月2回の定例活動など、緑のダム北相模のさまざまな活動を紹介しています。
定例活動報告 第392回 (嵐山の森)
 昨年2月の活動日は思いがけない大雪のため中央線高尾駅までしか電車が行かず、近くの公民館で勉強会を開くこととなった。そんな悪条件をものともせずに多くの参加があり、会員の森への熱い思いを改めて強く感じた記憶がある。今日はその時とは打って変わっての素晴しい晴天。参加57名の力が思い切り発揮できることだろう。
 嵐山の玄関口であるお花畑ではこれから降るかもしれない雪に備えてモッコウバラのアーチの修復・補強を行っている。班長である丸茂さんの指導のもと作業は着実に進む。春の花景色がいまから楽しみである。森林整備班は先月に引き続き間伐材降ろし。どういう訳かいつもは活動の受付を担当している伊藤さんが加わっている。力の要る作業ではあるものの、楽しそうな笑顔が印象的。一方、班長の川田さんは日がな一日、チェーンソーの点検・整備に黙々と取り組んでいた。まさに縁の下の力持ちである。
 さて、いつもは多い高井戸中の参加はOBを入れて5名と今回は少なめ。しかし、フォレストノバは総勢27名。早稲田大、法政大、学芸大、東京農大の学生たちも加わって賑やかである。来月の定例活動日が麻布大学の卒業式に重なるため、4年生は最後の参加となる。作業の前、その4年生たちに卒業記念のプレゼント(写真を貼ることのできるコルクボード)贈呈があった。例年の行事だそうだが、心温まる光景である。その後は森林散策、間伐、木工、カブトムシ牧場用の落ち葉集めを行った模様。
 昼食時には5月に開催される「相模原市若葉まつり」に出展予定の長瀬さん作「潤ちゃん号」が披露される。小さな子供が乗るこの木製三輪車の周りには何名ものメンバーが興味深そうに集まっていた。完成はこれからのよう。
 午後。木工班のMOMA工房からはトントントンという心地よい槌の響きが森に響く。柱材のほぞ穴を彫るノミの音。その音に誘われるように各班の作業は進んでいく。森林整備班は32本もの材降ろし。高井戸中は望星高校と協力してスギを2本間伐。生命の森宣言東京も下刈りと間伐を完了。このところ実労働をしていない私も久々にノバの木工班に加わりコルクボードの額づくりに専念することができた。
 ノバの卒業する先輩たちへの思いが槌の音と重なり、いつまでも心の中に響いていた一日であった。




また、今回の地球環境部作業データはこちらのGISシステムから。
地球環境部作業データ
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(相模湖・嵐山の森) | 22:26 | - | - |
経営運営会議 議事録
今回より経営運営会議は、麻布大学9号館4階会議室で行うことになりました。

【1】定例活動
 A相模湖・嵐山の森
  2月15日(第3日曜日):定例活動
  ◎体験学校:なし
  ◎定例活動
   [1]森林整備班:林内整備(伐倒材の材下し):(木工班へ引渡し)
   [2]花畑班:整備。
   [3]木工班:間伐材仮置き場。材の刻み
   [4]なみすけの森:高井戸中10人
   [5]望星の森:望星高校5人
   [6]フォレストノバ・・・30人
   [7]生命の森宣言・・・未定
   [8]JFIKから参加・・・未定
   [9]カブトムシ牧場:(落ち葉集め90ℓゴミ袋用意済、桂北小学校との接触、フォレストノバ)
   [10]養蜂班:(黒川)
  ◎報告・その他
   2月1日トチノキ枝打ち(宮村)

 B小原本陣の森
  3月1日(日)
  2月1日に制作した道標の7本を設置する。(表示:「小原→」「←孫山」の印刷プラスチック保護板取付/手配:川田)
(表示:「小原→」「←孫山」の印刷フィルム+保護板10セット、取付け釘/手配:川田)

 C麻布大学との基本協定:2月13日の運営会議を麻布大学で開催
  [1]2月13日の運営会議を麻布大学で開催。
  [2]若葉まつり:ポニー参加予定(打合せ:2月16日(月))その他の参加は可能か

