2013.11.17 Sunday
定例活動報告 第365回 (嵐山の森)
朝から晴れ。こんなにすっきりとした活動日を迎えるのは3ヶ月ぶりのことだ。雨にもめげない緑のダムのメンバーではあるが、やはり好天に越したことはない。参加58名。
久々の山仕事とあって今日の作業は盛り沢山。お花畑班はフォレストノバの手伝いもあり放射線量の測定を担当する。昨年も行った調査ではあるが、果たして今年はどのような数値が出てくるのか、気になるところだ。
生命の森宣言東京は担当区画での間伐とボサ刈り、高井戸中と望星高校は毎木調査を行っている。久々に参加の養蜂班・黒川さんは「ミツバチはスズメバチのおかげで全滅してしまいました。4月から再スタートです」とのこと。
森林整備班は寺跡付近で、東電とNTTが設置した電線に掛かりそうな木々の伐採に取り掛かる。フェイリングレバーという新兵器を用いたことにより倒れる向きを調整できたため、何とか電線を切らずに済んだ模様。
今日のハイライトは山から搬出した材の仮置き場の着工準備である。伝統工法にこだわる大工の長谷川さん、体験学校長・斎藤さんの指示に従い、土台の基準線を測る。傾斜地であるため、パイプに水を入れての「水盛り」という作業で水平位置を決めていくが、慣れないこと故、そう順調には進まない。これにもノバのメンバー数人が加わった。斎藤さんいわく「いろいろな人に工法の実際を体験してほしい」。どんな仮置き場ができあがるのか、今から楽しみである。
私は九州・福岡からいらした松井さんという林業家の方を森へ案内。各班の作業見学や森の話で時はあっという間に過ぎていく。「せっかくだから嵐山の天辺まで行ってみましょう」。頂上からは北都留三山の向こうに南大菩薩の連嶺がたおやかな稜線を描いていた。
帰りは偶然にも、参加していた日大の女子学生たちと遭遇。せっかくなので通常ルートではない知る人ぞ知る急傾斜の小径を辿って下山することに。「楽しかった」とは日大生、生物多様性ならぬ「緑のダムの人材の多様性に驚きました」とは松井さんの弁。
ところで、放射線測定の結果は…。昨年の数値から半減し、自然界に存在する量とほぼ同じ程度に回復したとのこと。ということは、ここ嵐山も福島原発事故の影響を少なからず受けたことになる。原子力の怖さを改めて思う。
終礼時には秋の味覚である柿とナメコが振る舞われた。柿は石井さんが頑張って採集してくれたもの。ナメコは一昨年につくったほだ木から大量発生したものだ。解散するや否や、多くの参加者がナメコめがけて殺到し、あっという間に売り切れてしまった。松井さんも九州へのお土産にお持ち帰り。でも、あれって本当にナメコ? 次回、みな無事に顔を合わせることを祈るばかりである。
ふだんは地道な森林活動にいそしんでいるメンバーではあるが、たまにはこんなご褒美があってもよいだろう。
一方、11月の定例活動に定期試験のため参加できなかった高井戸中地球環境部は12月1日に
臨時活動を行いました。まだまだ危なっかしい場面もありますが、目標本数を目指し、間伐を進めています。
久々の山仕事とあって今日の作業は盛り沢山。お花畑班はフォレストノバの手伝いもあり放射線量の測定を担当する。昨年も行った調査ではあるが、果たして今年はどのような数値が出てくるのか、気になるところだ。
生命の森宣言東京は担当区画での間伐とボサ刈り、高井戸中と望星高校は毎木調査を行っている。久々に参加の養蜂班・黒川さんは「ミツバチはスズメバチのおかげで全滅してしまいました。4月から再スタートです」とのこと。
森林整備班は寺跡付近で、東電とNTTが設置した電線に掛かりそうな木々の伐採に取り掛かる。フェイリングレバーという新兵器を用いたことにより倒れる向きを調整できたため、何とか電線を切らずに済んだ模様。
今日のハイライトは山から搬出した材の仮置き場の着工準備である。伝統工法にこだわる大工の長谷川さん、体験学校長・斎藤さんの指示に従い、土台の基準線を測る。傾斜地であるため、パイプに水を入れての「水盛り」という作業で水平位置を決めていくが、慣れないこと故、そう順調には進まない。これにもノバのメンバー数人が加わった。斎藤さんいわく「いろいろな人に工法の実際を体験してほしい」。どんな仮置き場ができあがるのか、今から楽しみである。
私は九州・福岡からいらした松井さんという林業家の方を森へ案内。各班の作業見学や森の話で時はあっという間に過ぎていく。「せっかくだから嵐山の天辺まで行ってみましょう」。頂上からは北都留三山の向こうに南大菩薩の連嶺がたおやかな稜線を描いていた。
帰りは偶然にも、参加していた日大の女子学生たちと遭遇。せっかくなので通常ルートではない知る人ぞ知る急傾斜の小径を辿って下山することに。「楽しかった」とは日大生、生物多様性ならぬ「緑のダムの人材の多様性に驚きました」とは松井さんの弁。
ところで、放射線測定の結果は…。昨年の数値から半減し、自然界に存在する量とほぼ同じ程度に回復したとのこと。ということは、ここ嵐山も福島原発事故の影響を少なからず受けたことになる。原子力の怖さを改めて思う。
終礼時には秋の味覚である柿とナメコが振る舞われた。柿は石井さんが頑張って採集してくれたもの。ナメコは一昨年につくったほだ木から大量発生したものだ。解散するや否や、多くの参加者がナメコめがけて殺到し、あっという間に売り切れてしまった。松井さんも九州へのお土産にお持ち帰り。でも、あれって本当にナメコ? 次回、みな無事に顔を合わせることを祈るばかりである。
ふだんは地道な森林活動にいそしんでいるメンバーではあるが、たまにはこんなご褒美があってもよいだろう。
一方、11月の定例活動に定期試験のため参加できなかった高井戸中地球環境部は12月1日に
臨時活動を行いました。まだまだ危なっかしい場面もありますが、目標本数を目指し、間伐を進めています。