月2回の定例活動など、緑のダム北相模のさまざまな活動を紹介しています。
定例活動報告 第383回 (嵐山の森)
 数日前の予報では天候が危ぶまれたが、何のことはない。夜が明けてみれば、すがすがしく晴れ渡った青空。森林作業にはもってこいの日和となった。高井戸中がテスト期間のため参加は51名といつもより少なめだが、フォレストノバが早稲田や東京農大の学生を呼びよせたため、若者の割合が圧倒的になっている。そのせいで我々おじさんたちの影がこのところ薄くなりつつあり、へたをすると若者に嵐山をのっとられるのではとの危惧も。しかし、若い人たちにのっとられるならそれもよかろうと、この山に来るおじさんたちはいたって寛容なのである。
 さて、今日は東海大附属高輪台高校の久米あずさ先生、高校3年生の古谷優佳さんが初参加。久米先生は生物がご専門で、来る11月に嵐山で行われる森林環境学習の下見のため、古谷さんは自然が好きで、自然のことを学びたいとの理由から。奇しくも元高輪台高の鈴木先生から紹介されての来訪である。
 という訳で、午前中はこのお二人とトレカーサ工事(地元工務店)の藤澤さんを加えた3名の森案内をするのが私の役目となる。生命の森宣言東京の管理する森を抜け、眺めのきく嵐山の肩へ。ここで「せっかくだから天辺まで行きましょう。富士山が見えるかもしれないし」との合意が成立。山頂では残念ながら富士は雲に姿を隠していたものの、眼下の相模湖から遠く南大菩薩までの大きな展望を得ることができ、一同満足。先着していたフォレストノバの森林散策グループと一緒に「はい、チーズ」。
 午後。なみすけの森の植生調査に向かう前に森林整備班の作業現場に立ち寄る。久米先生も一緒。「ぜひ写真を撮ってくれ」と石井さんが自慢げにいうだけあって見事な木道が完成しつつあった。これは人が歩く木道ではなく、以前に木林士(伐採のスペシャリスト)に間伐してもらった材を滑り降ろすためのもの。「立派ですね。この写真はニュースレターの巻頭になるかも」と、思わず整備班メンバーに期待を持たせる言葉を残してしまったが、さてどうなるやら。
 なみすけの森では宮村さん、望星高校の佐藤先生たちと合流して植生調査の開始。施業後の下層植生の変化を記録するのが目的だ。急な斜面を歩きながら植物名を逐一記録していった結果、何と90種以上が確認できた。高井戸中が手を入れる以前は真っ暗で、ろくに草も生えていない荒れ果てた森が今では見違えるよう。植物の復元力もすごいが、森をここまで育てあげた中学生パワーはもっとすごい。改めて感服した次第である。
 いつもはニュースレターのための取材にまわる私だが、今日は午前、午後とも久々に働いた気分になった(口を動かしていただけですが)。そのため仮り置き場建設に使う柱のほぞ穴づくりやお花畑班の草刈り、ノバの木工作業はほとんど見られず仕舞いになってしまったが、終礼時のメンバーの笑顔は作業の様子をよく物語っている。久米先生、そして午後の木工作業ですっかりノバに溶け込んだ古谷さんの両名からも「また来ていいですか?」のひと言。もちろん。おじさんたちは大歓迎です。


| kitasagami | 森をつくる、定例報告(相模湖・嵐山の森) | 22:06 | - | - |
経営運営会議 議事録
【1】 定例活動
A 相模湖・嵐山の森
 [1]9月21日(第3日曜日):定例活動
 ◎ 体験学校
 ◎ 定例活動
  (1) 森林整備班: 林内整備 (伐倒材の材下し準備)
  (2) 花畑班:整備。
  (3) 木工班:間伐材仮置き場/基礎2ヶ所・柱切込み着手
  (4) 望星の森・なみすけの森:高井戸中、試験の為不参加。望星高校、10人
  (5) フォレストノバ 、15人
  (6) 生命の森宣言、3人
  (7) カブトムシ牧場
  (8) 養蜂班、黒川
 ◎JFIKから参加予定
 ◎報告・その他
  東海大高輪台高校SSH下見の教員も参加予定

<確認>:救急箱の管理。「国土緑推」の「絵入り:あんぜん手帳」配布
 救急カードの封入、備品一覧と緊急連絡先

[2]2014年10月19日(第3日曜日):定例活動、WWFの取材  

B 小原本陣の森
 [1]9月7日(日)報告:小雨の為、約20人は午前中は室内勉強会/運営会議の説明
  ・木工班:チェーンソーの研ぎ練習。
  ・フォレストノバ:倉庫内整備
  ・高井戸中:間伐予定地と望星の森の境界でのボサ刈り

