月2回の定例活動など、緑のダム北相模のさまざまな活動を紹介しています。
自然・文化がある幸せを次世代へ:森林と水と文化・まなびのエコステーション【写真編】
2013年8月14日から24日まで国連大1F地球環境パートナーシッププラザにて行われた
「自然・文化がある幸せを次世代へ:森林と水と文化・まなびのエコステーション」の様子をご報告します。
このイベントは上智大学アジア人材養成研究センター、NPO織の海道実行委員会、本会主催、
杉並区立高井戸中学校、宮古島市協力で開催しました。


今回の会場は、青山国連大学1階、地球環境パートーナーシッププラザGEOCです。


初日からザンビア大使館から見学に来ていただき、国際交流をしました。
もちろん英語ですので、ASF(オールソフィアンズフェスティバル)でもお世話になっている冨田さんに通訳をしていただきました。


宮古島からも観光課の方に来ていただき、宮古島の説明をしていただきました。


初日からですが、記念撮影を。


会場では、アンコールワット、宮古島、本会の展示に加え、とりあえずの
積み木スペースがあります。最終的にはアンコールワットができますが
当面は子どもたちが自由にアンコール遺跡群をイメージした「塔」が
作っては壊され、作っては壊されています。
すぐ隣に子どもの城があるせいか、小さなお子様連れの来場者に終日途絶えることなく
来ていただけました。


会場はガラス張りなのですが、外から一番目立つ角に即興のアンコールワットを
作っています。この素敵なライティングはGEOCのスタッフの方のはからいで。


土曜日に開催されるファーマーズマーケットのときのみ、会場外にも
アンコールワットを作ることができました。この時点で3つめのアンコールワットです。


本会の展示スペースより。
活動紹介パネルに加え、これまた即興の東京駅駅舎ドーム部分。


今回のイベントは自然・文化がある幸せ、がテーマです。
森に通う子どもたちが自分たちが森と関わってどのような幸せを感じているかについて
作ってもらったポスター。一人一人森との関わりを真剣に考え、
また活動が「幸せ」につながっていることを感じているようです。


メインスペースではいよいよ本番用アンコールワットの制作が始まりました。
ただし、次の日来てみると壊されている(悪気のない子どもたちによって)
、、、なんてこともありました。
作っては壊し、作っては壊し、本当に根気のいる作業です。


メインイベントの一つであるビジュアルミニッツ講演の様子。
上智大阿部さん、本会宮村の話に合わせて、アートファシリテーターの福井さんが
横5mはあるポスターを完成させていきます。


上智大阿部さんの講演から。
遺跡そのものだけでなく、その周辺に住んでいる人々の暮らし、文化を守っていくこと
その幸せをつなげていくこと、についてお話しいただきました。
詳細は映像編をご覧ください。


アートファシリテーターの福井さん。
あっという間に書き上げてしまう姿に歓声があがっていました。


ビジュアルミニッツ後半は本会宮村より。
人工林の抱える問題、いま必要な作業、その中で子どもたちが
感じているやりがい、達成感、充実感を環境教育という視点から、また
森の文化は日本の文化そのものであったこと、をお話させていただきました。


積み木のアンコールワットのほうも本気モードです。イベントも残り3日です。


中央塔を少し誇張して作ることになり、そのバランスを遠目から見て相談中。


納得できる形になるまで何度も組み直していた姿が印象的でした。
せっかくできた、と思ってもふと違う角度から見ると、、、なんていう繰り返し。


完成が近づいてくると、難しいのは完成度を上げることそのものよりも、
「壊さないように」作業を続けること。
焦って積んでもいいことはありません。壊してしまうと大幅な時間ロスに。


今回はアンコールワットではなく、アンコール遺跡群を作ることを目標にしています。
アンコールワットそのものの目処がついた時点で周辺にその他の遺跡をイメージした
積み木をつくっていきます。


