって杭が壊れる危険性は低くなったと考えられるが、強度と安定性を上げる改善をするべきだ。
 午後は乾燥小屋の屋根に防水のための板を取り付ける作業を手伝った。屋根には大人が五名ほど乗ったが壊れることはなかった。乾燥小屋にある木で板を作ってカブトムシ牧場が作れたらいいと思った。新入生がたくさん入ってくれるように、より良い活動ができるよう頑張っていきたい。(報告:五味 輝史)

 新年あけましておめでとうございます。本年も参加者全員が安全で楽しい活動ができる年でありますように。12月17日のお花畑班の参加者は石原さん、岡田さん、瀧澤さん、丸茂。森林整備班の川田晃さんも参加。天気快晴、午前10時作業開始、作業内容:今年最後の活動日は例年決まりの基地までの道路と登り口、集合基地の掃除が中心となりお花畑の作業は一旦中止。作業中に山主の鈴木憲子さんが活動日をすっかり忘れていたのに気づき、ご挨拶に見えた。その時に「敷地内のケヤキ3本の大木を欲しい」と言う外人(見ず知らずの人)が現れ、承諾したはいいけど、大量の伐採木の枝を放置して困っている様子。早速、川田 晃さんに相談して、基地内に運び込む作業を花畑班と助っ人の川田 晃さんで開始。これが膨大な作業となり、軽トラ6回分の積み下ろし作業となり、終礼に何とか間に合った。憲子さんからお礼にと参加者全員にキウイと木に鈴なりの柚子を大量に頂いた。また、石井さんからの地元野菜のおみやげも参加者がいっぱい持ち帰った。今年も無事に活動を終えることができた事を山の神様に感謝して、行きつけのかどやの忘年会で一年を終えた。(報告:丸茂 喬)

 地球環境部は今月も間伐の続きを行なっています。現在の区画はかなり作業が進んできたこともあり、桜井先生から一度測量をして、そのなかにある木の胸高直径を計測し、そこから断面積の合計を出して評価すべき、とアドバイスをいただきました。これまで総数と間伐本数(切った木のデータ)はあり、間伐率は出していました。30%目安と思っておりましたが本数には1本1本の直径は影響しないので次からの課題としたいと思います。作業自体は4本間伐し、今回も「ほとんど」掛からずに無事に倒せました。新しい取り組みとしては前ページ真ん中左の写真にありますように、樹高をメジャーだけでなくレーザー測光器を使い測定しました。ほとんど誤差がないため、しばらく平行して使用し問題なければメジャーでの測定は終了したいと考えています(けっこう大変なので)。今回も初参加者がおりましたが、こちらは若者の森づくり、地球環境部の欄でご紹介したいと思います。(報告:宮村 連理)
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(相模湖・嵐山の森) | 20:40 | - | - |
定例活動報告 第458回 (知足の森)
 今月の活動も前回に引き続き、午前スギヒノキ林での間伐、午後は広葉樹の除伐を行いました。参加者は中学生中心で11名、高校生以上3名でした。初参加だった2名の感想をご紹介します。
 今回、私は初めて木を伐採するという活動を体験しました。私は課題研究「実際に取り組む環境問題」ではなかったのですが、偶然誘われてこの活動に参加することができました。日本には、木が生えすぎて手付かずのまま放置された森林があることはなんとなく知っていました。しかし実際にそのような森林を間近で見たのは初めてだと思います。木が多すぎて、地面に日光が当たらないような状態だった森林が、自分達の手で木を一本ずつ切っていくことでだんだん明るくなっていきました。作業が終わった後の森は、する前の森とだいぶ変わっていて、達成感がありました。実際に環境問題を目の当たりにしたことで得られたことがたくさんありました。今回、森で作業したのはおよそ五時間で、人数は十数人でしたが、伐採することのできた木は三、四本ほどでした。機械を使えば早いのだと思いましたが、それでも手付かずのままの森林が日本中にあるならばよりたくさんの人が森林の今の実態を知って改善していかなければならないのだと感じました。こうして私たちのような日本の中学生や高校生などの学生が自然環境の改善に直接関わっていけるのはとても良いことだと思いました。これからもこの活動に参加して、日本の自然環境のことを引き続き学んで実際に動いていきたいと思います。
横山 寧菜(東京学芸大学附属小金井中学校2年)
 初めて、山へ行き環境問題に取り組むということをして大変だったこと、辛かったことがありましたが多くのことを学ぶことができました。一つ目は森林の環境問題について。木が多くあると一本当たりの栄養量が少なくなり立派な木材になることが出来ないし、健康な山をつくっていけないので間伐をしている、などと現在の環境問題や、それを解決するための工夫を知ることができました。また、それに実際に取り組むことで理解が深まりました。二つ目は行動に移す大切さについて。どの木を切ればいいのか自分で考えたり、山では急な斜面や歩きにくいところを一人で乗り越えたりというこれまで経験したことのないことをして自分で考えて行動することが大切だと感じました。また、環境問題は意見するだけでなく行動しないと解決できないように、考えを行動に移していくのが重要だと思いました。教科書などの上でしか学んだことのなかった環境問題を実際に自分で見て解決していくという貴重な経験ができました。今回で終わらせるのではなく、ボランティア活動などを通してこれから環境問題について深く考えていこうと思います。
三科 光葵(東京学芸大学附属小金井中学校2年)
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(知足の森) | 20:37 | - | - |





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