 [2]10月5日(日)予定
  尾根作業道の整備(ハイキングコース道標製作10本でいけるか
  問題点:材料手配、加工場所、構造、表記内容・方法、防腐対策

C 麻布大学との基本協定

D 報告・その他
 8月30日嵐山:Forest Nova/東京農大

【2】イベント&地域活動
 (1) フォレストキッズスクール実施
  ・8月11日嵐山/間伐2本 <夕方>藤野/キャンプファイア。12日藤野→小原本陣
  ・9月28日フォレストキッズスクールお疲れさま会」相模原市立環境情報センター
  ・9月30日(火)「夏休み環境学校意見交換会」相模原市立環境情報センター
 (2) サンタ丸太の制作40個〜フォレストノバ納期9月30日。発注のあったサイズの確認を行う
 (3) 小原本陣祭:フォレストノバ参加/麻布大学祭11月1〜3日と同日だが小原優先、参加費5千円 「緑のダム」、「エコナノクラブ」、「Forest Info」:出店申し込みは、実行委員会と打ち合わせ
 (4) 滋澤氏の縄文の造形美を追求する。10月3日(金)14時〜15時30分八王子市生涯学習センター、事前申し込み9月17日まで。
 (5) 11月3日〜24日かどや/現代塵(いまじん)アート:田中梅夫さん&ジョージ兼路さん
 (6) 嵐山での森林体験、市内の緑台小学校4年2クラス。10月17日金曜日、10時から15時。スタッフをもう少し増やしたい
 (7) 11月15日高輪台高校SSH受け入れ、8日、22日は高校で講義。

【3】理念活動
 [1]打合せ・会議・グリーンハブシティ・林業の再生
  (1) 9月8日(月)サプライチェーン実務者会議(川田)、緑のダム河口湖の視察(石村)
  (2) 9月25日(木)森林組合打合せ(石村)
  (3) 来年5月9日10日若葉まつり、環境情報センター・JFIK協力(石村)

 [2]補助金・表彰申請関連
 (1) 22世紀やま・もり再生ネット助成金執行中
 (2) 国土緑水:「緑の募金公募事業」執行中
 (3) セブンイレブン緑の基金執行中
 (4) 三井物産「環境基金」/申請、決定は9月末
 (5) 「地域づくり総務大臣表彰」エントリー中

 [3]国際認証更新:本年9月10日、文書審査。担当宮村。来年ウェブ上でデータ公開

 [4]ニュースレターのコンテンツ充実案
  相模湖若者の森づくりとして、ForestNova、望星高校、高井戸中学校で輪番で担当する。また、会員の広場の充実案として、運営会議参加メンバー持ち回りで寄稿する。

【4】関連組織
 [1]「さがみ湖 森・モノづくり研究所
机の天板:9月10日(水)天板交換作業完了、さらに集成材工房の設置を検討し、集成材の机の天板を制作できないか検討中。

 [2]「Forest Info」、8月25日高山測量(乗鞍)、9月3日天竜フォレスター斉藤氏を訪問、その他
| kitasagami | 経営運営会議事録 | 21:23 | - | - |
定例活動報告 第382回 (小原本陣の森)
 夏が去り、秋の足音が着々と聞こえてくる今日この頃、皆様はいかがおすごしでしょうか。
 9月7日にForestNova☆の小原定例活動に参加しました。この日の午前中は雨だったため、最初に相模湖駅近くの桂北公民館にて本日の活動についての話し合いから始まりました。雨天時の山での作業には、いろいろな危険が伴うため今回は小原に行くのは断念し、嵐山へ行きチェーンソーの目立てをする班と、そのまま桂北公民館に残り、NPO法人緑のダム北相模についての勉強をする班に分かれました。チェーンソーの目立て班は、製材用の大きいチェーンソーと、普通のチェーンソーの研ぎ方について教わりながら目立てをしていきました。
 勉強班では、緑のダム北相模についてと運営会議でどんなことを話しているかということを聞き、それについての勉強を行いました。
 天気も回復してきた午後は嵐山にて、午前と同じくチェーンソーの目立て班、倉庫の整理班、嵐山散策ルートの倒木処理班に分かれて作業を行いました。チェーンソーの目立て班は午前中に引き続きチェーンソーの目立てを行い、結果午前と午後合わせて5台のチェーンソーの切れ味が復活しました。倉庫の整理班ではヘルメットの選別、倉庫内の道具の整理を行いました。壊れたヘルメットはモマハウスに移し、倉庫にあるのは壊れていないヘルメットのみになりました。嵐山散策ルートの倒木処理班では、風雨の影響で倒れてしまったミズキとそれに巻き付いていたフジ、それに下敷きになっていたアブラチャンを処理し、通りやすくなりました。
 今回は、秋の初めの定例活動であり、しかも雨のあとの活動だったので蜂や転倒などの事故があるのではと懸念していたのですが、そういうこともなく無事故で行えたのでよかったです。まだ、秋は始まったばかりです。これからの定例活動では木々の色づきや虫、キノコなどがこれから、どうなっていくかにも注目して活動していきたいと思います。また、秋は蜂が凶暴になるシーズンですので、それらにも気を付けて無事故で活動していきたいと思います。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(小原本陣の森) | 22:03 | - | - |





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