月2回の定例活動など、緑のダム北相模のさまざまな活動を紹介しています。
定例活動報告 第270回 (嵐山の森)
 雲一つない快晴、参加申し込みは62名であったが、飛び入り参加を合わせて70名もいただろう。特に初参加が12名であるから、斎藤・緑のダム森林体験学校長が午前中は、臨時の森林散策講習会を開催してくれた。

 今回は、酒井先生(東大)も参加されたが、桜井先生(日大)とは旧知の仲。「や ぁやぁ、お久し振りです。思いがけないところでお会いしますなぁ」。東海大の杉山先生もお久し振りの参加。それに東大大学院生2名も当会活動を修士、博士論文に取材。三先生とも東大出で、川田隊長も東大出で、この日、東大閥の様相。

 高橋(高橋林業)さんは、山梨県の林業指導員をしていたとの事で、この日午前中は、希望者には自然公園法と自然保護センターの座学。実学の視点からの「枝打ち実技」を交えての講義だから退屈する事はなかった。が、折角の森林活動を楽しみに来たのだから、森の中でやってとの希望あり。では、来月は、そんな工夫もしてみましょう。

 望星の森班は、桜井先生の植生調査実験。ノバ班は、B地区に生態系調査、木工班は小原の郷に出張ベンチ作り。

 小原の榎本製材所が廃業するらしいと聞いて、金子会員(金子建設経営)が現場を見たいと言うので案内した。往路は車で言ったが帰路は、弁天橋経由で森に戻った。

 弁天橋からの風景は、なんとも美しく、東京から1時間の距離にこんな秘境が見落とされているとは勿体ない。

 終礼後は、東大院生に捉まって質問攻めに合った。課題は「森林NPOの自立」・・毎日新聞社の宿題だから、一緒に考えようと良い塩梅だ。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(相模湖・嵐山の森) | 23:23 | - | - |
川崎ネイチャーフェスティバルを共催
今年も川崎ネイチャーフェスティバルを共催いたします。

日時:9月26日、10時から15時
雨天時、27日に順延。いずれも雨天時は中止。

場所:新鶴見操車場跡地「パイオニア空き地」

主催:ネイチャーフェスティバル実行委員会
共催:NPO法人幸まちづくり研究会、NPO法人緑のダム北相模

 私たちが毎日飲んでいる「水」は「桂川(山梨県)・相模川(神奈川県)水系」の森から供給されていますが、その水源の森は今、凄まじい勢いで荒廃がすすみ、このままでは私たちの子孫が安心して水を飲めなくなってしまいます。また、森を棲み家とする多様な生き物の生態系が壊れ、森に生かされている私たち人間の生存さえも危ぶまれる事態となってしまいます。

 暮らしの中で多くの二酸化炭素を排出している私たちは、その排出量を「0」にすることはできませんが、抑制するために暮らし方を見直すことや吸収効果を高めるために荒廃した森林の間伐や植林などの再生のための作業に参加し、伐られた木を使うことで森を活性化させ、多様な生き物の「いのち」と「水」を育む豊かな森づくりをすすめていくことはできます。

 第6回ネイチャーフェスティバルは、会場となる新鶴見操車場跡地に災害時に一時避難所となる「いのちの森」をつくると共に、森の恩恵をうけている都市の人々に「木を使うことが森を守ること」「ドングリの苗木を森に植樹することが地球温暖化に貢献すること」を広報・啓発する場として開催します。



昨年までの様子はこちらからご覧頂けます。
| kitasagami | 森をつなぐ | 09:18 | - | - |
経営運営会議 議事録
場所:マルモ出版会議室
時間:18時から
参加者:石村、川田、斉藤、神宮、丸茂、宮村(記録)
秋山、川人(有限会社アキラ)

○体験留学の受け入れについて
中国書法家協会の中国からの体験留学を受けいれるかの相談。70から80名。受け入れ主体は成田山しんしょうじ、外務省の後援。特に日本の環境についての取り組みとして緑のダムの活動の体験、紹介を行う予定。受け入れるのは来年度8月25日水曜日。受け入 れ人数が多いので、いくつかのチームに分けてローテーションで活動に参加。

○若柳嵐山の森の取り組みについて
定例活動を事務局管理から定例活動を取りまとめる組織を立ち上げてはどうか。
参加者の管理、道具の手入れ、地主さんとの連絡、経済面での作業について考えるべきである。
9月定例活動後に事務局とフォレストノバとの今後の取り組みについての打ち合わせ会を予定。

