2014.09.21 Sunday
定例活動報告 第383回 (嵐山の森)
数日前の予報では天候が危ぶまれたが、何のことはない。夜が明けてみれば、すがすがしく晴れ渡った青空。森林作業にはもってこいの日和となった。高井戸中がテスト期間のため参加は51名といつもより少なめだが、フォレストノバが早稲田や東京農大の学生を呼びよせたため、若者の割合が圧倒的になっている。そのせいで我々おじさんたちの影がこのところ薄くなりつつあり、へたをすると若者に嵐山をのっとられるのではとの危惧も。しかし、若い人たちにのっとられるならそれもよかろうと、この山に来るおじさんたちはいたって寛容なのである。
さて、今日は東海大附属高輪台高校の久米あずさ先生、高校3年生の古谷優佳さんが初参加。久米先生は生物がご専門で、来る11月に嵐山で行われる森林環境学習の下見のため、古谷さんは自然が好きで、自然のことを学びたいとの理由から。奇しくも元高輪台高の鈴木先生から紹介されての来訪である。
という訳で、午前中はこのお二人とトレカーサ工事(地元工務店)の藤澤さんを加えた3名の森案内をするのが私の役目となる。生命の森宣言東京の管理する森を抜け、眺めのきく嵐山の肩へ。ここで「せっかくだから天辺まで行きましょう。富士山が見えるかもしれないし」との合意が成立。山頂では残念ながら富士は雲に姿を隠していたものの、眼下の相模湖から遠く南大菩薩までの大きな展望を得ることができ、一同満足。先着していたフォレストノバの森林散策グループと一緒に「はい、チーズ」。
午後。なみすけの森の植生調査に向かう前に森林整備班の作業現場に立ち寄る。久米先生も一緒。「ぜひ写真を撮ってくれ」と石井さんが自慢げにいうだけあって見事な木道が完成しつつあった。これは人が歩く木道ではなく、以前に木林士(伐採のスペシャリスト)に間伐してもらった材を滑り降ろすためのもの。「立派ですね。この写真はニュースレターの巻頭になるかも」と、思わず整備班メンバーに期待を持たせる言葉を残してしまったが、さてどうなるやら。
なみすけの森では宮村さん、望星高校の佐藤先生たちと合流して植生調査の開始。施業後の下層植生の変化を記録するのが目的だ。急な斜面を歩きながら植物名を逐一記録していった結果、何と90種以上が確認できた。高井戸中が手を入れる以前は真っ暗で、ろくに草も生えていない荒れ果てた森が今では見違えるよう。植物の復元力もすごいが、森をここまで育てあげた中学生パワーはもっとすごい。改めて感服した次第である。
いつもはニュースレターのための取材にまわる私だが、今日は午前、午後とも久々に働いた気分になった(口を動かしていただけですが)。そのため仮り置き場建設に使う柱のほぞ穴づくりやお花畑班の草刈り、ノバの木工作業はほとんど見られず仕舞いになってしまったが、終礼時のメンバーの笑顔は作業の様子をよく物語っている。久米先生、そして午後の木工作業ですっかりノバに溶け込んだ古谷さんの両名からも「また来ていいですか?」のひと言。もちろん。おじさんたちは大歓迎です。
さて、今日は東海大附属高輪台高校の久米あずさ先生、高校3年生の古谷優佳さんが初参加。久米先生は生物がご専門で、来る11月に嵐山で行われる森林環境学習の下見のため、古谷さんは自然が好きで、自然のことを学びたいとの理由から。奇しくも元高輪台高の鈴木先生から紹介されての来訪である。
という訳で、午前中はこのお二人とトレカーサ工事(地元工務店)の藤澤さんを加えた3名の森案内をするのが私の役目となる。生命の森宣言東京の管理する森を抜け、眺めのきく嵐山の肩へ。ここで「せっかくだから天辺まで行きましょう。富士山が見えるかもしれないし」との合意が成立。山頂では残念ながら富士は雲に姿を隠していたものの、眼下の相模湖から遠く南大菩薩までの大きな展望を得ることができ、一同満足。先着していたフォレストノバの森林散策グループと一緒に「はい、チーズ」。
午後。なみすけの森の植生調査に向かう前に森林整備班の作業現場に立ち寄る。久米先生も一緒。「ぜひ写真を撮ってくれ」と石井さんが自慢げにいうだけあって見事な木道が完成しつつあった。これは人が歩く木道ではなく、以前に木林士(伐採のスペシャリスト)に間伐してもらった材を滑り降ろすためのもの。「立派ですね。この写真はニュースレターの巻頭になるかも」と、思わず整備班メンバーに期待を持たせる言葉を残してしまったが、さてどうなるやら。
なみすけの森では宮村さん、望星高校の佐藤先生たちと合流して植生調査の開始。施業後の下層植生の変化を記録するのが目的だ。急な斜面を歩きながら植物名を逐一記録していった結果、何と90種以上が確認できた。高井戸中が手を入れる以前は真っ暗で、ろくに草も生えていない荒れ果てた森が今では見違えるよう。植物の復元力もすごいが、森をここまで育てあげた中学生パワーはもっとすごい。改めて感服した次第である。
いつもはニュースレターのための取材にまわる私だが、今日は午前、午後とも久々に働いた気分になった(口を動かしていただけですが)。そのため仮り置き場建設に使う柱のほぞ穴づくりやお花畑班の草刈り、ノバの木工作業はほとんど見られず仕舞いになってしまったが、終礼時のメンバーの笑顔は作業の様子をよく物語っている。久米先生、そして午後の木工作業ですっかりノバに溶け込んだ古谷さんの両名からも「また来ていいですか?」のひと言。もちろん。おじさんたちは大歓迎です。