月2回の定例活動など、緑のダム北相模のさまざまな活動を紹介しています。
定例活動報告 第325回 (嵐山の森)
「巣立ちの森、若き森林リーダーたち」

 無風・快晴。極寒の二月の森は、雪世界。時折、快晴の陽光を受けて杉林に、樹間を雪粉がキラキラ・舞い落ちる。粉雪降る陽ざしは、来る春を告げている。参加者:桂北小1名、高井戸中9名、学生連合ForestNova11名、東大林学大学院生6名、生命の森宣言東京6名、一般参加13名、報道取材2名。計46名。

 東京大学大学院林政学研究室:体格の良い男性院生5名+紅一点の梅田学生は、地下足袋装備の本格派、チェンソーの名人とか!?。緑のダム体験・斉藤学校長の森の真実を語る森林巡回観察。午後は、さわやか高井戸中学校生徒と合流して間伐・枝落とし、4m玉切り杉大木の搬出の重労働。高井戸中学生と東大院生の素晴らしいふれあい。

 大学連合ForestNova:午前中、ForestNovaの森・間伐作業。午後は、木工小屋での千葉大、女子美大・日大生が混じって簡易製材機実習。別班、森の中での倒木研修。麻布大女子1年生等の指導には、松尾師匠が安全第一、付ききりで指導。

 生命の森宣言東京:偶にあるハプニングだが25m高・間伐大木が枝かかり。ロープを使って掛け声高く「セイノォ―、ヨイサァッ!」、ズドーンと的確位置に落とした。サスガ!。

 放射線測定班:川田会員チームで編成したこの班は、岡田・石原・薄井・ForestNova女子学生による調査班。1m・50cm・5cmと測定高を3カ所にして夫々、36秒測定。正確な位置での測定には神経を使う。当日の調査では、当地には放射能の影響なしの結果であったが、再度調査予定とか。一介の森林NPOが放射線測定に取り組む意味を見過ごすことは出来ない。

 終礼後、東京大大学院生と学生連合ForestNovaが、夕闇の迫る集会広場で万全を期して、寒さを防ぐ“石油缶・たき火を豪華“に楽しみながら、バトル!?、ならぬ熱い意見・情報交換!。寒さを感じないようにと石村婦人が焚火で焼いた黄粉餅を配っていた。美味しかったか〜い!。
 今年卒業のForestNova4年生は全員が森に関わる素晴らしい会社に就職が決定した。彼ら、森と調和しながら自から成長していく。森林現場体験で自ら培った力量を蓄えてこの森から巣立って行く。  社会人になって、夏・冬の休暇日には、先輩・後輩、こぞって、この森に集まって「森を再生する知恵・情報を交換し、森林を守る活動継続」を約束していた。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(相模湖・嵐山の森) | 20:14 | - | - |
定例活動報告 第324回 (小原本陣の森)
 今回の定例活動内容は、径路作りの続き、製材を予定していましたが、ここ最近降り続いた雪の所為か、ケヤキの巨木が拠点に辿り着くまでの道を塞いでしまっていたため急遽、径路作りは中止になり、倒木処理を行うことになりました。
 巨木の撤去作業については、まず細かい枝を切り、それを小川に平行にして道の端に置いていきました。それらを置く場所も、後々運ぶであろう巨木を玉切りにしたもののことも考慮しつつ・・・の作業で、ちょっとした頭脳戦でした。作業場は雪がまだ残っていて足場は悪く、滑ってしまう人もちらほらいましたが、幸い怪我無く作業を続けることが出来ました。製材作業では、木屑まみれになりながら3年生1人と1年生3人が一生懸命になって板におろしていました。
 作業をしていたとはいえ、先ほど触れたように山中は未だ雪が残っており寒かったので、火をたいて暖を取っていました。主に暖を占領していたのは学生(=ほぼ1年生)だったというのはここだけの話・・・。
 今回の活動は思わぬアクシデントとして倒木処理が加わり、こんなことが起こるのだなぁと驚きましたが、ある意味、良い経験になったのではないかなと思います。あれほど直に道を塞ぐほどの倒木には滅多に遭遇しないと思いますので。足場の悪さに加えて、ケヤキ(=広葉樹)だったということで大負担な作業でしたが、それもまたよき思い出になると願いつつ今回の活動の振り返りとしたいと思います。今回は冬の森の一面を見た定例活動でした。定例活動、お疲れ様でした。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(小原本陣の森) | 20:11 | - | - |





   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
26272829   
<< February 2012 >>
最近のエントリー
カテゴリー別エントリー
アーカイブ
緑のダム北相模 サイトメニュー