【2】イベント&地域活動
 (1)「若葉まつり」5月9日10日:環境情報センター・JFIK協力(石村)(配置案:提示)
    ミニSLは今回は不参加。フォレストノバ、JFIK参加は昨年「41回桜まつり」と同条件。
   [1]カブトムシ持込は可能か検討。積み木の高積み競争の賞品として検討(販売は可能か)
   [2]3角スツール、スギ座:(角田)
 (2)5月16日(土):NPOさがみはら環境活動ネットワーク(環境情センター)、講師:藻谷浩介/「里山資本主義」著者、会場:杜のホール。会場整理補助者に協力する。(花畑班、フォレストノバ有志)

【3】理念活動
 1打合せ・会議・グリーンハブシティ・林業の再生
  山梨県の打合せ参加した、国土緑化推進機構、WWFとも打ち合わせ(石村)
 2補助金・表彰申請関連
  セブンイレブン基金、事業内容の検討中
 3
  [1]3月29日(日)フォレストノバの同窓会(石村事務所)
  [2]今回の運営会議の反省点。次回3月13日(金)の運営会議の開催場所を何処にするか?(石村事務所、麻布大学)

【4】関連組織
 1「さがみ湖森・モノづくり研究所」:「机の天板」、「森の積み木」、「森のパズル」、その他
  机天板の修理品6枚:2月下旬に入荷。机天板の本年度の対象校は、4月に決定予定。
  甲州古道プロジェクトまとめ草子も発行計画。(計画中)
 2「ForestInfo」、林サ研
  [1]2月10日、11日:静岡県計測2ヶ所。
  [2]鎌倉・明月荘測量検討:2月、3月
 3 ホームページの更新、主な活動リニューアル
  原稿担当者決め、年度内に更新する

【5】事務局・組織・会計の体制
 1 会計打合せ2月14日予定
 2 麻布大学での運営会について
  大きな問題はないため、来月も麻布大学での開催とする
| kitasagami | 経営運営会議事録 | 22:12 | - | - |
定例活動報告 第391回 (小原本陣の森)
 2月1日に行われた小原定例活動では、前回までの活動で確かめたハイキングコースに設置する道標作りを、参加者全員で行いました。この道標は、小原の山のハイキングコースは、道がわかりにくいものや分岐点が多く迷いやすい為、迷わないための目印として設置しようということになりました。実際、今までの定例活動時のハイキングコースの確認作業では、途中で道がわからなくなり何度も迷ってしまっていました。
 活動当日、山には前の週に降った雪が、まだたくさん残っていて拠点近くの気温はずっと0度のままでした。作業の方は2人一組、手作業で行い1メートルと1メートル50センチの丸太を端から30〜40センチほど、切った面と面が直角よりもやや鋭角になるように縦に2ヶ所切りました。私が加工を行った丸太は、1メートルと他の丸太よりも短かったのですが、節が多くなかなか切ることが出来ず、午前中に片面も終わりませんでした。昼休みまでは、丸太を寝かせて切っていたのですが、丸太の上に乗って固定するには1メートルでは短く不安定なままで切りにくかったので、午後からは丸太を立てて切ることにしました。立てかけて切ってみると、丸太が自分の目線に近くなり前屈みの姿勢になることがないので、のこぎりを使うときに力が入りやすく、作業のスピードが上がり、無事に2ヶ所切り終えることができました。しかし、切った面と切っていない面の間を滑らかにすることができなかったので、とても不格好な見た目になってしまいました。この日は全体で7本作ることができましたが、チェーンソーの調子が悪く、手作業で行っていた為、断面がかなり粗くなってしまいました。そのため、また新たに道標を作る場合は、チェーンソーを使えるようにして、それを用いて作業をすることになりました。
 今回の作業が思うように行かなかったのは、手作業で行ったことや節が多かったことの他に、雪が降った為に丸太が水分を多く含んでいたことが原因だと思いました。次回からは、材管理の徹底や作業前日に雨などが降っていない日に決行するなど、対策していきたいです。
 今回の活動で同じ作業でも少しやり方を変えるだけで、作業効率や疲れがとても違うとわかったので、今後の活動では、その日に行う作業がどんな方法でやるのが適切なのかを判断して行えるようになりたいと思いました。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(小原本陣の森) | 22:23 | - | - |





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