そんなこんなで最終日にいよいよ完成しました。
後ろの特大ポスターともマッチしています。
会期中、本当に多くの方にご来場いただき、多くのボランティアスタッフのみなさまの
ご協力をいただきました。
ありがとうございました。

完成したアンコール遺跡群をご紹介。






最終日にはイベントフィナーレとして上智大アジア文化研究所遠藤先生に
ご講演いただきました。こちらも会場満員の講演になりました。
詳細は映像編をご覧ください。
| kitasagami | 森をつなぐ | 21:19 | - | - |
自然・文化がある幸せを次世代へ:森林と水と文化・まなびのエコステーション【映像編】
2013年8月14日から24日まで国連大1F地球環境パートナーシッププラザにて行われた
「自然・文化がある幸せを次世代へ:森林と水と文化・まなびのエコステーション」の様子を映像でご報告します。
このイベントは上智大学アジア人材養成研究センター、NPO織の海道実行委員会、本会主催、
杉並区立高井戸中学校、宮古島市協力で開催しました。


8/17、ビジュアルミニッツ講演前半:文化がある幸せを次世代へ(上智大学アジア人材養成研究センター阿部さん)


8/17、ビジュアルミニッツ講演後半:森がある幸せを次世代へ(本会理事宮村)


8/17、ビジュアルミニッツ講演まとめ:ビジュアルミニッツアート(アートファシリテーター福井さん)


8/17、ビジュアルミニッツアート:制作アートファシリテーター福井さん、織の海道上村さん


アンコールワットができるまで、200倍速にて撮影しています


8/24、ビジュアルミニッツアート:カンボジア村落の生活、上智大学アジア文化研究所遠藤先生


高井戸中学校地球環境部、活動紹介ビデオ
| kitasagami | 森をつなぐ | 21:03 | - | - |
定例活動報告 第359回 (嵐山の森)
 お盆を過ぎたというのに猛暑が続く。人も草花もしおれ気味だが、サルスベリ(百日紅)だけは鮮やかなピンクの花を勢いよく夏空に向けている。夏休みということもあり、今日は学生たちの参加が少なく総勢43名。これでもかなりの人数なのだが、このところずっと70名を超えていたため、何となく少ないように思えてしまう。

 朝礼では川田さんから水分補給の注意があった。今年は日本各地で大勢の熱中症患者が出ている。森の中はいくらか気温は下がるものの、それでも注意を怠ってはならない。石村夫人持参の梅干をほおばり塩分補給をしてから、いざ作業へ。

 お花畑班は草むしりと樹木の剪定(日向なので気をつけよう!)。高井戸中は望星の森のナンバリングに出かけた模様。川田さんはフォレストノバの治田君、ノバOBの滝澤君らと材の仮置き場予定地の地拵え。さて、特筆すべきは森林整備班である。基地のシンボル・ツリーとなっているサワラの木の保護柵をつくり始める。根元を踏み固めて木を傷めることのないようにとの配慮からではあるが、これがただの保護柵ではなかった。杭にドリルで穴をあけ、そこにトラロープを通して亀甲形に柵を張る。正面には緑のダムの堂々たる看板。よく見れば、その天辺には桧皮葺の小さな屋根まで載っている。凝りに凝った保護柵でサワラもさぞかし嬉しかろうが、大の男数人での一日がかりの仕事になってしまった。「よくそんなに凝る暇がありましたねー」と会員から称賛(皮肉?)の声も。

 お昼は冷汁に差し入れのキムチと水キムチ。こんな日には有り難い。しばしくつろいでから午後の作業へ。私はフォレストノバと植生調査。ノカンゾウ、シシウド、ミズタマソウにゲンノショウコ…。基地から養蜂場までの道沿いに見られる主な植物をチェックしながら、それらの植物についての話を少々。ノバのメンバーは熱心にメモを取ったりカメラに収めたりと、いつもながら頭が下がる。いずれは「嵐山植物図鑑」をつくりたいと意欲満々。途中、日大を退官された櫻井先生が加わってからはナナフシやバッタ類、果てはカビに侵されたカミキリムシまで現れて場は大いに盛り上がった次第である。

