月2回の定例活動など、緑のダム北相模のさまざまな活動を紹介しています。
定例活動報告 第410回 (嵐山の森)
 落ち葉の絨毯が出来る頃。当日まで危ぶまれていた天気も、機嫌を直したのか、お昼から青空も見え、良好。今月も無事、定例活動を行うことが出来ました。参加21名。
今回の嵐山定例活動は全体的に、特に若者が極端に少ない様子。いざ朝礼で集まってみると、いっそう少なさが露わとなりました。というのも地球環境部の中高生たちは、試験のため片手で足りるほどしかおらず、ForestNovaも今月は休みが重なったため3人と、明らかに普段より少なかったのです。人数が少ないと、作業もうまく進められないことが多々あります。今回は木工班の仮置き場作成に人手が多く必要とのことだったので、全体で活動内容を絞込み、みんなでお手伝いをする形となりました。
まずは緑のダムのお花畑班。午前中は畑の耕しと、柿の収穫(写真左)。午後には梅の剪定などを行いました。特に柿は、鮮やかな橙色をしたちょうど食べ頃の柿が大量で、ざるから溢れるほど。即席の竹で作った棒や、既存の道具などを使って収穫しました。
続いては、木工班の仮置き場作成。特に午前中は、緑のダムの森林整備班が多く参加したためか、熟練の技を持つ男手が一気に増えました。カーン!カーン!と木材に木材を打ち込む音が、林内に響き渡ります。柱を組み建てる一方で、材を鋸で切り落としたり、鑿で削ったりと、同時進行で柱を作製。職人技が光る活動となりました。
お昼の時間となり、バラバラと基地に人が集まり始めます。人数に対して多めのスープにお花畑班が収穫した柿。持ってきたお昼ご飯はいらないくらいです。みんなでおいしくいただきました。
さて、お腹もいっぱいになったら作業に戻ります。まずは相模湖森・モノづくり研究所が小学校への授業で使う丸太の輪切り作製、ノルマは90個。それからForestNovaが小学校の環境教育で使う大きめの丸太椅子を5つです。それぞれチェーンソーでバシバシ切り落としていきます。ForestNovaの一部も参加し、久しぶりに触るチェーンソーを教えてもらいながらお手伝いを行いました。途中、熱暴走のためか動かなくなったりもしましたが、冷めるまで鋸で切りつつ、早々とノルマを達成することが出来ました。
地球環境部はノコギリ、ヘルメットなどの道具の整理。午後からは望星の森で樹高、胸高直径を測る毎木調査を行った模様。
秋ということもあり、あちらこちらでキノコがどーんと育っていました。ナメコ、エノキタケ、スッポンタケ。キノコが苦手な私にとって、収穫は初めての体験です。初めて触る自然の中で出来た大きなナメコにどきどきしましたが、想像より普通に触ることができました。思えば、トラウマによりあれほど苦手だったアリにも短い間なら触れます。活動を続けて行くうちに少しずつ苦手が克服されているのかもしれません。森には不思議な力がある、そう思う一日でした。

| kitasagami | 森をつくる、定例報告(相模湖・嵐山の森) | 00:20 | - | - |
経営運営会議 議事録
2月より経営運営会議は、麻布大学9号館4階会議室で行っています。

【1】定例活動
A相模湖・嵐山の森
 (1)11月15日(第3日曜日):定例活動
 ◎定例活動
  [1]森林整備班:作業道整備
  ・森モノ研・有馬さん立会「太いヒノキ材」1m3:スギ0.7 m3、ヒノキ0.3 m3搬出。選木杉2本、ヒノキ1本択伐採・玉切り)
  ・報告:10月完了/ミツバチ巣箱の廻り伐採。倉庫の屋根修理
  [2]花畑班:整備。・養蜂班
   相原小向けコースター制作90枚〜100枚(丸茂)(制作作業の応援募集)
  [3]木工班:間伐材仮置き場。材の刻み:継続
  [4]地球環境部:高井戸中4人、望星高校5人、トチノキの毎木調査
  [5]フォレストノバ:6人、B地点の入り口の整備、桂北小用(11/27)材の準備
  [6]生命の森宣言:数人
  [7]カブトムシ牧場:昼休みに落ち葉集め(栗のイガ)
  [8]11月14日(土)高輪台高/スーパーサイエンススクールSSH、嵐山森林実習(内野、宮村)

 (2)2015年12月20日(第3日曜日)定例活動:
キノコご飯のイベントを予定

B小原本陣の森 
〇報告:11月1日道標の追加(北回り)(杭材料は現地調達し制作・設置。表示は購入ヒノキ板にプリント紙貼付に変更)
 (1)12月6日は、北コース入口からハイキングコース整備と道標の修正・仕上げ。
 (2)12月5日(12月のみ第1土曜日に実施)知足の森のGPS計測 (目的ハイキングコースの見直し:大久保沢林道 )
 (3)永井宏一さんの森を調査予定

C知足の森(長福寺):地球環境部(高井戸中OB&三鷹第二中学)
〇報告:2015年11月1日:知足の森/手入れ。計測。
 (1)12月5日知足の森/手入れ。計測。

