2015.10.18 Sunday
定例活動報告 第408回 (嵐山の森)
山の樹々がわずかに色づき始めている。今日は森林整備班の石井さんがお休みのため、昼食用のかどや食堂のスープを車で運ぶことができない。さあ、どうする。やはり手で持っていくしかないだろう。10リットルはありそうな寸胴鍋ふたつ。ひとつは元山男の小林さんが軽々と下げていくが、もうひとつは美男ゆえに力の足りない他のメンバーが代わるがわる二人がかりで運ぶことに。相模湖駅前から嵐山に着いた時にはひと仕事仕終えた気分であった。
さて、作業をするにはもってこいの日和だ。参加は41名。今回ははるばる石川テレビからフォレストノバを中心とした本会の取材がある。環境保全に関わる団体を番組で紹介するのが目的。放映は今年中とのことで、実に熱心に各班の活動を見回っている。
お花畑班は先月に引き続き柿の実の収穫と梅の剪定を行う。その傍ら、ふと目を上げるとまるまると太ったジョロウグモが何頭も梅の枝に網を張っていた。クモはその姿形から嫌われがちだが、この虫が元気で暮らしているのは餌になる昆虫が多いということ。つまり環境がよく保たれている証にほかならない。嵐山の森はやはり豊かだ。
木工班も先月同様、材の仮置き場用の柱材のほぞ切りに励んでいる。大工の長谷川さんが朝しか顔を出せなく、後はフォレストノバ、ノバOB・淺野君たちでの作業だが、ここで問題が発生。柱材になんとシックイタケが生えていたのである。もしや材が腐っているのでは。急いで金属タワシでこすり落としたが、さて。イベントに使う丸太材を取りにきた金子建設さんいわく「伐った木は横にしておくと腐りやすい。でも、これだけ太ければ辺材が少しくらいキノコにやられても強度的には問題ないでしょう」(写真右上)。
森林整備班は「森の積木」のための選木、広葉樹の間伐に専念。場所は養蜂の箱が置いてある辺り。といっても今はもうハチはいない。いつの間にかどこかに散ってしまったらしい。樹冠が繁り、暗い森になってしまったのが原因なのでは、ということで始めた作業である。コナラ、トチノキ、イヌザクラなど計10本ほど(写真左・中)。おかげで森はずいぶん明るくなった。伐ったコナラにはシイタケ、サクラにはヒラタケを後で植えることにしよう。
昼食後、またふと目を上げると今度はクモではなくノバOBの治田君が倉庫の屋根の上で工具を扱っている(写真右下)。バイオリンならもっと面白いのだが、屋根の補修も大事な仕事。生命の森宣言東京は以前に倒しておいた材の玉切りと搬出。
さて地球環境部には今日は強力な助っ人が加わった。2年前まで北都留森林組合に勤務していた室岡さん。プロ中のプロである。普段は伐れないような径の木に挑戦したいと宮村顧問はやる気満々。現場はかなりの急斜面だが、大人も中学生もものともしない(写真右中)。
終礼前、生命の森の田崎さんが「変わったチョウがいますよ」と知らせてくれた。何とアサギマダラではないか。日本で唯一渡りをし、ふうわりふうわりと飛ぶ優雅な姿が人気のチョウ。何年も嵐山に通っているが、ここでアサギマダラを見るのは初めてかもしれない。他のメンバーも興味深そう。解散後、栗畑で大きな喚声が上がる。石川テレビによるフォレストノバ集合の撮影であった。お疲れさま。虫も、集まった人々も多種多様な嵐山である。
さて、作業をするにはもってこいの日和だ。参加は41名。今回ははるばる石川テレビからフォレストノバを中心とした本会の取材がある。環境保全に関わる団体を番組で紹介するのが目的。放映は今年中とのことで、実に熱心に各班の活動を見回っている。
お花畑班は先月に引き続き柿の実の収穫と梅の剪定を行う。その傍ら、ふと目を上げるとまるまると太ったジョロウグモが何頭も梅の枝に網を張っていた。クモはその姿形から嫌われがちだが、この虫が元気で暮らしているのは餌になる昆虫が多いということ。つまり環境がよく保たれている証にほかならない。嵐山の森はやはり豊かだ。
木工班も先月同様、材の仮置き場用の柱材のほぞ切りに励んでいる。大工の長谷川さんが朝しか顔を出せなく、後はフォレストノバ、ノバOB・淺野君たちでの作業だが、ここで問題が発生。柱材になんとシックイタケが生えていたのである。もしや材が腐っているのでは。急いで金属タワシでこすり落としたが、さて。イベントに使う丸太材を取りにきた金子建設さんいわく「伐った木は横にしておくと腐りやすい。でも、これだけ太ければ辺材が少しくらいキノコにやられても強度的には問題ないでしょう」(写真右上)。
森林整備班は「森の積木」のための選木、広葉樹の間伐に専念。場所は養蜂の箱が置いてある辺り。といっても今はもうハチはいない。いつの間にかどこかに散ってしまったらしい。樹冠が繁り、暗い森になってしまったのが原因なのでは、ということで始めた作業である。コナラ、トチノキ、イヌザクラなど計10本ほど(写真左・中)。おかげで森はずいぶん明るくなった。伐ったコナラにはシイタケ、サクラにはヒラタケを後で植えることにしよう。
昼食後、またふと目を上げると今度はクモではなくノバOBの治田君が倉庫の屋根の上で工具を扱っている(写真右下)。バイオリンならもっと面白いのだが、屋根の補修も大事な仕事。生命の森宣言東京は以前に倒しておいた材の玉切りと搬出。
さて地球環境部には今日は強力な助っ人が加わった。2年前まで北都留森林組合に勤務していた室岡さん。プロ中のプロである。普段は伐れないような径の木に挑戦したいと宮村顧問はやる気満々。現場はかなりの急斜面だが、大人も中学生もものともしない(写真右中)。
終礼前、生命の森の田崎さんが「変わったチョウがいますよ」と知らせてくれた。何とアサギマダラではないか。日本で唯一渡りをし、ふうわりふうわりと飛ぶ優雅な姿が人気のチョウ。何年も嵐山に通っているが、ここでアサギマダラを見るのは初めてかもしれない。他のメンバーも興味深そう。解散後、栗畑で大きな喚声が上がる。石川テレビによるフォレストノバ集合の撮影であった。お疲れさま。虫も、集まった人々も多種多様な嵐山である。