2014.08.17 Sunday
定例活動報告 第381回 (嵐山の森)
お盆が過ぎたばかりの日曜日。この日はなんとフォレストノバOBの神宮さん、斎藤さんの顔が相模湖駅にあった。お久しぶり。二人とも今はどちらも林業に関わる仕事を持つ立派な社会人となっている。今日もよいことがありそうな予感が…。
基地周辺ではノカンゾウやサルスベリの花が夏を彩っている。53名の参加者はその花に囲まれて朝の体操。その後、それぞれの班に分かれて活動を開始する。
森林整備班は林業のプロ・木林士が伐り倒してくれた材をどのように降ろすかの方法を考え、その準備にかかる。お花畑班は今月も草取りに汗だく。大事なワラビやカンゾウを残しての作業だけに神経を使わなければならない。梅やコナラ、カツラの枝払いも行ったため、林床がずいぶんと明るくなった。
フォレストノバは木工と植生調査に分かれる。木工は来るクラフト教室のための準備と試作。これに初参加の東京農大森林総合科学科の学生3名が加わる。農大生は学園祭の神輿の飾りを作るためスギの輪切りに余念がない。植生調査はノバOBの神宮さんを含めた4名で数カ所設けたコドラートを再調査。私も途中から合流したが、彼女らの識別能力の進歩と変わらぬ熱心さには感服した次第。
昼食時にはいつものかどや食堂のスープに加え石村夫人手づくりのナスのナムルが振る舞われた。暑い夏にはもってこいのお惣菜だ。夫人は常に参加者のことを配慮してくださる。そんな心のこもったナムルの味が格別だったことはいうまでもない。
午後、高井戸中は午前に引き続き間伐を行う。OB数名も加わり、伐った材の径や長さを計測している。重くて運び出せないほどの大きな木も伐ったようで、中学生の若いパワーには舌を巻く。一方、基地では神宮さんとノバの望月さんが工作に熱中している。何かと思ったらムササビの家の新築だ。シンボルツリーであるサワラの木にあるムササビの家がだいぶ老朽化したためである。ムササビさんも幸せだなあと思いながら、私もほんの少しだけお手伝い。
さて、問題はこの家をどうやって備えつけるか。もとの家はずいぶんと高い所にある。ここで林業のエキスパート、斎藤OBの登場とあいなる。むかで梯子とロープを使い、まるでムササビのように軽やかに登っていく。望月さんのサポートもあり、終礼までにはめでたく設置完了。斎藤さん、さすがです!
本日も無事に活動を終了。だが、皆が帰った後にも高井戸中OBと宮村先生がずっと残り、ノコギリの刃を丁寧に交換してくれている姿があった。高井戸中OBとノバOB。卒業してもなお嵐山に来てくれる彼ら、彼女らの森に対する思いを強く感じた一日であった。
また、今回の地球環境部作業データはこちらのGISシステムから。
地球環境部作業データ
作業前後の様子をストリートビュー形式でGoogleMap上でも公開しています。
基地周辺ではノカンゾウやサルスベリの花が夏を彩っている。53名の参加者はその花に囲まれて朝の体操。その後、それぞれの班に分かれて活動を開始する。
森林整備班は林業のプロ・木林士が伐り倒してくれた材をどのように降ろすかの方法を考え、その準備にかかる。お花畑班は今月も草取りに汗だく。大事なワラビやカンゾウを残しての作業だけに神経を使わなければならない。梅やコナラ、カツラの枝払いも行ったため、林床がずいぶんと明るくなった。
フォレストノバは木工と植生調査に分かれる。木工は来るクラフト教室のための準備と試作。これに初参加の東京農大森林総合科学科の学生3名が加わる。農大生は学園祭の神輿の飾りを作るためスギの輪切りに余念がない。植生調査はノバOBの神宮さんを含めた4名で数カ所設けたコドラートを再調査。私も途中から合流したが、彼女らの識別能力の進歩と変わらぬ熱心さには感服した次第。
昼食時にはいつものかどや食堂のスープに加え石村夫人手づくりのナスのナムルが振る舞われた。暑い夏にはもってこいのお惣菜だ。夫人は常に参加者のことを配慮してくださる。そんな心のこもったナムルの味が格別だったことはいうまでもない。
午後、高井戸中は午前に引き続き間伐を行う。OB数名も加わり、伐った材の径や長さを計測している。重くて運び出せないほどの大きな木も伐ったようで、中学生の若いパワーには舌を巻く。一方、基地では神宮さんとノバの望月さんが工作に熱中している。何かと思ったらムササビの家の新築だ。シンボルツリーであるサワラの木にあるムササビの家がだいぶ老朽化したためである。ムササビさんも幸せだなあと思いながら、私もほんの少しだけお手伝い。
さて、問題はこの家をどうやって備えつけるか。もとの家はずいぶんと高い所にある。ここで林業のエキスパート、斎藤OBの登場とあいなる。むかで梯子とロープを使い、まるでムササビのように軽やかに登っていく。望月さんのサポートもあり、終礼までにはめでたく設置完了。斎藤さん、さすがです!
本日も無事に活動を終了。だが、皆が帰った後にも高井戸中OBと宮村先生がずっと残り、ノコギリの刃を丁寧に交換してくれている姿があった。高井戸中OBとノバOB。卒業してもなお嵐山に来てくれる彼ら、彼女らの森に対する思いを強く感じた一日であった。
また、今回の地球環境部作業データはこちらのGISシステムから。
地球環境部作業データ
作業前後の様子をストリートビュー形式でGoogleMap上でも公開しています。