D麻布大学との基本協定:
 知足の森、GPS記録(麻布大学祭10月24(土)25(日))
 27年度活動報告会の下相談を予定(石村)原田先生が準備中

【2】イベント&地域活動 
 [1]11月3日小原宿本陣祭:(フォレストノバ)地域の方、フォレストノバOBに本会会員と多様な参加者があった
 [2]11月8日川崎ネイチャーフェスティバル:雨天の為中止(フォレストノバ)
 [3]10月31日東農大・収穫祭見物(ドローン研究に関する打合せは先方風邪の為出来ず)

【3】理念活動、会議、補助金 他
 [1]11月17日(火)さがみはら生物多様性会議第2回(川田出席予定)
 [2]サプライチェーン関係、第21回流域シンポジウム第1分科会にフォレストノバが発表する
 [3]損保ジャパン日本興亜環境財団助成金に申請済み
 [4]積水ハウスマッチングプログラムにも申請予定


【4】関連組織
 (1)森・モノ研
  [1]10月23日(金)相原小・嵐山体験教室。(丸茂、内野)
  [2]森とつながるフォーラム相模原設立シンポジウム
 (2)「Forest Info」、林サ研
  [1]上野原市「実践型地域雇用創造事業」。工場の場所決定。
  [2](治田)計測:東大新潟演習林(11月12日13日)

| kitasagami | 経営運営会議事録 | 23:57 | - | - |
定例活動報告 第409回 (知足の森)
 今月の知足の森の活動では、長福寺さんが所有する森林の境界線を探す活動を行いました。これまで住職さんから見せていただいていた手書きの区分図やそれをもとに作られただろう役所の地図などはありましたが、それらをGIS上に組み込んでもお世辞にも合致することはなく、いずれにせよ現地での調査は必須となっていました。そこで、以前桜井先生に教えてたいただいたポケットコンパスを用いた測量に中高生で挑戦してみました。今回は、斜面を登って登山道に出たところや車道のカーブの頂点など間違いそうにない地点から始めていくことにしました。さらにGoogleEarthなども使い、目標とする地点の緯度経度も用意し、ハンディGPSとも比較しながら作業を進めることにしました。が、登山道を上がったところから2つ他の方の所有する区画を通り、目的とする区画、という順だったのですが、その区画の上部と登山道が微妙にずれていて、かつ上部と思われるところが急斜面でとても測量できませんでした。そこで急きょ登山道沿いに測量していき、目的とする区画の左右の角を取れた、はずです。あらかじめGIS上で用意した赤線の区画とGPSのデータもほぼ一致しているので大きくずれていることはなさそうです。(右図)そこから沢沿いに境界線があるので、そこまで降りていき目的とする区画はほぼわかってきました。そのなかにはスギヒノキが植わっているのですが、先が折れていたり、枯れているものが多く、間伐が必要なことは子どもたちでも分かったようで、今後は残りの境界線を探し、そのなかでの毎木調査、作業計画の策定という順で進めていこうと思います。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(知足の森) | 00:19 | - | - |
定例活動報告 第409回 (小原本陣の森)
 遠くの山々も澄みきった青空に映える季節となりました。
 11月1日に行われた小原定例活動では、緑のダム北相模の川田さん、小林さん、角田さんの3名とForestNova☆の2名の計5名が参加しました。活動内容としては、前回に引き続きハイキングコース北周りに道標の設置作業を行いました。
今回新たに設置した道標は、これまで作製していた丸太に直接文字を彫ったものでは無く、板を白く塗装したものに文字を貼り付け矢印を記し、切り株や丸太、雑木林に釘を打ちつけて固定するという方法で行いました。何故このような方法で行ったかというと、これまでの道標では丸太を利用して作製していた関係上、ハイキングコースに入る前に拠点にて文字の彫り出し等をしなければならず、設置作業を行っていく中で如何しても向きが合わないものがあったり、森の中では見え辛いものがあったりしたからです。
 この新しい道標は、ハイキングコース中で道が分かりにくいところを中心に、前回までに設置していた分では足りない場所に設置しました。目論見通り、新たに設置された白い道標は、植物が生茂る森の中でもしっかりと目立っており、今まで分かり難かった入り口付近も分かり易くなったかと思います。
 今回の定例活動では、新たな道標を6個設置したので、ハイキングコースには前回までに設置した分の15本と合わせて計21本の道標を設置し終わりました。今回で道標の設置作業は一段落ついたので、次回の定例活動から設置した道標の調整やハイキングコース自体、非常に道がくずれている部分や、道幅が狭い部分があるのでその整備を行っていく予定です。
 これまでハイキングコースの整備はあまり行って来なかったので、かなり道が荒れていて、誰もが気軽に登れるような道とは言い難い道になっています。ですから、次回の定例活動で行うハイキングコースの整備をしっかりと行い、素人でも登りやすい、登ってみたいと思えるようなハイキングコースにしていきたいです。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(小原本陣の森) | 00:18 | - | - |





1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< November 2015 >>
最近のエントリー
カテゴリー別エントリー
アーカイブ
緑のダム北相模 サイトメニュー