月2回の定例活動など、緑のダム北相模のさまざまな活動を紹介しています。
定例活動報告 第437回 (嵐山の森)
 今回の編集もForest Nova☆五味が担当いたします。一年間参加させていただき、やっと顔と名前くらいは覚えて頂けたように思います。今年も楽しく活動できるよう頑張ります。
 まずはForest Nova☆活動報告です。今回は桜まつりのための材木の処理で皮むきと、カブトムシ牧場作りの続きです。皮むきでは木が凍っていて、かき氷を作っているようでした。カブトムシ牧場は木の葉がちゃんと分解されるかどうか少し心配。ビニールシートを掛けて様子を見ることにした。今年は森の活用をテーマに、切った木から落とした枝で炭づくりなどを計画しています。乾燥した杉の葉は焚き付けに利用できるかも。
 ForestNova☆の活動は最近停滞ぎみ・・・。今年はもっと活動を盛り上げていけるように頑張ります。

 生命の森宣言東京は1月の参加者は4名でした。冷気と静けさに包まれた嵐山A地区は、数年前に比べてスギ・ヒノキが一回り以上も大きくなった印象です。雪害で穴が空き、欝閉(森林で隣り合う林木の樹冠が相接してすき間がなくなった状態のこと)が破れた部分もありますが、将来は広葉樹が埋め合わせしてくれて針広混交林になるのでしょうか。樹下に植栽されたトチノキの冬芽が輝いていました。春を待つ若木に参加者全員が元気付けられました。今月の作業は、昨冬の雪で曲がり木になり回復できなかったヒノキ一本を間伐、枝払い、玉切り。4人で入口付近の沢の橋まで運搬しました。丸太の重さは身体の奥に眠っている力を引き出してくれました。歩道を巡回し来月の修理を予定して作業を終えました。(報告:菅原修)
 木工斑は、人数が足りないため、午後から森林整備班に応援に来てもらい作業した。柱の根元を加工し、コンクリート土台に嵌め込む部分を削ったが、材の外側が腐り始めていた。腐った部分を除去し、硬い心材部分を土台の穴に合わせた大きさまで削り、作業を終了とした。来月はもう一本の柱の根元を削り、柱2本を建て、梁を上架する予定である。(報告:川田浩)
 地球環境部は、今月からいよいよ電話線周りの間伐に取りかかった。伐倒方向を誤って電話線を切ってしまわないためにはチルホールによる誘導が必須である。そこで、フォレストクラスのプロ2名から指導をいただいた。1本目はつきっきりで教えてもらい、2本目は自力でともに無事に狙った方向に倒すことができた。3本目は狙った方向に倒れたものの、少しずれて掛かり木になってしまった。木廻しベルトを使ってチルホールを使ったが滑車が引っ掛かっていることに気づかず中学生が無理に力をかけてしまったのでロープが切れ、外れた滑車が生徒の足に当たってしまった。大きなケガにはならなかったが、いわゆるヒヤリハットであった。望星の森を始めて12年、地球環境部として7年活動して初めてのことだった。中高生という判断力や想像力が未熟なメンバーを多く抱えている我々にとってどれだけ危険を予測できるか、大きな課題として残った。(報告:宮村連理)
 恒例の新年の安全祈願から平成29年度の活動が始まる。森林整備班の本日の取組みは、電線近くの立木を電線に架らぬよう伐倒する方法を中高生に教えること。午後からは木工班で、資材小屋建築の柱立てを手伝う。さらにお花畑班では竹垣造りの手伝いをするなど、人員不足を補うための助っ人が本日の作業となった。電線近くの立木の伐倒作業は、絶対に電線に架ることの無いよう注意して伐倒することが最重要であり、電線と反対側に伐倒するためにチルホールと滑車を今回使用した。使用方法を森林組合上がりのプロ二人に指導してもらいながら進めた。電線に対し、90度方向の立木の根元に滑車を掛け、そこから約45度方向の立木にチルホールをセットし、電線に90度方向で架り木の心配ない方向にチェンソーを入れる。この場合、ロープが架った三角形の中には決して人を入れないこと、滑車の近くやチルホールの周辺から人を遠ざけることが肝要である。一方チルホールのセットに関しては危険があるため生徒さんには教えなかった。午後からのお花畑周辺の竹垣作りについてはシュロ縄の「男結び」に最も関心があったようだ。木工班への作業手伝いは柱を基礎コンクリートに建てるためのホゾ切であった。柱になる材が長期間野外に放置してあったため、材の外側が腐りかけておりホゾを切るのが大変難しかったが、1本何とか仕上げた。森の中で安全に伐倒するための作業手順を何度も繰り返し、実践的に教えてこそ安全教育につながるものと確信した。柱立てる時カケヤで何度も強烈にたたいたため、翌日は筋肉痛がいたく残った。
 東北地区では例年に無い大雪と寒波の西高東低の典型的な冬型気候の中、嵐山では寒気も緩くその後に開催した毎年恒例の「新年会」も和気あいあいのうちに楽しく終えることが出来ました。(報告:小林照夫)

