月2回の定例活動など、緑のダム北相模のさまざまな活動を紹介しています。
定例活動報告 第385回 (嵐山の森)
 すがすがしく晴れ渡った青空。ケヤキの葉が黄色に茶に色づき始めている。参加65名。今日はWWFジャパン(公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン)の取材が入ることになっている。嵐山での活動の模様を隔月発刊の会報に掲載したいとのこと。取材陣は佐久間さん初め3名。私が終日ご案内し、各班・グループの活動の様子を見ることに。
 お花畑班は夏からの草取りに余念がない。この時期に雑草を抜いておけば後は心配なし。
森林整備班は先月同様、材降ろしのための木道づくりを行っている。急傾斜なのでなかなか難しい作業ではあるが、フォレストノバOBの瀧澤さん、神宮さんの若い力も加わり順調に進んでいる様子。MOMA工房脇と栗畑では材の仮置き場建設のための柱材のほぞ穴と梁材づくりが進行中。徐々にではあるが仮置き場の輪郭が見えつつある。WWFの佐久間さんは各班の担当者に活動内容や取り組む動機などに時間をかけて聴きとりを行う。熱心な取材姿勢のあまり、この後のフォレストノバ植生調査班、望星の森のトチノキ毎木調査(樹高、胸高直径の計測)を取材した時点でお昼になってしまった。
 午後はまだ見ていない班をまわる。ノバの森林散策班・釜谷君からノバの森の説明を受けた後、台風で荒れた径路の補修を行っていた森林整備班・小林さんを取材。小林さんは会社を新しく設立し、目下、三次元レーザースキャナーで林分にあるそれぞれの木々の位置、樹高・直径、材積量を瞬時にして記録できる画期的な事業を展開している。今後の森林経営の在り方を大きく変えることになるだろう。
 佐久間さんは相変わらずというべきか、小林さんの話に夢中になるあまりかなりの時間を費やしている。終礼までの時間がなくなってきた。残る高井戸中の取材は…。何とかセーフ。中学生たちは急斜面での間伐を行っていた。若い力を結集させた作業の様子にWWF取材陣も大いに関心を示し、終礼時、緑のダムの諸活動を高く評価する感想をいただく。WWFのお蔭で各班の活動の様子をつぶさに見学でき、参加メンバーそれぞれの森への思いを改めて感じさせられた一日であった。

追記
 定例活動日の二日前、相模原市緑台小学校4年生の森林体験教室が嵐山で実施された。午前中は森林散策、午後は間伐体験。生徒たちも森に入るとふだん以上にいきいきとした表情を見せていたのが印象に残っている。終礼時にお礼の意を込め、森の、緑の歌を吉川先生の指揮のもと生徒全員で合唱。その澄んだ天使の歌声は居合わせたスタッフの胸に深い感動を与え、涙した者もいた。永遠にふれたようなひとときであった。




また、今回の地球環境部作業データはこちらのGISシステムから。
地球環境部作業データ
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(相模湖・嵐山の森) | 23:51 | - | - |
経営運営会議 議事録
【1】定例活動
 A相模湖・嵐山の森
 (1)10月19日(第3日曜日):定例活動
  ◎体験学校:なし
  ◎定例活動
   [1]森林整備班:林内整備(伐倒材の材下し:木道→軽トラ)
   [2]花畑班:整備。
   [3]木工班:間伐材仮置き場。材の刻み
   [4]なみすけの森:高井戸中20人、
   [5]望星の森:望星高校5人
   [6]フォレストノバ
   [7]生命の森宣言
   [8]JFIKから参加
   [9]カブトムシ牧場
   [10]養蜂班:(黒川)
  ◎報告・その他
   [1]10月17日(金)緑台小学校4年生59人・・・(後述)
   [2]WWFの取材(来春1月号掲載)
   [3]トイレ使用方法について検討(石村)

 (2)2014年11月16日(第3日曜日):定例活動

 B小原本陣の森
  (1)10月5日(日)報告:台風接近による雨の為、室内勉強会、角田講師(山・自己啓発)、約1時間、約20人。有志は嵐山で木工作業、台風対策。
  (2)11月2日(日)予定(註:11月3日小原本陣祭)
尾根ハイキングコースの調査 (コース地図作成、道標位置決定。材料、表記内容、防腐対策決定)。
現場の道標施工は、12月7日〜2月

