月2回の定例活動など、緑のダム北相模のさまざまな活動を紹介しています。
フォレストキッズ・スクール きこりになろう! 開催します
JFIKと共催でフォレストキッズスクールを開催します。






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| kitasagami | 森をつなぐ | 22:25 | - | - |
大船渡市の保育園などに積み木を寄付
6月に行いました第1回の支援に続き、8月2日から4日間大船渡市の保育園、幼稚園などに本会の森の積み木を寄付する森の積み木プロジェクトを行いました。今回は活動に参加した方の感想をご報告します。

 相模原市が以前から連携のある大船渡市に向けた被災地支援の一端を担って、緑のダムの活動の有力な産物のひとつである「森の積み木」を市内のほぼ全保育所に提供する支援活動が、6月と8月の2次にわたって行われ、私は後者に参加してきました。
 どの保育園でも、保育士さんたちが一様に驚くほど、子供たちが生き生きと集中して積み木の造形に取り組む様子に立ち会うことが出来ました。肉親を失った子、家を流された子、避難・転居による転園など、個々の子どもの被災状況に違いがありますが、子どもたちは、それぞれに楽しんでもらえたと思います。ある保育園では、子供たちの何人かが、積み木でまず「お風呂」を作っていたことなども、印象的なことでした。そして、支援に出向いた者が、元気を分けてもらえるという実感を持てたことも、有り難いことでした。以下に気づいた点をいくつかメモしておきます。
 支援プロジェクトの成功の第一は、「森の積み木」の持つすばらしいパワーによると言って過言でないだろうと思います。このことは、一カ所だけ追加された高齢者のデイケアセンターでも、十分に実証されていました。第2の理由として、川田浩さんをはじめとするリーダーたちの、周到な事前準備と、緻密な行動計画によって、実にスムーズに実行することが出来たことも、特筆されます。そして第3に、やはり直接現地に行って、「顔の見える支援」になったことも、大切なことであったろうと思います。
 被災地大船渡市については、配布先の保育園への通り道での印象と、園長さん方との若干の会話からの断片的な情報に限られましたが、津波の押し寄せた地域と、それより高い土地とで、被災の明暗が分かれていること、海岸近くで被害の大きい地域でも、保育園は過去の災害経験から小高い位置に立てられていたため、市内で保育園児の死亡はゼロであったとのこと、さらに、5ヶ月経って、仮設住宅はかなり出来ているが、がれき撤去はまだ半ばという印象で、復興を感じさせるものはまだ見られなかった、などがとくに記憶に残ったところです。
 大船渡に限っても、被災地支援はまだまだ継続される必要があるでしょう。「緑のダム北相模」がどのように取り組むことが出来るかについては、多くの検討課題が出てくるでしょうが、まずは地元の相模原市との連携の中で取り組まれた今回の支援活動が、市の側、NPO側それぞれに、どのように位置づけられ、評価されるかというとことから始まるのではないかと思います。ともあれ、「森を生かし」「森をつなぐ」活動として、「森の積み木」がさらにパワーを発揮することを期待しています。

報告:石原 邦雄(成城大学、教授)








| kitasagami | 間伐材の積み木の取組み | 22:34 | - | - |
Forest Nova☆ 活動に参加して
4月にForest Nova☆に新1年生が加わってから、4カ月が経とうとしています。今回は1年生3人に活動に参加したきっかけ、今後への思い等を教えてもらいました。

 私がForest Nova☆に入ったきっかけは、麻布大学に入る前に、造園業で働いていたことに起因しています。元々、同大学に入った理由も、造園業での経験を生かし、成長していきたいと考えていたため、『森と人の共助共生社会の実現を目指す』という団体理念に感銘し、参加することを決めました。
 実際に活動に参加すると、ただ自分たちだけで行う、ということではなく、同じ考えを持った人との繋がりを大切にしていく、ということに共感しました。また、活動自体も責任感を持ちつつ、みなさんと楽しんでいくことができています。これからは、本当に意味のある活動を行うために、日々の活動、また森に関しての勉強にも力を入れて取り組んでいきたいと思っています。(麻布大学 1年 淺野雅樹)