 お花畑班は今回の活動で、花壇の周りの竹垣作りをされていました。竹を材に加工されている様子が印象的でした。竹に切れ込みを入れて割る作業を、手際よく行っているのを見て感動しました。ヤーコンの栽培や竹垣作りと、色々なことをされていて、ForestNova☆も見習わなくては、と思いました。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(相模湖・嵐山の森) | 21:55 | - | - |
経営運営会議 議事録
【1】定例活動
A 相模湖・嵐山の森
(1)1月15日(第3日曜日)定例活動
◎定例活動:
 [1]森林整備班:木工班の手伝いを
 [2]花畑班:整備
 [3]木工班:柱加工の継続/コンクリートブロックに差し込む柱下部の加工(2本)。
 [4]地球環境部:高井戸中5人、三鷹第二中10人、東海大望星高校0人、東海大高輪台高校2人、チルホール練習
 [5]フォレストノバ:3人、倉庫整理結果報告、代金請求をする、間伐材の整理
 [6]生命の森宣言:数人
◎神様に安全祈願(朝礼前)
◎新年会(16時〜、会場交流会館2階「青林檎」):司会/フォレストノバ・伊藤さん(森のコンサート延期:3〜5月?)

(2) 2月19日(第3日曜日)定例活動
通常通り
グッドライフアワード:取材(三軒茶屋ファクトリーの寄本氏)3月に延期
(3)その他
 1)報告、鈴木史比古さんが昨年12ご逝去
 2)嵐山使用計画書の確認必要
 3)流域協議会(上流、山梨)から参加、若者の活動を視察

B 小原本陣の森
 (1)1月1日(第1日曜日)
 松の内は、山の神様の邪魔をしてはいけないので作業なし
 (2)2月5日:
  ◎石井さんから竹林整備を頼まれ、12月に実施

C 知足の森(長福寺):地球環境部(三鷹第二中学)
 (1)1月1日は休み、1月9日臨時活動、調査結果報告、フォレストノバの参加希望
 (2)2月5日:(第1日曜日):竹、シュロの伐採、調査残り少し
  ◎長福寺さんからの沢の整備についての回答は皆伐希望だがまずは50%で

D ForesTo Class(森と暮らす)(ノバOB/OG)活動。
 (1)(報告1)12月18日嵐山:イベント:参加14人、スウェーデントーチ)(二藤)
 (2)(報告2)2017年1月1日(第1日曜日):活動なし
 (3)1月15日(第3日曜日)嵐山定例活動予定、3人参加
 (4)2月5日(第1日曜日)小原定例(萩山)
  ◎萩山の整備は3月に終了予定。入山の作業内容と合わせて打合せが必要。
  ◎入山については、森林組合の長期受委託制度との関連などの確認が必要。(2月中旬)
  ◎二藤さんに作業委託内容確認