【2】イベント&地域活動
 (1)フォレストキッズ
  9月28日フォレストキッズスクールお疲れさま会」・9月30日(火)「夏休み環境学校意見交換会」環境情報センター
 (2)サンタ丸太の制作40個〜(フォレストノバ)納期9月30日完了、形状等OK。(次回納期10月末200個以上。11月末に残量=全400個)
 (3)小原本陣祭:フォレストノバ参加(麻布大学祭11月1〜3日と同日の為、馬は不参加)
  出店承認は未受領。参加費5千円:振込締切10月15日(未送金)。「緑のダム」(「エコナノクラブ」、「ForestInfo」)
 (4)10月7日:来年5月9日10日若葉まつり:環境情報センタ-・JFIK殿協力(石村)
 (5)11月3〜24日かどや/環境アート、ジョージ兼路&田中:大パネル2枚、流木看板出品で協力
 (6)10月3日済滋澤氏、縄文の造形美

【3】理念活動
 1.打合せ・会議・グリーンハブシティ・林業の再生
  9月25日(木)森林組合打合せ(石村)<南都留>
 2.補助金・表彰申請関連
  [1]22世紀やま・もり再生ネット助成金決定。
  [2]国土緑化推進機構「緑の募金公募事業」決定。
  [3]セブンイレブン緑の基金決定
  [4]三井物産「環境基金」:不採用
  [5]その他「地域づくり総務大臣表彰」手続中

3その他
  [1]FSC更新:本年は文書審査。来年はウェブ上(宮村)
  [2]高井戸中:「緑のダム北相模」の沿革とメディア掲載情報をまとめた。
   エスリジャパンからGISの事例紹介記事の取材申し込みあり

【4】関連組織
 1「さがみ湖森・モノづくり研究所」
  [1]机の天板、9月3日集成材工房計画を相模原市に説明
  [2]10/17(金)10:00〜15:00森林体験学習「嵐山」、雨天の時10/24(金)

 2「ForestInfo」
  9月24日相模原市文化財保護課、小原本陣測量を行った。報告は10月27日以降。
(鎌倉・明月荘測量検討。11月中旬以降)
| kitasagami | 経営運営会議事録 | 00:02 | - | - |
定例活動報告 第384回 (小原本陣の森)
 十月四日、五日の二日間にわたり小原での活動を行いました。四日は夕方より小原集会所にて小原の方にお集まりいただきご飯会を開きました。小原本陣祭を来月に控え、それに向けて小原の方との交流を行いました。
私は今回初めて小原での活動に参加しました。小原の方と初めてお会いし、地元の人の温かさを身をもって感じることができました。ForestNova☆でカレーを準備していたのですが、小原の方がから揚げや飲み物を持ってきてくださりとても賑やかなご飯会になりました。
 ご飯会の参加者九名の自己紹介に始まり、小原地区の現状、これからどのように活動していけばよりよい環境が作れるのかについてお話をお聞きしました。
 お話の中で、高尾山の相模湖側は手入れがされず、間伐がされていないため下草もなく、森の状態としては非常に悪くなっていると初めて知りました。高尾山といえば観光地として登山道も整備されている印象でしたが、それは東京都側でだけであったことにとても驚きました。
 お話を通じて、小原の方の地元に対する愛情をとても強く感じました。よりよい小原にするために皆で話し合い、行動に移す。なかなか難しい事だとは思いますが、これは私達が今後活動していく中でしっかりと行っていくことが必要だと思いました。
 五日は台風の影響により小原の森に入ることができなかったので、相模湖駅近くの桂北公民館で「森の達人」についての勉強会に参加しました。「森の達人」とはどのような人なのか二人一組で考え、各組二、三個ほど項目を発表したのち、自分達はどの程度達人になれているのか、自己採点をしました。今までなんとなく考えたことはあったが、いざ項目を並べ一つ一つ考えてみると自分たちがいかに未熟であるかを自覚でき、もっと勉強をしなければならないと感じました。
 一時間ほど勉強会をした後、嵐山に行き雨による経路の被害状況を確認しました。損壊箇所はほとんどなかったが、経路を雨水が流れていて水溜りができ歩きにくくなっているところがありました。その箇所については枕木を斜めに設置し直すなどの対策が必要と考え以後の活動で補修作業を行いたいと思います。
私自身初となる小原での活動を通して、これから小原の方との交流をもっと深め、勉強をさせてもらったり、意見交換をしたいと思いました。森だけでなく、そこに住む人々のことも考え、「森と人との共助共生社会を目指す」ために活動していきたいと思います。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(小原本陣の森) | 23:49 | - | - |





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