月2回の定例活動など、緑のダム北相模のさまざまな活動を紹介しています。
定例活動報告 第368回 (嵐山の森)
 JR中央線の電車が立川駅を過ぎ、やがて多摩川に差しかかろうとする頃、車窓からは富士が西丹沢の大室山を従えて白く高く聳えている。本年初の活動日にふさわしい好天。相模湖大橋から眺める嵐山の森はすっかり冬の装いだが、イイギリやナンテンの赤い実が山肌に小さなアクセントを加えている。参加69名。
 朝礼後、山主の鈴木さんと共に山の神様へ新年のご挨拶。二礼二拝一礼。「今年も事故なく無事に作業ができますように」。神様が動き始めるのは17日からとのことなので、願いは成就できそうだ。
 昨年に引き続き、やることは盛り沢山。お花畑班は主に剪定作業と丸茂班長持参のバラの苗を植え込む予定。生命の森宣言・東京は初参加者のための林内視察とボサ刈り。高井戸中は新年の儀式としてヒノキを1本伐り倒した後、枝打ち作業へ。久々に若い声が森に返ってきた。森林整備班の石井さん、小林さんがサポート役。フォレストノバは淺野君が先頭に立ち、大月短大の学生さん達を案内しながら森の解説を行っている。
 さて、斎藤体験学校長率いる木工班は仮置き場の柱と作業台づくりのための材を森から搬出する。が、これがなかなかの重労働になってしまった。大の男5、6人がかりでも悪戦苦闘。私も少しだけ参加したが、返って邪魔になってしまったかも知れない。
 仮置き場の作業は午後からも続く。仮置き場は嵐山で伐った材を自然乾燥させ有効利用するためには欠かすことのできない施設である。完成するまでにはまだまだ時間がかかるだろうが、伝統工法での組み立てということもあり、どのように推移していくかが本当に楽しみである。先月から準備していた土台に砂利を敷き、それを固めてコンクリートブロックを置く。本日の作業はここまで。
 ノバと大月短大チームは間伐体験。モマ工房近くの森での作業だ。新年早々掛かり木になるのは避けたいとの思いから、メンバーは慎重に事を進める。その甲斐あって見事に伐倒。短大生も新鮮な感動を覚えたようである。
 活動後の新年会は例年通り相模湖交流センターで行われた。和気あいあいとした雰囲気、笑いの中にも各自が今年の抱負をきっぱりと語る。緑のダムのさらなる飛躍が期待できそうな予感を得た一日である。

| kitasagami | 森をつくる、定例報告(相模湖・嵐山の森) | 23:57 | - | - |





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