2012.10.21 Sunday
定例活動報告 第341回 (嵐山の森)
嵐山に向かう楽しみのひとつに山々の展望がある。今日、中央線の車窓からはうっすらと雪をまとった富士が丹沢山塊を従えている。その右に道志、大菩薩、奥多摩の山々。近頃は山に登る機会がぐんと減ったが、昔懐かしい山姿をぼんやり眺めているだけでも、思い出が蘇ってきて嬉しいものだ。
さてこの時期、ふだんの行いがよければ美味しいキノコに巡り合える。果たして嵐山にはありやなしや?「もし見つけたら教えてください」と朝礼時に勝手なお願いをひとつ。
参加は78名。今回は日大生物資源科学部の学生12名が加わる。目的は造林学実習。縦横20m余りの方形区を設けての毎木調査では樹種を同定し、樹高、胸高周囲を測っていく。丸山先生の指導のもと、学生たちは熱心に取り組んでいる様子。中にベニチャワンタケ(写真下)を採ってきてくれた学生がいて、朝のひとことが早くも功を奏した形。だが残念、これは食べられません。毒ではないけど。
お花畑班は畑に堆肥を運ぶ予定。昨年、堆肥置き場に集めた落ち葉が程よい具合に発酵・分解されているのだ。これを播けば来春の花盛りの期待大。しかし、堆肥置き場は別名「カブトムシ牧場」といわれるほど夥しい数のカブトムシの幼虫が生息している。どれもヘビー級サイズ。そのため、斎藤校長と戸山高OBとが力を合わせ、まずは幼虫の救出作戦とあいなる。
フォレストノバは材搬出と木工。午後は選木の勉強(講師は川田さん)。石村さん、川田さんは大日本山林会の方たちをご案内。森林整備班は径路整備。材を適当な長さに切り、雁が群れで渡るような形に配列する。こうすると雨が降っても土が流されにくいとのこと。
高井戸中学と望星高校は「望星の森」の毎木調査。植栽後、樹高5〜6mになったトチノキの森の現状把握、また今後の管理方針を決める上での重要な作業だ。宮村さんの指導で作業は順調に進んでいく。生徒たちの歓声が森にこだまする。午後は「なみすけの森」の枝打ち作業。むかで梯子を立て掛けてはするするとのぼり、不要な枝を次々に切り落として行く。彼ら彼女らの頑張りが、以前は真っ暗で下草もなかった森をいきいきと蘇らせた。おかげで悪い見本林がなくなってしまったが…。
ところで、肝心のキノコは? 何人かのご協力でこの日集まったのはナラタケ、カワリハツ、ニガクリタケ、オオキヌハダトマヤタケ、ベニチャワンタケの5種。終礼時にそれらの紹介をさせて戴いた。食べられるものと食べてはいけないもの、キノコが縁の下で森の健康を支えていること等々。皆さん熱心に耳を傾けてくれた…と勝手に思っているのだが、さて。
さてこの時期、ふだんの行いがよければ美味しいキノコに巡り合える。果たして嵐山にはありやなしや?「もし見つけたら教えてください」と朝礼時に勝手なお願いをひとつ。
参加は78名。今回は日大生物資源科学部の学生12名が加わる。目的は造林学実習。縦横20m余りの方形区を設けての毎木調査では樹種を同定し、樹高、胸高周囲を測っていく。丸山先生の指導のもと、学生たちは熱心に取り組んでいる様子。中にベニチャワンタケ(写真下)を採ってきてくれた学生がいて、朝のひとことが早くも功を奏した形。だが残念、これは食べられません。毒ではないけど。
お花畑班は畑に堆肥を運ぶ予定。昨年、堆肥置き場に集めた落ち葉が程よい具合に発酵・分解されているのだ。これを播けば来春の花盛りの期待大。しかし、堆肥置き場は別名「カブトムシ牧場」といわれるほど夥しい数のカブトムシの幼虫が生息している。どれもヘビー級サイズ。そのため、斎藤校長と戸山高OBとが力を合わせ、まずは幼虫の救出作戦とあいなる。
フォレストノバは材搬出と木工。午後は選木の勉強(講師は川田さん)。石村さん、川田さんは大日本山林会の方たちをご案内。森林整備班は径路整備。材を適当な長さに切り、雁が群れで渡るような形に配列する。こうすると雨が降っても土が流されにくいとのこと。
高井戸中学と望星高校は「望星の森」の毎木調査。植栽後、樹高5〜6mになったトチノキの森の現状把握、また今後の管理方針を決める上での重要な作業だ。宮村さんの指導で作業は順調に進んでいく。生徒たちの歓声が森にこだまする。午後は「なみすけの森」の枝打ち作業。むかで梯子を立て掛けてはするするとのぼり、不要な枝を次々に切り落として行く。彼ら彼女らの頑張りが、以前は真っ暗で下草もなかった森をいきいきと蘇らせた。おかげで悪い見本林がなくなってしまったが…。
ところで、肝心のキノコは? 何人かのご協力でこの日集まったのはナラタケ、カワリハツ、ニガクリタケ、オオキヌハダトマヤタケ、ベニチャワンタケの5種。終礼時にそれらの紹介をさせて戴いた。食べられるものと食べてはいけないもの、キノコが縁の下で森の健康を支えていること等々。皆さん熱心に耳を傾けてくれた…と勝手に思っているのだが、さて。