 病気もなく怪我もなく、ボチボチと、しかし確実に歩を進めることができた今日一日。嵐山の材を使った手作りのまな板を持つ高井戸中学生の満足げな表情が印象的だった。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(相模湖・嵐山の森) | 22:48 | - | - |
定例活動報告 第358回 (小原本陣の森)
 8月に入り学校も夏休みを迎えて最初の活動となったのが今回の小原本陣の森での定例活動でした。実家に帰省している人も多く、Forest Nova☆からの参加者は7人でした。今回の活動は僕たちがいつも整備を行っていた径路の整備補修点検がほぼ終了したので、緑のダム北相模の方と一緒に孫山のハイキングコースを歩きながら、そのコースの整備点検を行いました。また同日、嵐山の方では木工班が作業を進めていました。

 径路班では、まずハイキングコースの出入り口は雑草が生い茂っていて出入り口とは言い難い状況にあったので、その出入り口がある程度目立つように雑草を刈ることから作業は始まりました。しばらく進むと、木に蔦や蔓がたくさん巻き付いている地点に着きました。そこで、前回の活動内で緑のダムの川田さんから教わった蔓の撤去方法を実践しました。そこからさらに雑草を刈っていきながら進み、丁度ハイキングコースの3分の1にあたる場所に古い祠があり、そこからすばらしい景色を見ることができました。定例活動場所である嵐山も見ることができました。その後、午後も引き続き整備点検を行っていくと、今度は腐ったままの立ち木がハイキングコースの脇に点在している地点にたどり着きました。腐った木が倒れると危険なので除伐を行ったのですが、木を伐る道具が不足していたため作業はとても大変でした。しかし、登山者の安全を守るためと手鋸一本で腐った木を伐り倒していきました。作業を終えたそこには大きな達成感と沢山の切り株が残りました。その日は孫山山頂までの道を点検整備できました。嵐山で作業をする木工班では大工の長谷川さん、緑のダム松尾さんと斉藤さんとForestNova☆の治田4人で、材置き場の設計についての話しや、長谷川さんの家の作業場で伝統工法について学び、材置き場の作り方についての技術的な話をたくさんしました。その後モマ工房の掃除をし、今後製材に取り組むための準備をしました。

 今回の活動で初めてハイキングコースを整備し、僕たちが整備した森を歩く人たちが気持ちよくハイキングができるようになれたらな、と考えながら整備しました。今後もその気持ちを忘れずにハイキングコースの整備を行っていきたいと思います。また、材置き場の計画をForestNova☆も混ぜてくれて嬉しかったです。今後も一緒に材置き場について計画・施工して、素晴らしい材置き場を完成させたいと思います。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(小原本陣の森) | 22:46 | - | - |
【イベント告知】自然・文化がある幸せを次世代へ:森林と水と文化・まなびのエコステーション
8月14日水曜から24日土曜まで、国連大1F地球環境パートナーシッププラザにて上記イベントを開催します。
本会に加え、上智大学アジア人材養成研究センターNPO織の海道実行委員会の共催、
協力:杉並区立高井戸中学校地球環境部、宮古島市で行います。
本会の積み木を使用したアンコールワットを参加型でつくるイベント、活動内容の展示に加え、
17日土曜日には講演内容をその場にアートにしていくビジュアルミニッツ講演(上智大阿部さん、本会宮村、アートファシリテーター福井さん)、
24日土曜日には、上智大遠藤先生の講演も予定しています。ぜひお越し下さい。



イベント詳細についてはこちらから。
印刷用PDFはこちらから。
| kitasagami | 間伐材の積み木の取組み | 20:02 | - | - |





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