2013.07.21 Sunday
定例活動報告 第357回 (嵐山の森)
ヤマユリ、ノカンゾウ、オオバギボウシ…。春の楚々とした花とはうって変わり、大きくて目立つ花々が夏の陽を受け、嵐山の森に彩りを添えている。
参加者95名。このところ少ない時でも70名を下らない。その過半が若者たちというのもいつものことである。今回は久しぶりに早稲田大学・金山教室の学生が加わる。男女それぞれ2名ずつだが、うち3名はレスリング部、1名はフェンシング部という筋金入りの体育会系。重量級と思われる大柄な男子は全日本クラスで、かつて「霊長類最強」と呼ばれたロシアのアレキサンドル・カレリン(伝説のレスリング選手です)に先日会ったそうである。材運びが予定されていることもあり、頼もしいことこの上なし。そうそう、川田さんや私の所属する全国森林インストラクター神奈川会(JFIK)からも鈴木哲平さんが参加。鈴木さんは現在、横須賀三浦地域の林業普及指導員。担当地域には森林組合もなければ、林業事業自体もなく、そんな中で自分に何ができるかを探っている状況なのだそうである。
さて、今日は材降ろし、皮むきを初め、木工作業、間伐体験、植生調査、生垣づくり・剪定と、いつになく盛り沢山のメニューが揃っている。老若男女、各グループ入り混じっての共同作業となる気配だ。
いつもは写真係の私もこの日ばかりはさすがにのんびりしている訳にはいかず、さっそく金山教室の学生と森を歩くことに。木や森の大切さを中心にお話ししたのだが、途中、金山先生から「これの説明をしてください」との要望が。見ればシダ植物ではないか。ちょっと嬉しくなってその生態と進化というマニアックな領域にまで足を踏み込むことになってしまった。果たしてよかったのだろうか? 彼らはその後、森林整備班・石井さんの指導のもと間伐体験を無事に終了。
体験学校長の斎藤さんは仮置き場用の材降ろしや皮むきの指導に大わらわ。高井戸中の生徒が大勢で「なみすけの森」から運んできた材を森林整備班が玉切りし、皆で皮をむく。今の時期が皮むきには最適らしい。先述した鈴木さんもこの作業に加わっている模様。
お昼には冷汁が待っていた。作業でほてった参加者の身体をねぎらおうと石村夫人がご自宅から大量の氷を持参して、かどや食堂のスープを冷やしてくださった。いつもながら頭がさがる。
午後からはフォレストノバが製材を始めたため、いつもは人の少ない「MOMA工房」周辺が俄然活気を帯びてきた。これに高井戸中が合流。傍らではノバや早稲田の学生たちがせっせと皮むき。賑やかにならない訳がない。
高井戸中の別動隊と望星高校は「望星の森」の植生調査。1m四方の区画(コドラート)を上、中、下段の3箇所にそれぞれ3つずつ設け、図鑑を片手に同定を行う。だが、慣れないと難しいのがこの作業。「望星の森植物図鑑」には載っていないものもあるため、私も少しだけ協力。苦労はしたものの終礼までには完了したようである。
予想通り、各グループが入り混じることになった今日の活動。いつも以上に熱気を感じたのは私だけではないだろう。やはり嵐山は「里山交流の場」なのである。
ForestNovaの森では、OBの方々も集まり、全力で森を整備します!