 私がForest Nova☆に出会ったきっかけは、私は植物 (特に樹木) に携わりたいと思っていて、どのような団体かを知る良い機会でもあったので説明を聞きに行こうと考えたことでした。どうして植物に携わりたいと思っていたかというと、元々私は植物が好きだったのですが、決定的なのは“樹木医”という職業を知り、『これを将来の夢にしよう』と決めたことです。結局のところ、樹木医になるための大学には進学できませんでしたが、それでも植物に関わりたいという気持ちは変わりませんでした。そういうこともあり、Forest Nova☆は私にとって最も理想的なサークルだと思いました。
 活動に参加してみると、思ったよりも身体を使うことを痛感しました。しかし苦痛は微塵も感じず、むしろ楽しさが勝っています。今後については、私の場合はそもそもの目的が“樹木医になるために、なにかの足しになったら幸い”という思いがあるので、樹木の病気や害虫を見ていきたいです。 またノバの方針でもある“人工林を活性化させて国産材を活用していこう”ということを含めて、より良い木材を育てるための技術と能力をつけていきたいです。(麻布大学 1年 金井美穂)

 私は温暖化などの環境問題に興味があって、大学では境関係の学科を志望しました。それでも具体的にどうしたら自分が問題に取り組んでいけるのか分からなかったときに、友人とForest Nova☆の説明会に参加しました。そこでForest Nova☆が目指すものは「森と人とが共存共生していける社会」だということを知り、これも一つの環境問題だと思い参加することを決めました。今後は活動に参加しながら森を知り、森のことを通して環境問題を考えられるようになりたいと思っています。(麻布大学 1年 松村知香)
| kitasagami | 森をつなぐ | 21:27 | - | - |
定例活動報告 第314回 (嵐山の森)
「木の持つ不思議な力、緑のダム、森の積み木」

 猛暑の八月、天気予報とおり本格的な雨。「活動モットー:雨でも休まず・・14年9カ月」目のこの日、県立・相模湖交流センターでの活動報告会・勉強会に切り替えた。

(ちなみに車で森に来る花畑班の吉池さんは一人、これを知らず雨に濡れながら、モクモクと森のガーデンの手入れをしていた)

・参加者:この雨の中、中学生、杉並区の教員11名、学生フォレストノバとそのOB・計9名、生命の森宣言5名、一般参加21名、計46名。

・報告会では急遽会場を提供していただいた櫻田館長からお話をいただいたのち、
[1]相模原市の応援を得て行った「義援金+緑のダム・森の積み木」を震災被災地へ寄付した森の積み木プロジェクト(川田会員他2回4班15人)から、幼稚園等15ヶ所の避難所施設での状況報告。
 子供たちの思いがけない集中力・創造力・譲り合う姿、先生方も子供たちの見せる姿に驚いた由。訪問地からの礼状や、子供たちの積木状況の映像や写真を交えて報告があった。

[2]杉並の学校教員・宮村会員指導による「森の積木でつくる:戦前の東京駅再現」の報告。
 設計図もなく記録写真をたよりに三種類(長方形、四角形、台形)だけでつくる根気のいる組み立て作業に、真剣に取り組む中学生の姿が紹介された。 今後の展開としては、改築・東京駅の記念イベントに出品したいとの大胆な発言も。

[3]フォレストノバ(二藤OB、滝沢OB)より報告があり、二藤OB(三重県の林業会社):会社では決まりきった日常業務だが、様々な人々が集まる「緑のダム」は、貴重な素晴らしい活動の場と改めて感じた。滝沢OB(三重県の水産会社):会社では外部との交流が無いが、うなぎの掴みどりやマグロの食育体験を通じて自然の大切さを伝えて行きたい。
*、卒業して遠くに行っても、こうして「緑のダムの森」に帰って来てくれ、今も自然を大切にする仕事に励む大学OBとの再会が嬉しいこの夏!

[4]その他、活動に関する様々な紹介、意見交換

 午後は雨も止んでフォレストノバは、OBと一緒に森へ。午前に引き続き、土留めと下草刈りを行いました。中学生もなみすけの森づくりプロジェクトで活動する区画でのナンバリングの続き。この時点で280本まで完了。残りわずかであることを考えると今重点的に行っている区画には300本程度ありそう、とのこと。
 その他の参加者は運よくこの日、津久井青年会議所主催、北野大先生(明治大学教授)の「相模原市・緑区の魅力」と題する講演会に飛び入り参加した。収穫の多い、今年8月の「若柳嵐山の森:定例活動日」であった。 

 