E麻布大学との基本協定:(知足の森、GPS記録)(宮村)
 ◎施設使用協定書(会議室)の提出:石村⇒原田⇒麻布大

【2】イベント&地域活動
 (1)桜まつり:参加団体募集連絡(1月12日予定)
 (2)12月10日小原宿活性化協議会(AM:孫山ハイキングコースの落ち葉掃除、PM会議)(川田参加)

【3】理念活動、会議、補助金他
 (1)サプライチェーン:相模川流域〜下流(鎌倉)(石村)
 (2)補助金申請(イオン1月下旬、TOTO2月下旬、積水ハウス2月、年賀助成3月、自然保護大賞落選、三鷹市教育長表彰予定)
 (3)チェーンソー講習費補助、フォレストノバ対象

【4】関連組織
 1森・モノ研:[1]積み木/ふるさと納税返礼品登録[2]製材所[3]集成材
 2ウッドバンク(株)12月1日設立手続き
 (「Forest Info」「林サ研」+(株)TSプランニング(H18年12月4日設立)の統合再編)
  (1)3次元計測:再計測/データ信頼性の確認作業中(⇔秩父)
  (2)弁当箱:方針確認中(⇔能代)

【5】事務局・組織・会計の体制
 ◎ニュースレター原稿(宮村):若者の森[1]知足の森[2]フォレストノバ[3]ForesTo Class、原稿は順調だが写真記録を確実に残す方法を考える
 1月10日(火)定款改定(案)、予算(案)の作成検討:石村・川田
| kitasagami | 経営運営会議事録 | 22:03 | - | - |
定例活動報告 第436回 (知足の森)
 本会では1月第1日曜日は森のしきたりにより定例活動を行っていません。そこで知足の森の活動は次の週に臨時活動として行いました。

 今回は年末から打ち合わせを続けている長福寺すぐ下の沢ぞいの対応について住職さんと打ち合わせ、作業を行いました。午前中は参加する中学生の学校の生徒会で自然素材のペットボトルキャップ回収箱を作りたいということで、地球環境部のメンバーに生徒会役員がいたこともあり、知足の森広葉樹区画の枝の太さがちょうどよく、しかも無尽蔵といえるほど持って帰れると聞いての参加でした。生徒会のメンバーは必要十分な量持ち帰れたのでよかったかと思います。慣れているメンバーはどんどん作業を進め、ちょっと太くてこれはという木は私の方でチェーンソーで処理するという形で結局いつも通り、萌芽更新しっぱなしの枝を減らす、という作業でした。しかしお昼前に明らかにチェーンソーが切れなくなり、お昼休みに目立てを行わないといけないレベルでした。広葉樹の固さを実感しました。午後からは公図とポケットコンパスを使って、沢沿いの長福寺所有地を確認しました。公図では沢沿いにスギヒノキが植わっているところが2カ所に所有が分かれており、当初北側だけが長福寺の所有と聞いていたので、じゃ南側は?となってしまうところまでは正確に測量できていました。その後、住職さんにお願いしていた所有林すべての地番が書いてある資料を見せていただき、南側も所有されていることがわかり、前回までにナンバリングした100本すべてが作業対象であると確認できました。その後、道路から見えるところの竹を総出で切り出しました。測量も楽しそうにあれやこれやとやっていましたが、やはり作業が一番おもしろいようで、次から次へと切り出し、平坦なところで枝を払い、端のほうできれいに積んでいくという流れ作業が自然にできていたのはさすがという感じです。また普段は参加していない生徒会の生徒の前でちょっといいかっこうしてやろう的な雰囲気もあり、またそれも微笑ましくも中学生らしい、自分たちの活動へのプライドがあるんだなと実感する一日でした。竹はもう1、2回の活動で処理し終えそうですので、加えてどこからか生えてきたシュロ数本を切ってしまえば、いよいよ間伐作業に入れるのではないかと思います。住職さんとも間伐量を相談していますので、その数の分、まずは選木からしていきたいと思います。選木の際にはフォレストクラスのみなさんにしどうしてもらいながら、選木講習会と勝手に想像しております。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(知足の森) | 21:51 | - | - |





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