2013.12.15 Sunday
定例活動報告 第367回 (嵐山の森)
本年を締め括るにふさわしい好天。山主である鈴木さん宅の柿の実が青い空に映えている。参加59名。今日は高井戸中学、望星高校の参加がなく寂しいが、日大に加え久しぶりに樋口先生率いる東京学芸大の参加があった。学芸大の学生達はフォレストノバに合流し、活動を共にする予定。若者同士の交流は見ていて微笑ましい。何かよいことがありそうな予感が。
お花畑班はすっかり葉の落ちた梅やサルスベリの剪定を行う。冬枯れのなかの地道な作業だが、来るべき季節の華やぎはこれにかかっているといってよい。
体験学校長の斎藤さんはカブトムシ牧場の管理と新設される材の仮置き場の基礎づくりの両方に関わらねばならず大忙し。牧場の方は「生命の森宣言東京」の佐藤さんや森林整備班・小林さんの協力もあり、幼虫の餌となるクリの葉を大量投入。来年にはきっと沢山の成虫が羽化することだろう。
一方の学生達。こちらはノバの淺野君がリーダーとなり、歩きながらカブトムシ牧場や森の解説を行っている。丁寧な話しぶりに皆熱心に聞き入っている様子。その後はノバの森へ向かい、間伐と植生調査の仕方を学ぶ。間伐は淺野君、植生調査は望月さんが担当。
「このところ森もかなり間伐が進んで、倒しにくい木しか残っていないので…」そういっていた淺野君だったが、悪い予感が的中してしまった。掛かり木である。これを来年にまで持ち越しては掛かり木ならぬ気掛かりとなる。樹高もあり作業は難航したが、樋口先生の助言と人海戦術とでこの苦境を乗り切った。
さて、ハイライトは仮置き場の基礎工事。チェーンブロックを使い古い切り株6〜7本をやっとのことで惹き抜いてからは、柱を立てる場所の地面を掘り、杭を打つ。これが力の要るなかなか大変な作業なのだが、長谷川大工さん製作の杭打ち機の威力とメンバーの奮闘もあって何とか終了。こうすると土が締まり、土台が安定するそうだ。さらにその穴の中に粉砕機で割ったコンクリートのかけらを詰めていく。柱の安定と腐朽を防ぐためのもので、ノバの釜谷君も真剣に取り組んでいたが、本日の作業はここまで。伝統工法で建てられる仮置き場。完成までにはまだまだ時間がかかるだろうが、推移を見守っていきたいものである。
終礼後、石村ご夫妻手づくりの汁粉が振る舞われた。夕方になって日が陰ってきたこともあり、この一杯は参加者の身も心も温めてくれたことだろう。よいこととはこれだったか。
今年は幾度か雨に泣かされた日もあった。が、それでも会員の足は相模湖の駅に向かう。山への愛着、労働の喜び、相互の交流。これらが一体となった魅力がそうさせるのかも知れない。この一年、無事に活動ができたことを山の神様に感謝しつつ嵐山を後にした。
お花畑班はすっかり葉の落ちた梅やサルスベリの剪定を行う。冬枯れのなかの地道な作業だが、来るべき季節の華やぎはこれにかかっているといってよい。
体験学校長の斎藤さんはカブトムシ牧場の管理と新設される材の仮置き場の基礎づくりの両方に関わらねばならず大忙し。牧場の方は「生命の森宣言東京」の佐藤さんや森林整備班・小林さんの協力もあり、幼虫の餌となるクリの葉を大量投入。来年にはきっと沢山の成虫が羽化することだろう。
一方の学生達。こちらはノバの淺野君がリーダーとなり、歩きながらカブトムシ牧場や森の解説を行っている。丁寧な話しぶりに皆熱心に聞き入っている様子。その後はノバの森へ向かい、間伐と植生調査の仕方を学ぶ。間伐は淺野君、植生調査は望月さんが担当。
「このところ森もかなり間伐が進んで、倒しにくい木しか残っていないので…」そういっていた淺野君だったが、悪い予感が的中してしまった。掛かり木である。これを来年にまで持ち越しては掛かり木ならぬ気掛かりとなる。樹高もあり作業は難航したが、樋口先生の助言と人海戦術とでこの苦境を乗り切った。
さて、ハイライトは仮置き場の基礎工事。チェーンブロックを使い古い切り株6〜7本をやっとのことで惹き抜いてからは、柱を立てる場所の地面を掘り、杭を打つ。これが力の要るなかなか大変な作業なのだが、長谷川大工さん製作の杭打ち機の威力とメンバーの奮闘もあって何とか終了。こうすると土が締まり、土台が安定するそうだ。さらにその穴の中に粉砕機で割ったコンクリートのかけらを詰めていく。柱の安定と腐朽を防ぐためのもので、ノバの釜谷君も真剣に取り組んでいたが、本日の作業はここまで。伝統工法で建てられる仮置き場。完成までにはまだまだ時間がかかるだろうが、推移を見守っていきたいものである。
終礼後、石村ご夫妻手づくりの汁粉が振る舞われた。夕方になって日が陰ってきたこともあり、この一杯は参加者の身も心も温めてくれたことだろう。よいこととはこれだったか。
今年は幾度か雨に泣かされた日もあった。が、それでも会員の足は相模湖の駅に向かう。山への愛着、労働の喜び、相互の交流。これらが一体となった魅力がそうさせるのかも知れない。この一年、無事に活動ができたことを山の神様に感謝しつつ嵐山を後にした。