月2回の定例活動など、緑のダム北相模のさまざまな活動を紹介しています。
定例活動報告 第427回 (嵐山の森)
 まだ八月だというのに、嵐山には立派な栗の実がなっていた。猿が食い荒らしたあともあり、歴史の教科書で栗は縄文時代から食べられていたと書いてあったのを思い出す。長年にわたって、人間に食されてきただけでなく、生態系を支える存在としてあり続けた栗と森林保護を目指す我々の活動が重なるように思えた。と、物思いにふけっているのも束の間、今回のニュースレター担当の依頼が・・・。最近一年生の仕事多くないか?まあ、いつまでもそんなことも言ってられないか、 と気持ちを引き締める。
 以下、今回の活動報告をしていく。8月21日嵐山定例について。Forest nova☆では内野さん欠席のため、各班の活動の見回りを午前中に行い、午後はB地点の経路の整備と今後の活動の計画について話し合いを行った。経路整備では木の杭を打ち、後日腰痛になる。
 お花畑班、活動場所にて梅の枝などを片付ける。大きい枝の処理は森林整備斑に手伝っていただいた。活動場所では、ヤーコンの栽培や、バラのアーチ作りが行われていた。月に一度の活動でできることでテーマをもって活動されていた。草刈りなど暑い中大変な作業も多いので、水分補給などに気をつけたい。
 森林整備斑はぼさ刈り、経路の整備を行う。森林を楽しめる場所を作るというテーマをもって活動されていた。皆さん、自分より元気そう。
 フォレストクラスでは、小原地域の萩山の整備を行う。自分達の大先輩。
 地球環境部では間伐と製材を行う。間伐は午前中の作業のお手伝いをさせていただいた。 掛かり木で苦労した。僕は山椒の木のとげで怪我しました。皆さんも山椒には気を付けて・・・。製材の道具を初めて使った。扱い方をこれから覚えていく。
 生命の森宣言東京では今回は初参加の方が女性1名、男性3名が参加して計16名の参加となった。普段より多くの方が参加した。森での活動は初めてという方もいて、草刈りの体験などを行った。
 木工斑では木材の乾燥小屋作りが行われている。事情により参加できない方もいて、今回の参加者は少数となった。各班に分かれて活動してはいるが、それぞれの人が色々な活動に、もっと自由に参加できると良いと感じた。木材加工の他、倉庫の掃除、整理をした。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(相模湖・嵐山の森) | 15:52 | - | - |
定例活動報告 第426回 (知足の森)
 今月の第1日曜日の定例活動はフォレストキッズスクールと日程が重なったため、知足の森の活動のみ前日の6日土曜日に行いました。今回はその報告をします。

 今回の活動には中学生、高校生合わせて7名が参加しました。この時期は熱中症が心配ということで、知足の森では沢沿いの竹林整備をすることにしています。昨年のこの時期にそれなりに作業していたので、今年は昨年ほどの絶望感はなく、ここまでできているのでここをやってしまおう、というモチベーションで取り組みました。しかしこの暑さですので、少し動くだけで滝のような汗が出てきてしまい、まだ日陰+沢沿いということで作業は形になりました。竹林といっても、周辺から勢力を伸ばしてきた竹がスギヒノキ林を侵食しているという表現が適切な斜面なので、間伐というより、景観を損なわないような皆伐といった表現が適切かもしれません。我々が作業する以前にとりあえず切ってそのままという乾いて固くなっている竹の残骸も多いのでそれも片付けつつ、いい沢だねえ、という印象を持ってもらえるような作業を心がけています。一番大きい写真を見ていただくと分かると思いますが左半分は作業が終わり、本来のこの沢の景観だったであろう景色がありますが、右奥はまだまだ竹の勢力があります。今後はこちらの伐採を進めていこうと思います。これまでの作業で中学生もかなり経験を積んできているので、斜面は急ですが、やってくれると思います。
 午後からは小原へ移動し、次の日からのフォレストキッズスクールで小学生が遊ぶ沢の整備をしました。先月までの下見で小さい枝が散乱していたりしていたので、それらを片付けつつ、というかそのあたりは小学生の気持ちとなってびしょ濡れになって遊んでいるといいますか、夏の森を楽しんでいました。先月発見したイノシシも無事に持ち帰っていたようですが、食べない部分をどうやら「捨てて」いったようでかなりの異臭があり、その場所をつきとめ土でうめました。マナーの悪い方がおり困ります。右下の写真を見ていただくと分かりますが、林道から沢へのアプローチがかなり急で写真右側がそのまま沢への崖になっているので、ここに手製のガードレールを作ることにしました。高校生で「主任」と呼ばれる生徒がささっと1本間伐し、その材を適当な長さに切り、杭を打ち、立派なものができました。当日も小学生が難なく通っていました。この間伐の様子は360度カメラを使い動画で撮影していますので、ぜひご覧いただき彼への技術的なコメントを寄せていただけるとうれしいです。素人目にはうまい、と思いますがきっとまだまだアドバイスはあると思いますので、さらなる技術向上を目指したいと思います。動画は会のYouTubeチャンネルで見れるようにしてあります。
 知足の森はまだまだ作業を始めたばかりで毎回臨機応変に動くことが多いです。子どもたちにはその状況ごとに考えねばなりませんし、さらにそれに基づいて作業も行います。時間も限られているので、この時間までにどこまでやるか、次の定例までに何の準備がいるか、など多くのことを学ばせてもらっています。そんななか、フォレストノバのOBOG会であるForesToClassが活動する小原の森の地主さんとのミーティングに参加させていただく機会がありました。そこでちらっと見せてもらった地図に我々が認識していなかった区画ざっと5haに「長福寺」と書いてあり、まだ所有している森があるのか、と驚きとともにさらなる調査対象が増えたことになります。来月はその区画について調査してみたいと思います。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(知足の森) | 15:51 | - | - |





 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< August 2016 >>
最近のエントリー
カテゴリー別エントリー
アーカイブ
緑のダム北相模 サイトメニュー