月2回の定例活動など、緑のダム北相模のさまざまな活動を紹介しています。
定例活動報告 第318回 (嵐山の森)
 天候に恵まれたせいもあり、参加者は78名。このところ中学生から大学生までの若者の参加が多く、石村さんは嬉しさを隠せない様子。今日も楽しく安全に作業ができたのですが、記事担当の伊藤さんがお休みということで、各班から寄せられた報告を紹介します。

[日本大学生物資源科学部]
 スギ、ヒノキ人工林の樹木現存量を知るための調査枠の設定と全成立木の樹高の測定、間伐効果を知るため、最近伐採された樹木の切り株の数と大きさの調査を行いました。街で育った学生は道のない斜面や茂る藪の中で悪戦苦闘しながらも、新しい体験としてモリを味わっていました。最後に406mの嵐山頂上に登り、天候に恵まれた秋の相模湖の景観に歓声をあげました。(報告: 桜井尚武、日本大学教授)

[Forest Nova]
 以前に間伐した材が腐ってしまわないよう置場にまとめる。倉庫の片づけ。物品管理のため棚にラベルを貼り付けたり、鋸の替え刃等の在庫の確認をしたりしました。また、11月3日に行われる小原本陣祭・木工ワークショップの出店をさせてもらえることになったので、これまでに間伐した材を加工しました。今回の活動には留学生や高校生が参加しました。ふだん森や自然に触れ合うことの少ない学生からは「日常生活では得られないよい体験ができた上に、森を守っていく必要性を学べました」という感想もありました。(報告:植木聡、Forest Nova)

[望星高校、高井戸中学] 
 午前はSPP調査の続き。胸高直径、樹高測量、照度測定。モマ工房上とB地区の下の区画との比較を行いました。中学生は自分たちフィールドでも同様の調査を行うので、その練習として。
 お昼には桜井先生に「なみすけの森プロジェクト」で取り組んでいる斜面を見てもらい、面積を測り直す必要があること、森をどう育てていくか、疎か密に仕立てていくかで間伐量が変わり、できる材の太さや価値が変わってくること、2割間伐するなら50本伐る必要があることを教えて戴きました。
 午後は内野さん、石井さん指導のもと、枝打ちを行いました。かなり林内はすっきりしてきて、いよいよ間伐を進めていきたいと思います。(報告:宮村連理、本会理事)

 このほかにもいろいろな活動がありました。体験学校長の斎藤さんは10人ほどの参加者を森に案内。黒川さんの養蜂場を見学した後、径路に這い出た親指ほどの太さがある巨大ミミズを見ながらの森林土壌話、スギの切り株を前にしての木材の話など、いつも通りの懇切丁寧な解説に皆さん満足された様子。お花畑班は川田さんの高校時代同期の井伊さん、薄井さん、岡田さんが急遽梅の剪定に加わり、これでもかというほど大胆に枝を切り落としてくれました。枯れたら私が責任をとることになっているのでご心配なく。実家にある苗木を持ってきます。石村さんは嵐山協働協約のための測量で森の中。県の測量士がスムーズに仕事ができるよう藪払いを行いました。作業に加わった小林さんも、山口さんもクタクタになったとのこと。お疲れさまでした。今日も実り多い一日であったようです。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(相模湖・嵐山の森) | 22:59 | - | - |
経営運営会議 議事録
場所:マルモ出版会議室
時間:18時から
参加者:石井、石井、植木、内野、川田、斎藤、丸茂、宮村(記録)

嵐山定例活動、10月16日について
森林整備班、径路整備補修
望星、なみすけ、SPPデータ補充、午後は枝打ち、中学生保護者の参加もあるらしい
体験学校、銀行協会、デジタルハリウッド大学などの受け入れのための下見活動
銀行協会の森林林業研修受入れは事前打ち合わせ、受入れ日は今後は検討するということに。当日は県立交流センターも活用する。

JFIKジュニアフォレスターイベント報告
参加者は少なかったが、地元の小学生と嵐山を歩くなどの活動を行った。募集のための広報は今後の検討とする。 桂北小学校対象体験活動、主催フォレストノバも地元小学生の参加があった。

小原本陣の森
11月6日、基地の整備、倒木処理の続きを行う。10月定例活動終了後、小林さんはじめ様々な方からスイトンの差し入れがあった。本陣祭の件も打ち合わせた。フォレストノバからは木工ワークショップを提案し、回答待ち。
9月24日には相模原市の職員を小原本陣の森を案内した。枯れ木処置については木林士に依頼。

その他
9月24日の桂北小学校運動会に会から数名参加し、地元の方との交流ができた。また、6年生の先生からJFIKへ正規授業の中での体験の件も依頼があった。フォレストノバへの依頼もあるため窓口の一本化が必要である。また、これらの体験時の保険(小学生の参加)について対応の仕方に改善の余地がある。

9月24日、小原活性化協議会代表者会議に出席し、小原の郷を中心に活動することが決まっている。
小原本陣祭には、フォレストノバから14名の参加。
県立交流センターの館長が10月で交代するので、挨拶をする必要がある。
簡易製材機の調整を行う。リッピングチェーンというパーツの確認を嵐山定例で行う。
JFEメカニカルへ活動報告、今後の支援をもらえるようとのこと。ロゴマークの使用の許諾の許可はでなかった。

