月2回の定例活動など、緑のダム北相模のさまざまな活動を紹介しています。
国際認証の維持審査が行われました
5月15日日曜日に若柳嵐山の森において、FSCTM森林管理認証の第1回(2期目)の維持審査が行われました。
審査の結果、特に大きな問題は発見されず、認証は継続となりました。

審査内容については以下の通りです。

(1)不適合の有無
前回審査での軽微な不適合1件について、完了を確認。
今回の審査では不適合は発見されませんでした。

(2)評価および期待される観察事項
・フォレストノバの植生調査マニュアルは学生の世代交代があっても活動を継続できるという点から評価できる。
・望星の森を中心とするなみすけの森づくりを新たに立ち上げたこと。

(3)観察/確認事項
・FSCTMトレードマーク使用規則により、名刺へのマークの使用ができなくなる。(ただし名刺の紙そのものが認証紙である場合は除く)。また、在庫は破棄する必要はなく、新規作成するものから適用となる。
・年間収穫量を活動グループごとに記録し、森全体の成長量を超えないようにする。
・活動グループごとの年間の森林施業計画には年次のレビューと更新に検討余地がある。

(4)その他
渓流沿いのバッファーゾーンの保全及び作業ルールについての文章、地図について再度提出を求められました。また、フォレストノバ植生調査マニュアル、調査結果(本会ウェブページで公開済み)も提出します。本会ウェブサイトにおけるFSCTMロゴ使用申請書類についても手続きを行うことになりました。次回、審査は2012年に文書確認を行う予定です。





| kitasagami | 森林認証の取り組み | 16:14 | - | - |
東京学芸大学「環境教育学研究」に論文投稿しました
東京学芸大学環境教育実践施設の研究紀要である
「環境教育学研究第20号(2011年3月)」に
2004年から活動する「望星の森」の意義について論文投稿しました。

タイトルは
「高校生による継続的な森づくりへの参加とその意義
 ー崩落地への植樹、保全活動を通してー」です。
本会理事の宮村と東海大望星高校の佐藤修先生の連名での論文になります。

今までの環境教育の体験活動は、trialという意味での体験の事例報告が多く、
experienceとしての体験は少なかったように思えます。
高校生たちが自分たちのフィールドとして継続的に活動してきた成果と
そこにどのような意味があるのか、について検討しています。


本文や本冊子に関しては、東京学芸大学環境教育実践施設
お問い合わせください。

本ページでは、「環境教育学研究」の表紙と論文の1ページ目をご覧頂けます。

 

| kitasagami | 森をつなぐ | 22:21 | - | - |
定例活動報告 第308回 (嵐山の森)
「森とときめく!」

 若葉の美しさ、きらめく緑がまぶしい五月の森!。たくさんの若者、熟年者たちで森の中も活気づいている。参加者:学生連合フォレストノバ20名、高井戸中学校生とそのOB生20名、生命の森宣言・東京8名、緑のダム体験学校に8名、一般参加31名。計79名。午後から都立大・石原先生の引率する10名参加。

 今月は、FSCTM認証の中間審査。朝礼時に矢口部長審査員と佐々木主任審査員の紹介と認証林の意義の概略説明があった。

・杉並区立高井戸中学校20名は、体験学校観察路ルート上の「望星の森とノバの森」の中間点にある、15年生杉・植林地での整備作業。始めて参加の中学生でも急斜面でも何んその、苦にせず、自然に馴染んでいる姿は柔軟な若者力!。高井戸中OB先輩の指導ぶりに引率の宮村先生も嬉しそう。
・ノバの森も賑やか。ここも急斜面のヒノキ林。樹の混雑する箇所での難しい間伐作業。 掛かり木(伐倒途中で他の木に引っ掛かる)にロープを掛け引き落とす。掛かり木作業は、大事故に繋がり易いので余程の注意が必要。掛かり木作業も皆んなで力を合わせて“ズドーン”と無事成功。ここを通過する「緑のダム体験学校・見学者」たちも大声で“通させていただきマース”と確認し合う。
・何時も孤軍奮闘の黒川養蜂班。
午後から参加した都立大の石原先生引率の10名が、黒川班長を取り囲んでいろんな質問。
待ってました! とばかり黒川会員の日本蜜蜂のお話に、可愛い蜜蜂たちもブンブンと応援。
・生命の森宣言・東京班。
 午前中に、この森を見学した緑のダム体験学校は、班のベテランから間伐の実技指導を受ける。
 斎藤学校長の話:自然が師匠、よくよく注意して見ると森が、様々な事を教えてくれますよ。
・森林整備班とお花畑班は午前中、合同で長柄の草刈鎌でお花畑を整備。午後は、バッファーゾーン(沢筋の生態系保全地域)の説明板の設置作業を行った。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(相模湖・嵐山の森) | 21:02 | - | - |
定例活動報告 第307回 (小原本陣の森)
 この日は曇り空で、雨の予報も出ていました。しかし、なぜかいつも不思議と定例活動の日に雨が降ることは少なく、今までに雨で活動が中止になったことも数回しかありません。この日も雨が降ってこないことを祈って活動を開始しました。

 今回の活動では、緑のダムの方々もForest Nova☆も先月の活動に引き続き小林山にて土留め作業を行いました。Forest Nova☆は、先月も大苦戦した急斜面での土留め作業を行いました。45度を軽々超えるかというほどの急斜面では土が流れてしまっていて、草も生えておらず、土がむき出しになっています。このように土が流れてしまうのを防ぐために「土留め」という作業を行う、というわけです。普段から自分たちが下りる時にもなるべく滑らないようにして地面を荒らさないようにしているのですが、急斜面すぎて作業後に下りる時も滑ってしまい、多少地面を荒らしてしまいました。

 お昼には4年の先輩方がロープを使って木登りに挑戦していました。ロープを使って木を登るのは難しいようで、途中までしか登れず、急斜面とはまた違ったものと苦戦しているようでした。

 午後は午前中の土留めの続きを行いました。途中で雨が降ってきてしまいましたが、それほど強くはなかったので、そのまま作業を続行しました。先が折れてしまった欠頂木と先が分かれてしまった木を伐って土留めをしようとしていたのですが、先の分かれていた木を伐倒したら見事に他の木にかかって倒れなくなってしまいました。Forest Nova☆のメンバーは何とかかかってしまった木を最後まで倒すために、急斜面の山を行ったり来たりしてロープで引っ張り続けました。しかし、なかなか倒れず、緑のダムの方の知恵をお借りして、なんとか倒すことができました。

 活動後には、今回作業を行った山の地主である小林さんのお宅にて、たけのこご飯やたけのこと手作りのこんにゃくが入った煮物などをごちそうになりました。とてもおいしくいただきました。この時に小林さんのお宅の近くのお豆腐屋さんで作られている豆腐もいただいたのですが、いつもは匂いだけで我慢していたので、食べることができて良かったです。色々とごちそうしていただきありがとうございました。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(小原本陣の森) | 21:00 | - | - |





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