月2回の定例活動など、緑のダム北相模のさまざまな活動を紹介しています。
定例活動報告 第350回 (嵐山の森)
 この日、いつものように「ホリデー快速河口湖行」に乗ったまではよかったが、春眠暁を覚えず。山梨県の四方津まで寝過ごしてしまった。慌てて登り線に乗り換えたものの、朝礼には遅れる大失態。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
 さて、栗畑や基地周辺ではフキノトウやアオイスミレの花が開き、カンゾウの若葉が春の訪れを喜ぶかのように揃って万歳をしている。県北嵐山にもようやくまた春が訪れた。今日は恒例のお茶会、大日本山林会・箕輪会長提案の森の囲碁大会、井伊会員の詩吟などイベントが盛り沢山。楽しい初春の一日になりそうである。参加者は61名。
 午前中、森林整備班は山主・鈴木さん所有のスギ巨木林の下刈り・つる切りを行う。植栽されたケヤキやモミジ、サクラなどを伐らないようにテープで印をつけていくのが私の役割。しかし、植栽木は人の背丈を超えているものが多く、誤って伐ることはなさそうだとしばらくしてから判断。ということで、いざ囲碁大会会場へ。
 梅の花に囲まれた会場ではすでに箕輪会長と伊藤さんとの対局が始まっていた。しかし、よく見てみれば対局というより教えを乞うている様子。どちらがって?もちろん伊藤さんです。
 箕輪会長は何せアマ七段の実力の持ち主。普通の碁打ちでは到底太刀打ちできるはずがない。「囲碁は自然の摂理そのもの、この小さな方形の中に宇宙がある」と石の配置、次に打つ手を森林を喩えに丁寧に話される。そばにはこれも達人・近藤さん(川田さんの中学時代の先輩)が着席され、箕輪会長とかつての名人同士の有名な棋譜を、実際に石を打ちながら「ここは最初の悪手です」「これが二番目の悪手。名人同士の戦いで二回もミスをしたら勝てませんね」などと互いに納得し合っている。私にはさっぱり分からないが、あんな複雑な局面をよく正確に覚えていられるもの。神わざというしかない。
 昼休みにはお待ち兼ね、井伊さんの詩吟だ。吟ずるのは「寒梅」、作者は新島襄(同志社大の創設者)。「庭上の一寒梅 笑って風雪を侵して開く 争わず又力めず 自ら百花の魁を占む」。言葉はちょっと難しいが、解説付きのプリントが配られたので分かりやすい。朗々たる声が森に響く。
 その後はいよいよお茶会の始まり。咲き香る梅の樹下での一服の茶はひとときの安らぎをもたらしてくれる。老若問わず、メンバーの顔も心なしかほころんでいるよう。春の陽があたる枯れ葉の上ではテングチョウがゆったりと翅を休めていた。
 森林散策をしながら施業計画を立てたり、相模原市さくら祭出店の準備をしたりと今日も忙しかったフォレストノバ。掛かり木をつくってしまいながらもなんとか無事に間伐作業を終えた高井戸中。若者たちの元気な姿はいつも私たちに刺激と活力を与えてくれる。
 この日はカブトムシ牧場にある落ち葉の天地返しが完了し、お花畑にも立派な堀と橋が出来あがった。帰りにはカンゾウの若葉を摘んでいく人もちらほら。これからますます山仕事が楽しくなってきそうな季節である。



 今回は高井戸中学地球環境部の活動の様子です。間伐のために周辺を除伐していきます。班ごとに分かれ各々間伐を進めていきます。ところが、直径40センチ、高さ30mを超えるスギを間伐しようとしたところ、見事に掛かり木になってしまいました。中学生、その若さで引っぱり倒そうとしますが、なかなか倒れずベテランスタッフ4人の力を借りて間伐を完了しました。さらに4月に行われる相模原市民桜まつりで使う鋸引き体験用丸太の搬出も力技にて行いました。
 肉体労働にも関わらず明るく声をかけあう若者の様子がご覧頂けます。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(相模湖・嵐山の森) | 22:20 | - | - |
日本アセアンセンターで、本会の積み木を使ったイベントが行われました
3月9日に9000個の積み木をお借りしまして、
日本アセアンセンターで留学生交流のワークショップを行いました。
マレーシア・ツインタワー、東京タワー、アンコールワットと競争しながらつくるイベントでした。
言葉を越えて大変盛り上がりました。
また7月あたりに大人向けASEAN投資セミナーで実施しようと計画しております。