UIA2011チェアコンテスト報告
オープニングには川崎景太さんのフラワーパフォーマンスをはじめ、速水林業、風倒木を生かす活動している大分県日田市長、黒川哲郎さんなどなど多様なイベントと、トークショーを行った。本会からも最終日に活動紹介を行った。定例活動の際に地主の鈴木さんに報告する。

林地団地化の取り組みについて
津久井森林組合が積極的に動くことになり、緑のダム北相模、相模原市の3者で打ち合わせることになった。神奈川県の新しい制度も利用し取り組む。
神奈川の3つある候補地で小原の森が最も資料が揃っているので、活動する区画、作業道などを提案する。

詩吟のファイルは写真+音声にしてお礼として送ることになり、作業を進めている。

森の積み木の生産工程の見直しについて
藤工房(藤野)というメーカーに積み木の試作1509(500個+検品3個×3種類)個を依頼。やまのべ館の面取り仕上げは現状のまま。在庫5000個切ったところで10000個製造というフローを計画。販売に関しては大船渡市への支援をきっかけに様々な方向性を検討することになり、打ち合わせ会を持った。

事務局での作業報告
会計ソフトの導入、前期分の入力は完成し、会計事務所での確認、指導をいただき軌道に乗せて問題ないか検討する。
| kitasagami | 経営運営会議事録 | 23:02 | - | - |
「UIA2011 東京大会 チェアシティ展」を写真で紹介
「UIA2011 東京大会 チェアシティ展」が大盛況のうちに終了しました。
また同時に森づくり・モノづくりコンテスト入賞作品表彰式も行われました。当日の様子を写真でご紹介します。



俯瞰した会場全景(オアゾ○○広場)




10月1日午前の部で行われた川田浩さんの講演


間伐材活用部門の表彰式(左:小田原健審査委員長、右:受賞者の辻本宗樹氏)


受賞者辻本宗樹氏の作品「gentle trees」


ランドスケープ子ども部門の表彰式(左:石村黄仁審査委員、右:岡本ちはるさん)


チェアシティ展実行委員長の古谷誠章氏の挨拶、左:淵上美紀子事務局長


| kitasagami | 森をいかす | 21:52 | - | - |
定例活動報告 第317回 (小原本陣の森)
 今回の活動日の朝は、雨の不安がよぎる曇り空でした。気温も低く、肌寒さを感じました。今回、Forest Nova☆からは9名が参加しました。山主さんにも活動場所に来ていただいて、活動内容を一緒に考えていただきました。
 当日の主な活動内容は、小原の森にある間伐材の処理と、拠点周辺の川沿いの土留めでした。間伐材はロゴソールとチェーンソーを使って、真っ二つに切りました。土留めでは、材加工に不向きな細くて長い材を使いました。子供たちに小原の森に来て遊んでほしいという想いに、私も強く共感したので、作業に力が入りました。特に、材を運ぶとき、1年生を中心にスムーズに運びだすことが出来ました。細い材でも、非常に重かったです。それが、自分たちより長く生きてきた木の命の重さであるということを想像すると、感慨深いものがありました。また子どもたちのために間伐材が必要ということなので、70cm程の丸太を8本ほど切り出しました。子どもたちの笑顔が楽しみですね。さらに緑のダムの方々がヘルメットを洗ってくれました。嵐山のヘルメットは比較的きれいなのですが、小原のものはカビが生えていて非常に危険な状態でした。ストラップを外して、しっかりと洗って、ロープで干していただいたので、ピカピカになりました。
 作業後はすいとんパーティーを山主さんのご自宅で行いました。すいとんに使った小麦粉は、こちらのお宅で育てられた麦から作られました。以前に、Forest Nova☆も脱穀や麦刈りのお手伝いをさせていただき、今回はそれをすいとんにしていただけるということで、みんなとても楽しみにしていました。すいとんは香り深い味でとてもおいしかったです。その他にも、近所の方から頂いた中華おこわやポテトサラダなどが豪華な食卓を飾りました。おいしい食事においしいお酒に、話も盛り上がりました。その中で私は、11月の小原本陣祭でかごかきの担ぎ手が不足して困っているというお話を聞き、今年の小原本陣祭では絶対に担ぎたいと思いました。
 今回、私はこの小原での活動の前に目標を立てました。それは、「小原の方々や一緒に活動に参加している緑のダムの方々とたくさんお話をする」です。今までは、積極的に話すことができず、貴重な機会を無駄にしてしまっていました。しかし、今回は皆さんからたくさんお話を聞くことができ、とても有意義で楽しい時間を過ごすことが出来ました。今後は、作業においてもしっかり貢献できるように頑張ります。ありがとうございました。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(小原本陣の森) | 22:57 | - | - |





      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< October 2011 >>
最近のエントリー
カテゴリー別エントリー
アーカイブ
緑のダム北相模 サイトメニュー