月2回の定例活動など、緑のダム北相模のさまざまな活動を紹介しています。
定例活動報告 第302回 (嵐山の森)
 今日は朝から曇り気味。だが、空気には早くも春の到来を感じさせる柔らかな感触がある。参加者42名、うち20名が中学生から大学生までの若者。若い人達が森林に関心を持ってもらえるのは実に有り難い。

 森林整備班は雑木林のボサ刈りが本日の仕事。アオキや笹の伐採、枯存木の除去・整理などを行う。午前中は川田、石井、小林、山口、内野の5名での作業。大鎌を振り回すのは初めは気持ちがいいが、なかなか疲れる。ひとしきりの作業後、私はキノコの写真を撮ったり、ニュースレター用の取材にかこつけ望星の森を見学したりしてちょっと一休み。申し訳ありません。 ボサ刈りは単調といえば単調な作業ではあるが、 少しずつ森がきれいになっていくのは実に気持ちがよい。雑木林にしろ、スギやヒノキの生産林にしろ、人が手を加えた森は最後まで人がしっかりと管理しなければならない。これは鉄則である。
 ところで、こんな作業の中にも思わぬ発見があった。タヌキの溜め糞である。タヌキは仲間同士で共有のトイレを用いる習性を持つ。「ポンタは元気?」「タヌ子はどう?」など互いの情報交換の場にもなっているとのこと。その現場が何とボサ刈りの林の中に。できたてほやほやの糞も混じっていて、思わずカメラのシャッターを切る。その直後、川田さんがノウサギの糞を見つけて、ここでも撮影。冬の寂しい景色の中、嵐山に棲む動物たちの息遣いの感じられるひとときであった。
 Forest Novaは、秋から間伐している木を山から降ろす作業を行う。夏より冬の方が材は乾燥していて軽いとはいえ、湿った丸太は重くてなかなか作業が進まず、1日中丸太降ろしを行いました。また、この日は森林の専門学校へ進学したForestNovaのOBも参加しており、チェーンソーの使い方や丸太の運び方を教えてもらう。このように頻繁にOBが来られるのも、森のいいところ。
 望星の森では高校生と中学生でトチノキのナンバリングの更新。「とりあえず」つけていたナンバーを植樹年度によって分けられたナンバーにつけて替えていく。初めて望星の森の斜面に来た中学生たちはその斜度に驚き、戸惑うものの、さすがは若さ、あっという間に適応し、作業が進む。自分の内側にナンバリングテープやガンタッカー(大きなホッチキス)の刃を取り込むトチノキの生命力に驚きの声。300本のナンバーの更新を無事に終えた。
 昼食後、森林整備班には望星高校、杉並区の中学生が加わり、雑木林の整備もずいぶん進んだようである。私は川田さん、斎藤さん、松尾さんと共に新たに購入した簡易製材機の組み立てに加わる。部品が多いため組み立てには思いのほか時間を要し、完成したのは終礼間際の3時頃。しかし、この製材機は木工班にとっては今後大きな力になるであろう。木工班に加わってもらえるメンバーも募りたい。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(相模湖・嵐山の森) | 21:38 | - | - |
定例活動報告 第301回 (小原本陣の森)
 2月に入り、今回の活動が今年最初の小原本陣の森での活動となりました。
 今回Forest Nova☆は、林道沿いの土留め、さらに材の皮むきの作業を行いました。まずは積んである細い材と太い材を選別し、選別したものを降ろして運び出す作業をしました。初めはスリングという両端に輪のついた太い紐を使って自力で材を降ろしていたのですが、緑のダムの皆さんからロープを使うと楽に材を降ろせる事を教わり、それからは楽に材を降ろすことが出来ました。その後、降ろした材をスリングを使いどうやったらいかに楽に運べるかを工夫しながら、下の土留めを行う地点まで運びました。
 午後は下まで運んだ木を以前土留めした木の上に重ね、杭で止める作業をしました。材を持ち上げ、重ねるこの作業ですが、苦労して運んだ材を持ち上げるとなるとかなりの力が必要となり、その作業だけでかなりの時間をとってしまいました。その後、杭を打って材を固定する作業をし、ここで作業はほぼ完了となりました。
 本格的な冬ということもあって厚着での活動が多くなりましたが、それによって活動中に汗をかき、活動終了後に体が冷えるということには十分気をつけなければいけないなと感じました。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(小原本陣の森) | 21:36 | - | - |





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