今回の活動は、夏休みに予定している子どもたちとの環境教育に向けてのリハーサルと、間伐です。
現場で実際に活動しているからこそ、より多くのことを伝えられます。
また、お花畑班の活動の様子もご覧頂けます。
望星の森では、昨年秋に実施したトチノキの枝打ちによる効果を確認するための植生調査を行いました。2005、2006,2007年に植樹した区画をさらに3つにわけ(映像内ではABC)、その平均を取り、枝打ちを行った2005年を比較します。
一方、地球環境部はいよいよ間伐材の搬出を行い、作業工房へ「力技」で持ち込んでいます。これまで4mに玉切りしてきましたが、今回のプロジェクトの目的である「まな板」には不必要な長さであることから、重くて運べないものは半分にしています。さらに皮むき、ForestNovaに指導してもらっての簡易製材にも挑戦しています。
参加者95名。このところ少ない時でも70名を下らない。その過半が若者たちというのもいつものことである。今回は久しぶりに早稲田大学・金山教室の学生が加わる。男女それぞれ2名ずつだが、うち3名はレスリング部、1名はフェンシング部という筋金入りの体育会系。重量級と思われる大柄な男子は全日本クラスで、かつて「霊長類最強」と呼ばれたロシアのアレキサンドル・カレリン(伝説のレスリング選手です)に先日会ったそうである。材運びが予定されていることもあり、頼もしいことこの上なし。そうそう、川田さんや私の所属する全国森林インストラクター神奈川会(JFIK)からも鈴木哲平さんが参加。鈴木さんは現在、横須賀三浦地域の林業普及指導員。担当地域には森林組合もなければ、林業事業自体もなく、そんな中で自分に何ができるかを探っている状況なのだそうである。
さて、今日は材降ろし、皮むきを初め、木工作業、間伐体験、植生調査、生垣づくり・剪定と、いつになく盛り沢山のメニューが揃っている。老若男女、各グループ入り混じっての共同作業となる気配だ。
いつもは写真係の私もこの日ばかりはさすがにのんびりしている訳にはいかず、さっそく金山教室の学生と森を歩くことに。木や森の大切さを中心にお話ししたのだが、途中、金山先生から「これの説明をしてください」との要望が。見ればシダ植物ではないか。ちょっと嬉しくなってその生態と進化というマニアックな領域にまで足を踏み込むことになってしまった。果たしてよかったのだろうか? 彼らはその後、森林整備班・石井さんの指導のもと間伐体験を無事に終了。
体験学校長の斎藤さんは仮置き場用の材降ろしや皮むきの指導に大わらわ。高井戸中の生徒が大勢で「なみすけの森」から運んできた材を森林整備班が玉切りし、皆で皮をむく。今の時期が皮むきには最適らしい。先述した鈴木さんもこの作業に加わっている模様。
お昼には冷汁が待っていた。作業でほてった参加者の身体をねぎらおうと石村夫人がご自宅から大量の氷を持参して、かどや食堂のスープを冷やしてくださった。いつもながら頭がさがる。
午後からはフォレストノバが製材を始めたため、いつもは人の少ない「MOMA工房」周辺が俄然活気を帯びてきた。これに高井戸中が合流。傍らではノバや早稲田の学生たちがせっせと皮むき。賑やかにならない訳がない。
高井戸中の別動隊と望星高校は「望星の森」の植生調査。1m四方の区画(コドラート)を上、中、下段の3箇所にそれぞれ3つずつ設け、図鑑を片手に同定を行う。だが、慣れないと難しいのがこの作業。「望星の森植物図鑑」には載っていないものもあるため、私も少しだけ協力。苦労はしたものの終礼までには完了したようである。
予想通り、各グループが入り混じることになった今日の活動。いつも以上に熱気を感じたのは私だけではないだろう。やはり嵐山は「里山交流の場」なのである。
ForestNovaの森では、OBの方々も集まり、全力で森を整備します!
今回の活動は、夏休みに予定している子どもたちとの環境教育に向けてのリハーサルと、間伐です。
現場で実際に活動しているからこそ、より多くのことを伝えられます。
また、お花畑班の活動の様子もご覧頂けます。
望星の森では、昨年秋に実施したトチノキの枝打ちによる効果を確認するための植生調査を行いました。2005、2006,2007年に植樹した区画をさらに3つにわけ(映像内ではABC)、その平均を取り、枝打ちを行った2005年を比較します。
一方、地球環境部はいよいよ間伐材の搬出を行い、作業工房へ「力技」で持ち込んでいます。これまで4mに玉切りしてきましたが、今回のプロジェクトの目的である「まな板」には不必要な長さであることから、重くて運べないものは半分にしています。さらに皮むき、ForestNovaに指導してもらっての簡易製材にも挑戦しています。