月2回の定例活動など、緑のダム北相模のさまざまな活動を紹介しています。
定例活動報告 第423回 (嵐山の森)
 梅雨に入っての活動日。野の花こそ少ないが、天気には恵まれた。参加46名。
 今日はフォレストノバOBの滝沢さん、二藤さんたちが加わった。彼らの作業現場はここ嵐山から少し離れた小原の永井さんご兄弟の所有する森となるが、終礼にはまた駆けつけてくれるそうである。
 お花畑班はこの季節は毎年のこと生い茂る雑草との戦いに明け暮れることになる。手でむしったり、刈り払い機で一掃したり。それでも、雑草たちの生命力はすさまじく、作業は秋まで続くことになるだろう(写真上から三番目)。だが、うれしいこともある。5月に播いたヤーコンやつるなしインゲンが元気に葉を広げているではないか。ヤーコンはともかくインゲンは来月には収穫できそう。ラズベリーも赤紫色の実をつけていたが、こちらは量が少ないため、食べることのできたのはお花畑班のメンバーのみ。ちょっと残念。来年に期待しよう。
 森林整備班は水源地近くの倒木処理。木工班は柱のほぞの刻み作業(写真上から二番目)。生命の森宣言東京は8月に予定されている森林体験イベントのための経路整備。
 一方、フォレストノバは先月アナグマに倒されたスギの切り株の処理に取り掛かる(写真一番上)。が、ひと月経ったとはいえ、根はまだ地中深くにくいこんだままでなかなか抜けない。この作業に半日を費やした。樹木の逞しさを改めて実感した次第である。
 お昼にはいつものかどや特製スープが待っていた(写真上から五番目)。野菜たっぷり。中の具はトマト、マメ、タマネギ、ジャガイモ、ズッキーニ、それに短く刻んだパスタなど。これをミネストローネというのだろうか。この季節にはぴったりの、疲れのとれるさわやかな味に満足。と、ここで桜井先生のお孫さんである省吾君がお父さんと一緒に到着。狙いはもちろん昨夏に引き続いての昆虫採集。さて、成果はどうなるか。
 昼食後、地球環境部は寺跡の上部で午前に引き続き間伐と材運び、皮むき作業に取り組む(写真上から四番目)。森林整備班のベテランたちがサポートしてくれているので心強い。その現場にクモキリソウという珍しいランを数株発見した。長く嵐山に通っている私だが、ここで見たのは初めて。おそらく過去のデータにも記載されていないだろう。決して華やかなランではないが、貴重ではある。大事に見守りたい。
 さて、省吾君が捕まえたのはコバネヒメギス(雌)一匹のみ。ちょっと寂しそう。だが、基地でセンチコガネを見つけてようやく満足の様子。代わりにヒメギスは放してあげることに。
 終礼時、小原で活動していたノバOBたちが戻ってきた。10本ほどのスギの枝打ちを完了したとのこと。プロも混じっているだけに森は見違えるほど美しくなったようだ。後で永井さんご兄弟に仕事後の写真を送付する予定。大学を卒業してもなお嵐山に足を運んで来てくれる若者たちの心意気が何よりうれしく、頼もしい。彼らのような存在を支えていくのが私たちの役割だと思う。その後の総会、懇親会での語らいも和やかな雰囲気の中に各メンバーの思いが熱く伝わってくるものであった。


| kitasagami | 森をつくる、定例報告(相模湖・嵐山の森) | 20:03 | - | - |
経営運営会議 議事録
【1】定例活動
 A相模湖・嵐山の森
 (1)6月19日(第3日曜日):定例活動予定
 ◎定例活動
  [1]森林整備班:(林内整備)(担当:小林照夫)
  [2]花畑班:整備
  [3]木工班:材の刻み、継続。(担当:川田浩)
  [4]地球環境部:高井戸中5人、三鷹第二中15人、望星高校人、間伐の続き
  (スモールログミル、チェーンソー440e:組立・試運転・テストは夏休みに実施)
  [5]フォレストノバ:5〜8人、(倉庫整理結果報告、代金請求は?)
  [6]生命の森宣言:数人
 ◎総会(16時〜):会場は交流センター、総会後に懇親会(会場は手配済)
 (2)2016年7月19日(第3日曜日):定例活動予定
通常通り、体験学校はフォレストキッズスクールで実施
 (3)その他:6月12日(日)北海道旭川市のNPO「もりねっと北海道」の山本牧さんが活動フィールド見学、畑の収穫も行う。

B小原本陣の森
 (1)(報告)6月5日
  [1]メンバー(3名):林道の奥の倒木処理。入口:渓流整備、8月フォレストキッズの準備
  [2]活動終了後、ジャガイモの収穫を実施(フォレストノバOB/OG、地球環境部)
 (2)7月3日定例活動
  [1]AM:林道の先の森林整備、PM:入沢の渓流整備(地球環境部と)

C知足の森(長福寺):地球環境部(三鷹第二中学)
 (1)(報告)6月5日:林内計測、参加者13名
  16時〜、ジャガイモ・フキの収穫体験
 (2)7月3日(日)定例活動予定
  [1]AM:森林整備
  [2]PM:入沢の渓流整備(フォレストキッズの準備)

DフォレストノバOB/OGリーダー:二藤(滝沢)
 (1)(報告)5月29日(日)永井広紀さんの森:萩山&底沢(三十三曲り)立会調査、永井広紀他3名が同行
 (2)(報告)6月5日(日)定例活動として行う。萩山・入沢の踏査
 (3)7月3日定例活動
 ◎名称、会則、活動計画、組織、予算は?
 基本的な活動日は第1日曜日とし、第3日曜日も活動することも検討している
 組織:緑のダム北相模>知足の森(宮村)>フォレストノバOB/OG。