 

| kitasagami | 森をつくる、定例報告(相模湖・嵐山の森) | 21:45 | - | - |
経営運営会議 議事録
場所:マルモ出版会議室
時間:18時から
参加者:石井、石村、植木、内野、斎藤、佐藤、丸茂、宮村(記録)

【1】定例活動について
1.若柳・嵐山の森
8月定例活動の嵐山について
森林整備班は草刈りを最低限度行う。
お花畑班は草取りを継続して行う。
フォレストノバは毎木調査と径路の補修を行う。
体験学校の参加者が少ない。
交流センター、桂北小学校、杉並の小中学校の教員が募集申し込みがある。中学生は午後からなみすけの森プロジェクトの区画を行う。
生命の森宣言東京は雑木の整理を行う。

2.小原本陣の森
9月は小林山の続き、沢沿いの土留めを行う。用途がない杉材があるのでそれを活用する。
チェーンソーのブレードに交換の必要がある。倉庫の鍵を再度確認を行った。

【2】イベント関連
JFIKのジュニアフォレスターの講習について
10月2週の連休の1日で行うことは決定。活動内容は近日中に決定予定。担当は内野さんとJFIKの品川さん。

間伐材コンテストの進捗状況について
丸の内オアゾというスペースに決定した。東京チェアシティコンテスト実行委員会と共同で行う。建築家による報告や間伐材コンテストの入賞作品の展示も行う。メインのスペースだけでなくいくつかに点在させて作品を置かせてもらう予定。緑のダムとしては材の提供(完了)、トークセッションへの参加も検討している。また東京駅で積み木の東京駅プロジェクトも2万4千個で試作が完了した。全長は7mくらいになった。設置等イベントを行う方向で具体的な話に入る。

チップの活用について
東日本大震災によってごみ発電の燃料があり、森からの供給はコスト的に合わないので、タイミングが悪いとのこと。

【3】理念活動
1.グリーハブ都市構想について
相模原市との打ち合わせ、報告を森林保全課へ。津久井森林組合との打ち合わせも日程調整ができしだい行う。

2.相模原市協働事業について
地主会を呼びかける件について、現在、名簿を作成し、30人程度わかっている。
3.森の積み木プロジェクトの報告
第1回(6月)に大船渡市の保育園に本会の積み木を寄付する森の積み木プロジェクトがランドスケープデザイン80号(10月)に掲載される予定。第2回(8月)の報告として、現地の様子、保育園の先生が他のコメントについて報告があった。活動の様子の写真を各保育園に送ることにした。

4.積み木の在庫について
新しい生産について、市川製材、畑野工芸というラインでも試作することでコストを落とせないか検討している。
| kitasagami | 経営運営会議事録 | 23:37 | - | - |
定例活動報告 第313回 (小原本陣の森)
 8月に入り、夏休み最初の活動となったのが今回の小原本陣の森での定例活動でした。実家に帰省している人も多くForest Nova☆からの参加者は5人でした。1年生2人は、初めて小原本陣の森に入りました。嵐山とは違い、こちらは斜面が急できつかったです。また、この日は天気も良く、歩くだけで汗が出てきました。

 今回は、緑のダムの方々と、小林山の森林整備をしました。Forest Nova☆は主に「保安林」という看板が倒れてしまっている場所や、急斜面で土留めを作りました。生木に枝を積んだだけの土留めが点在していたため、杭を打ち新しい土留めを4か所ほど作りました。生木に土留めを作ると、成長している木が枯れてしまうので、杭や切り株に作った方がいいということを学びました。

 また、下草刈りを行いたいということだったのですが、普段Forest Nova☆は下草刈りをおこなっていないので本当に刈ってもいいものか悩んでしまいました。なぜ下草刈りを行うのか、なぜForest Nova☆は下草刈りを行わないのか両方の理由を理解したうえで作業したいと思いました。

 お昼と活動後には、スイカをいただきました。拠点近くの川で冷やしておき、なたで切りわけて食べました。ひとり分が大きくて、とても甘くておいしかったので大満足です。先輩方が種飛ばしをして遊んでいたので、来年、もしかしたら拠点の近くにスイカができるかもしれません。

 今回の活動で、1日の目標を立ててから活動を行った方が、やるべきことが明確になり、活気のある活動になること、なんのためにその作業を行うのか考えながら活動する必要があることを強く実感しました。反省点を生かし、これからの活動をさらにより良いものにしていきたいと思います。これからもよろしくお願いします。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(小原本陣の森) | 21:43 | - | - |





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