2015.12.20 Sunday
定例活動報告 第412回 (嵐山の森)
中央線の電車が多摩川に差しかかる頃、車窓からは西丹沢の大室山を従えた純白の富士が遠くにはっきり望まれる。今年最終の活動にふさわしい日和だ。今日は日大から生態学実習の学生たち20名の参加もあり、総勢71名とやや多め。
お花畑班は先月に引き続き剪定を終えた梅の枝の片づけを行う。その傍ら、先月に種播きしたカキ菜がびっしりと隙間なく芽を出していたのには驚いた。次回は間引きの必要がありそうなほど。春に咲く黄色の花も美しいが、葉脇から出た花芽をさっとゆで、出汁醤油であえてお浸しにするとたいへん美味なので今から収穫が楽しみ。花も実もあるお花畑班である。
大学生の連合チームであるフォレストノバはOBを含め、このところ各班に分かれての作業が目立つ。材の仮置き場建設が中でも顕著だ。今回も川崎さん、淺野君、治田君たちが長谷川大工さんの指導のもと柱材のほぞ切り、組み合わせに専心している。が、思いのほか作業がはかどっていないこともあり、材が雨に濡れ腐ってしまう恐れがあることを考慮し、在来工法にこだわることのない方向も視野に入れている。生命の森宣言東京は基地に近いA地区でボサ刈りと間伐。
昼食には相模湖駅前・かどや食堂特製のダイコン、ニンジン、サトイモの入った具沢山のスープが参加者のお腹を満たしてくれる。いつもながら有り難い。この間、何名もが近くにある山主・鈴木さん経営の野菜直売所で買い物をする。ユズ、クルミ、聖護院ダイコン。
午後から日大勢は嵐山山頂に登り、その足で帰る予定。目立ったのはカブトムシ牧場の管理班だ。まずは四角い囲いの中にできた腐葉土を取り出す。これは畑の肥料に。寒い季節、もうカブトムシの幼虫はいないと思ったが、なんと108匹も棲んでいた。これは図らずも煩悩と同じ数(だから何なの?)。その後、クリ畑に積もった落ち葉をブロアーで集め囲いの中に投入する。久しぶりに顔を見せてくれた体験学校長の斎藤さん、ノバの女子学生2人、いつもお子さん達と一緒に参加される富永一家の働きのお蔭で作業は完了。安心して新年を迎えられる。
一方、苦戦を強いられたのは森林整備班。「森の積木」用ヒノキを3本ほど伐る予定であったが、最初の1本でつまずいた。密に繁る森の中、しかも樹高22m、元口40数cmもの木を伐るのは精鋭部隊ぞろいの整備班にとってもそう簡単ではない。残念ながら掛かり木になってしまった。午後からはお花畑班のメンバーも合流して総力戦の様相。その甲斐あって何とか無事に処理できた。玉切りまで行い、こちらもよい新年を迎えられそう。望星高校はトチノキの毎木調査、地球環境部は伐った材の皮むき作業と高い尾根上で24本もの間伐を行った模様。
師走の空の下、どの班も充実した作業を終える。後には石村夫人手づくりのお汁粉が待っていた。これは恒例の行事。気温が下がってきたこともあり皆、身も心も温まりながら帰路についた。来年も実り多い年でありますように。
お花畑班は先月に引き続き剪定を終えた梅の枝の片づけを行う。その傍ら、先月に種播きしたカキ菜がびっしりと隙間なく芽を出していたのには驚いた。次回は間引きの必要がありそうなほど。春に咲く黄色の花も美しいが、葉脇から出た花芽をさっとゆで、出汁醤油であえてお浸しにするとたいへん美味なので今から収穫が楽しみ。花も実もあるお花畑班である。
大学生の連合チームであるフォレストノバはOBを含め、このところ各班に分かれての作業が目立つ。材の仮置き場建設が中でも顕著だ。今回も川崎さん、淺野君、治田君たちが長谷川大工さんの指導のもと柱材のほぞ切り、組み合わせに専心している。が、思いのほか作業がはかどっていないこともあり、材が雨に濡れ腐ってしまう恐れがあることを考慮し、在来工法にこだわることのない方向も視野に入れている。生命の森宣言東京は基地に近いA地区でボサ刈りと間伐。
昼食には相模湖駅前・かどや食堂特製のダイコン、ニンジン、サトイモの入った具沢山のスープが参加者のお腹を満たしてくれる。いつもながら有り難い。この間、何名もが近くにある山主・鈴木さん経営の野菜直売所で買い物をする。ユズ、クルミ、聖護院ダイコン。
午後から日大勢は嵐山山頂に登り、その足で帰る予定。目立ったのはカブトムシ牧場の管理班だ。まずは四角い囲いの中にできた腐葉土を取り出す。これは畑の肥料に。寒い季節、もうカブトムシの幼虫はいないと思ったが、なんと108匹も棲んでいた。これは図らずも煩悩と同じ数(だから何なの?)。その後、クリ畑に積もった落ち葉をブロアーで集め囲いの中に投入する。久しぶりに顔を見せてくれた体験学校長の斎藤さん、ノバの女子学生2人、いつもお子さん達と一緒に参加される富永一家の働きのお蔭で作業は完了。安心して新年を迎えられる。
一方、苦戦を強いられたのは森林整備班。「森の積木」用ヒノキを3本ほど伐る予定であったが、最初の1本でつまずいた。密に繁る森の中、しかも樹高22m、元口40数cmもの木を伐るのは精鋭部隊ぞろいの整備班にとってもそう簡単ではない。残念ながら掛かり木になってしまった。午後からはお花畑班のメンバーも合流して総力戦の様相。その甲斐あって何とか無事に処理できた。玉切りまで行い、こちらもよい新年を迎えられそう。望星高校はトチノキの毎木調査、地球環境部は伐った材の皮むき作業と高い尾根上で24本もの間伐を行った模様。
師走の空の下、どの班も充実した作業を終える。後には石村夫人手づくりのお汁粉が待っていた。これは恒例の行事。気温が下がってきたこともあり皆、身も心も温まりながら帰路についた。来年も実り多い年でありますように。