2013.03.17 Sunday
定例活動報告 第350回 (嵐山の森)
この日、いつものように「ホリデー快速河口湖行」に乗ったまではよかったが、春眠暁を覚えず。山梨県の四方津まで寝過ごしてしまった。慌てて登り線に乗り換えたものの、朝礼には遅れる大失態。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
さて、栗畑や基地周辺ではフキノトウやアオイスミレの花が開き、カンゾウの若葉が春の訪れを喜ぶかのように揃って万歳をしている。県北嵐山にもようやくまた春が訪れた。今日は恒例のお茶会、大日本山林会・箕輪会長提案の森の囲碁大会、井伊会員の詩吟などイベントが盛り沢山。楽しい初春の一日になりそうである。参加者は61名。
午前中、森林整備班は山主・鈴木さん所有のスギ巨木林の下刈り・つる切りを行う。植栽されたケヤキやモミジ、サクラなどを伐らないようにテープで印をつけていくのが私の役割。しかし、植栽木は人の背丈を超えているものが多く、誤って伐ることはなさそうだとしばらくしてから判断。ということで、いざ囲碁大会会場へ。
梅の花に囲まれた会場ではすでに箕輪会長と伊藤さんとの対局が始まっていた。しかし、よく見てみれば対局というより教えを乞うている様子。どちらがって?もちろん伊藤さんです。
箕輪会長は何せアマ七段の実力の持ち主。普通の碁打ちでは到底太刀打ちできるはずがない。「囲碁は自然の摂理そのもの、この小さな方形の中に宇宙がある」と石の配置、次に打つ手を森林を喩えに丁寧に話される。そばにはこれも達人・近藤さん(川田さんの中学時代の先輩)が着席され、箕輪会長とかつての名人同士の有名な棋譜を、実際に石を打ちながら「ここは最初の悪手です」「これが二番目の悪手。名人同士の戦いで二回もミスをしたら勝てませんね」などと互いに納得し合っている。私にはさっぱり分からないが、あんな複雑な局面をよく正確に覚えていられるもの。神わざというしかない。
昼休みにはお待ち兼ね、井伊さんの詩吟だ。吟ずるのは「寒梅」、作者は新島襄(同志社大の創設者)。「庭上の一寒梅 笑って風雪を侵して開く 争わず又力めず 自ら百花の魁を占む」。言葉はちょっと難しいが、解説付きのプリントが配られたので分かりやすい。朗々たる声が森に響く。
その後はいよいよお茶会の始まり。咲き香る梅の樹下での一服の茶はひとときの安らぎをもたらしてくれる。老若問わず、メンバーの顔も心なしかほころんでいるよう。春の陽があたる枯れ葉の上ではテングチョウがゆったりと翅を休めていた。
森林散策をしながら施業計画を立てたり、相模原市さくら祭出店の準備をしたりと今日も忙しかったフォレストノバ。掛かり木をつくってしまいながらもなんとか無事に間伐作業を終えた高井戸中。若者たちの元気な姿はいつも私たちに刺激と活力を与えてくれる。
この日はカブトムシ牧場にある落ち葉の天地返しが完了し、お花畑にも立派な堀と橋が出来あがった。帰りにはカンゾウの若葉を摘んでいく人もちらほら。これからますます山仕事が楽しくなってきそうな季節である。
今回は高井戸中学地球環境部の活動の様子です。間伐のために周辺を除伐していきます。班ごとに分かれ各々間伐を進めていきます。ところが、直径40センチ、高さ30mを超えるスギを間伐しようとしたところ、見事に掛かり木になってしまいました。中学生、その若さで引っぱり倒そうとしますが、なかなか倒れずベテランスタッフ4人の力を借りて間伐を完了しました。さらに4月に行われる相模原市民桜まつりで使う鋸引き体験用丸太の搬出も力技にて行いました。
肉体労働にも関わらず明るく声をかけあう若者の様子がご覧頂けます。
さて、栗畑や基地周辺ではフキノトウやアオイスミレの花が開き、カンゾウの若葉が春の訪れを喜ぶかのように揃って万歳をしている。県北嵐山にもようやくまた春が訪れた。今日は恒例のお茶会、大日本山林会・箕輪会長提案の森の囲碁大会、井伊会員の詩吟などイベントが盛り沢山。楽しい初春の一日になりそうである。参加者は61名。
午前中、森林整備班は山主・鈴木さん所有のスギ巨木林の下刈り・つる切りを行う。植栽されたケヤキやモミジ、サクラなどを伐らないようにテープで印をつけていくのが私の役割。しかし、植栽木は人の背丈を超えているものが多く、誤って伐ることはなさそうだとしばらくしてから判断。ということで、いざ囲碁大会会場へ。
梅の花に囲まれた会場ではすでに箕輪会長と伊藤さんとの対局が始まっていた。しかし、よく見てみれば対局というより教えを乞うている様子。どちらがって?もちろん伊藤さんです。
箕輪会長は何せアマ七段の実力の持ち主。普通の碁打ちでは到底太刀打ちできるはずがない。「囲碁は自然の摂理そのもの、この小さな方形の中に宇宙がある」と石の配置、次に打つ手を森林を喩えに丁寧に話される。そばにはこれも達人・近藤さん(川田さんの中学時代の先輩)が着席され、箕輪会長とかつての名人同士の有名な棋譜を、実際に石を打ちながら「ここは最初の悪手です」「これが二番目の悪手。名人同士の戦いで二回もミスをしたら勝てませんね」などと互いに納得し合っている。私にはさっぱり分からないが、あんな複雑な局面をよく正確に覚えていられるもの。神わざというしかない。
昼休みにはお待ち兼ね、井伊さんの詩吟だ。吟ずるのは「寒梅」、作者は新島襄(同志社大の創設者)。「庭上の一寒梅 笑って風雪を侵して開く 争わず又力めず 自ら百花の魁を占む」。言葉はちょっと難しいが、解説付きのプリントが配られたので分かりやすい。朗々たる声が森に響く。
その後はいよいよお茶会の始まり。咲き香る梅の樹下での一服の茶はひとときの安らぎをもたらしてくれる。老若問わず、メンバーの顔も心なしかほころんでいるよう。春の陽があたる枯れ葉の上ではテングチョウがゆったりと翅を休めていた。
森林散策をしながら施業計画を立てたり、相模原市さくら祭出店の準備をしたりと今日も忙しかったフォレストノバ。掛かり木をつくってしまいながらもなんとか無事に間伐作業を終えた高井戸中。若者たちの元気な姿はいつも私たちに刺激と活力を与えてくれる。
この日はカブトムシ牧場にある落ち葉の天地返しが完了し、お花畑にも立派な堀と橋が出来あがった。帰りにはカンゾウの若葉を摘んでいく人もちらほら。これからますます山仕事が楽しくなってきそうな季節である。
今回は高井戸中学地球環境部の活動の様子です。間伐のために周辺を除伐していきます。班ごとに分かれ各々間伐を進めていきます。ところが、直径40センチ、高さ30mを超えるスギを間伐しようとしたところ、見事に掛かり木になってしまいました。中学生、その若さで引っぱり倒そうとしますが、なかなか倒れずベテランスタッフ4人の力を借りて間伐を完了しました。さらに4月に行われる相模原市民桜まつりで使う鋸引き体験用丸太の搬出も力技にて行いました。
肉体労働にも関わらず明るく声をかけあう若者の様子がご覧頂けます。