E麻布大学との基本協定:知足の森、GPS記録
 原田先生、緑のダムの新理事に就任予定

F報告・その他
 (1)6月11日(土)22世紀やま・もり再生ネット:報告会(石村、宮村)。三会堂ビル
 (2)新パンフレット

【2】イベント&地域活動
 (1)フォレストキッズスクール8月7日8日、定例は6日土曜に変更
 (2)梅もぎ体験の募集、18日土曜日、26日日曜日が候補日
 (3)桜まつり:環境ゾーン運営方法(運営委員会の検討)、ジャンルごとにブースをつくって企画、例えば中高生+アクアリウムさがみはら、など
 (4)5月29日:オールソフィアンズフェスティバル(上智大学)、積み木(万里の長城)
 (5)7月3日:相模原環境まつり、フォレストノバ参加

【3】理念活動、会議、補助金他
 サプライチェーン:相模川流域(報告:石村)

【4】関連組織
 1森・モノ研:[1]積み木レンタル、10月のイベントあり[2]製材所[3]集成材300枚製作
 2「Forest Info」組織・人事の再編。
  Wood infoとの提携の明確化・強化(Wood info講習会に参加、全7回)
  9月頃から埼玉県で公有林の測量で稼働予定
  「林サ研」弁当箱製造。WBJ(Wood Bank Japan)として業務していく。(小林)

【5】事務局・組織・会計の体制
 [1]新理事候補:原田公、兼松まゆみ、小林照夫
 [2]総会資料準備中(石村)、プレゼン資料(宮村)
 [3]6月11日(土)10時〜、臨時理事会:石村事務所
 [4]ニュースレター7月号:巻頭言、小原、知足、嵐山、若者の森(フォレストノバ)、上智大積み木、エッセイ(新理事兼松さん、原田先生)、総会報告(編集:宮村)、会費納入

【6】継続案件
 会員募集:会員名簿の整備
 [1]会員名簿、会員の定義の見直し必要:定款改訂準備中(内野)
 [2]メーリイングリスト整備(宮村)も同時並行で作業中。
| kitasagami | 経営運営会議事録 | 00:26 | - | - |
定例活動報告 第422回 (知足の森)
知足の森では、これまでの調査をもとに、スギヒノキが植わっている区画の境界線を探す活動を行いました。まず前回までに打った杭を探しそこから測量を開始しました。初めてポケットコンパスにさわる中学生も多く、簡単な原理を説明し、実際に測量をしてみました。知足の森では地主の住職さんからお預かりしている手書きと思われる地図、さらにそれをもとに作られているだろう公図、さらに森林組合の施業図などをもとに、ArcGISやGoogleEarthでおおまかな境界線を割り出しています。今回はそれをもとに、実際に方位、斜度、距離を測り、その場で水平上の値に変換し、そこに杭を打つという作業を行いました。実際に森を歩くと、次の地点までに大きな倒木があったり、急斜面過ぎて、杭と杭の間が数mしかないという効率の悪い区画もあり、地図上ではわずかな距離にも関わらずかなりの手間がかかりました。生徒の感想も「訳もわからず始めたが、自分がポールを持っているときは早く位置を決めろ、と思ったが、実際に自分がコンパスをのぞくとそうはいかず、ポール側で待っているときに視界を確保するために雑木を切っておくなどの気を使わなければならない」など実際に作業してみなければ分からない感想が書かれており、実際に活動することの重要性を再認識しました。
 午前中で区画の南側がほぼ確定したので、午後は東側の境界線に取りかかりました。まずは2つの区画の「角」にあたる地点を取ろうと何回か測量すると、その地点と思われる位置が作業道らしい獣道のまさに真ん中で中高生たちからも歓声があがっていました。そのまま北側の尾根までGPSをもってあがりましたので、この境界線もほぼ確定しています。しかし、そのなかで30年ほど前の看板を中学生が発見しました。区画の形がこれまでの資料のいずれとも異なっており、、、新しい課題というお土産つきで無事に作業を終えました。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(知足の森) | 20:02 | - | - |
定例活動報告 第422回 (小原本陣の森)
 私たちForestNovaのOB、OG会は、5月29日に今後活動することとなるフィールドをご案内いただき、6月5日にはそこで間伐する木の選木を行いました。
 5月29日は長福寺の近くにある永井さんの森と、小原にある森の二箇所をご案内していただきました。
 まずは永井さんの森で活動していくこととし、どのような整備をご希望なのかご意見を伺いました。
 今回はは前述のご意見を基に、景観間伐を意識して林縁や林内の劣勢木・欠頂木をメインに選木を行いました。また、道路に掛かっている大きなカラスザンショウの処理についても検討を行っています。今後は選木した木の伐倒、下草の処理、枝打ち、カラスザンショウの処理を行い、林縁にある道路から綺麗に見えるよう整備を行います。
 整備中、永井さんにご確認いただける機会もあるということなので、都度コンセンサスをしっかり取りながら活動していきたいと思います。
 ここでの活動が私たちOB会の初仕事となります。私たちのメンバーには現役で林業に就いている者もおり、作業そのものは問題無く行うことができるかと思われます。
ただ、メンバーそれぞれが社会人として違った経験をし、違った考え方を身に付けてきています。ここでの活動を通して、多様な考え方が相乗効果を発揮できるよう再びメンバーのベクトルを合わせ、整備を完了させるだけではなく今後の活動への弾みにしていきたいと思います。
 とはいえ、至らぬところ多々ございますのでまだまだご迷惑お掛けするかと思います、今後ともご指導ご鞭撻よろしくお願いします。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(小原本陣の森) | 19:59 | - | - |





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