報告:上智大学アジア人材養成研究センター 阿部千依






















こちらのページ(FaceBook)でも当日の様子が紹介されています。
| kitasagami | 間伐材の積み木の取組み | 22:42 | - | - |
定例活動報告 第349回 (小原本陣の森)
 少し春らしいポカポカした陽気の中、3月3日に小原定例活動がありました。学生団体ForestNova☆の参加者は8名で、外部からの参加者はいなかったものの、永井さんという地元の方に参加していただきました。永井さんは小さいころから小原に住んでいて、子供のころはお父さんの手伝いでよく山に入っていたそうです。そのため山仕事も慣れていて、枝打ちの時は木の枝に腰かけて他の枝を伐るなどチェーンソー技術も川田さん曰くとても手慣れたものだったそうです。現在は埼玉大学の教授で、理学、理工、物理学を専門にしていらっしゃるそうです。小原演芸会で緑のダムの斉藤さんと仲良くなり今回の活動に参加してくださいました。こうして地元の方が定例活動に参加してくれることは大変うれしい出来事でした。
 今回の小原での活動は普段とは違う場所で、相模湖インターチェンジ近くにある遊歩道周辺のヒノキ林で行いました。午前中はヒノキ林の下草刈り、午後は枝打ちと笹刈りをしました。今回のメインの作業は花粉症で体調の優れなかった人もいたなかで、みんなお喋りをすることもなく黙々と作業を進めていました。
 また、今回の活動は、初めての場所ということだけでなく、ムカデ梯子で6m程の位置まで登って枝打ちをしたり、高枝ばさみで高い位置にある枝を切ったりと、使用する道具も作業も初めてのことが多く苦戦しました。しかし、高枝ばさみを使うときのコツや、今まで知らなかった知識を新たに得ることができました。そして、普段はあまり一緒に作業する機会のない松尾さんや斉藤さんと作業できたことも新鮮でした。今回のようないつもは体験できない事も普段の活動に活かしていきたいと思いました。
 そして、定例活動の後、小原集会所にて私たちForestNova☆の四年生である植木さんの卒業パーティーが行われました。小原の方々、緑のダムの方々、そしてForestNova☆メンバーが植木さんとの思い出を語り、大いに盛り上がりました。植木さんにはこれまでのノバの想い、そして卒業後に目指すものを話してもらいました。ノバの活動は四年間では終わらない。植木さんが残してくれた言葉を大切にして、これからも私たちForestNova☆は前に進み続けていきたいと思います。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(小原本陣の森) | 22:18 | - | - |
高井戸中学校地球環境部が杉並区学校文化栄誉顕彰を受賞
本会の相模湖嵐山の森で活動する杉並区立高井戸中学校地球環境部が
杉並区学校文化栄誉顕彰を受賞しました。
同部部長の生徒さんから報告を頂いたので、ご報告します。

 昨年夏、北海道で開催されたコカコーラ環境教育フォーラムにおいて、私たち地球環境部が取り組んでいる森の間伐や、その間伐材で作った積み木を使い行っている活動について発表したところ、優秀賞を受賞しました。
 その取り組みが評価されて先日杉並区から「杉並区学校文化栄誉顕彰」という賞をいただきました。この賞は、杉並区の学校で文化活動に関し、優秀な成績をおさめた個人、団体におくられるものです。
 この賞を受賞できたおかげで私たちの活動をいろいろな人に知ってもらえたと同時に私はこの活動に誇りを持てるようになりました。卒業しても積極的に参加していきたいです。

杉並区学校文化栄誉顕彰についてはこちらから。
| kitasagami | 森をつなぐ | 22:37 | - | - |





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