○相模原市環境パネルの展示について
市役所1階で14日月曜日から展示。パネルを郵送し、対応。1週間の予定。

○経団連の生物多様性シンポジウムへの展示について
パネル、積み木などを出展する。交流も目的。

○ネイチャーフェスティバルへの参加について
第6回への参加をする。本年度まで共催で行う。雨天順延。小原活性化会議から名物のおやきの出店がある。相模湖町商工会から間伐材活用についての出展。

○10月の嵐山定例では相模湖、森林まつりを行う。スタッフは世田谷のみんなの森中心で行う。

○相模原市木工教室について
10月25日日曜日に行う。市の広報が足りないので、地元の小学校、中学校の参加を募ることとなた。また地元の小学校の6年生も山を歩く計画がある。将来的には学校林への挑戦もしてみたい。

○小原活性化会議
9月15日に地元、関係者中心で小原の郷の案内を行う。体験プログラム、観光案内などの実際のツアーのシュミレーションを計画している。木工体験の要望が出ている。本番は11月22日で、「小原宿お楽しみウォーク」として募集をする。

○第3回間伐材活用コンテストへの協力依頼
コンテストへの協力についてのチラシを作成。協賛金やPR活動への参加、FSCTMモノづくり研究会への参加、製品化に関する研究、開発の支援などの内容となっている。今後はFSCTM材の利用を前に出し、募集を募る。

○積み木の製品化、販売促進活動について
マイガーデンという雑誌の通信販売誌面に掲載が決まった。通信販売の方法に関する文面をチェックした。注文、在庫管理については当面事務局で行うこととした。

○小原本陣の森、団地化について
本年度は調査を行う。GPS機器を利用しての調査を依頼、作業は近々始まる予定。下見は済んでいる。正式な発注も行っている。調査内容はコドラード調査、地質調査などの3、4種類。この調査結果は森林の状況をおさえて、団地化モデル地区になる前に調査を行わないとすぐに林道が作られてしまう。環境アセスメント的な要素を持つ調査とする。

○FSCTM継続審査について
10月20日に嵐山の森で行われる。
審査項目について別途打ち合わせ会を持ち、検討し、当日に臨む。

○GPS機器の購入に関して
様々な機器を検討した結果、三重県の吉田林業を見学した際のGPS機器を購入して実際に使うこととした。

○林業現代への掲載予定がある、著者は酒井先生。

○フォレストノバの活動について
10月3日のリハーサルを9月の定例を行う。
ネイチャーフェスティバルへのドアプレートを作成、FSCTM認証のシールを貼るので了承した。

以上
| kitasagami | 経営運営会議事録 | 21:56 | - | - |
定例活動報告 第269回 (小原本陣の森)
 前日は、小原泊(古民家・永楽屋・・後述)朝はノンビリ。昨夜の残り飯にインスタントみそ汁で朝食。ブラリブラリと9時過ぎに集合場所:小原の郷へ5分の距離。晴れ。 小原の郷に置くんだと木工班(大坪・松尾会員)はベンチ作りに既に来ており、時間の9時半には23人が集まった。班は三つに分かれ、右回りの酒井教授を班長とする美女谷尾根踏査班、点検路設営研修のため、既に基地に来ている筈の高橋林業と交流するための点検路研修班に分かれて入沢作業路を遡行した。

 基地に到着してみると高橋林業はすでに、作業に入っているらしく遠くの上方山間から、草刈り機音がコダマしてくる。点検路は左回りに中里山からはいる予定だから先ず、中里山に登って音を頼りに高橋林業と合流しようとしたが登るに付け草刈り鎌の音は下方から聞こえてくる。さては、下の小林山から入ったのだなと学生一人を連れ、残り人数は基地周辺の整理とし、藪に分け入って高橋さんを探しに行くことにした。

コダマ音は本当に分からない。上方から聞こえたり下方から聞こえたりする。苦労して藪漕ぎしていると,ヌッと山蔭から高橋さんが姿を現した。話では、我々の到着を待ってはおれないと下方・小林山入口から点検路を付けていたのだとの事。そんなこんなの行き違いで点検路研修は取りやめとなってしまった。学生たちは、基地周辺のかたずけと木工班の手伝いと収穫の尐ない一日となってしまった。

 美女谷尾根踏査班によると入口付近は急登攀で、道付けは不可能。手前尾根からの眺望は良く相模渓谷から右遠方に富士、左遠方に相模原平野が一望に見渡せる。尾根は広めで緩やかな登りだが、大久保沢下方に向けて枝尾根が5〜6本入る複雑な地形。酒井先生は、林道つくりのスゴ技の持ち主で今回の、踏査は林道計画のための調査で、先生の話では、主な枝尾根を調べて見ないことには方針が立たないそうだが、この山は砂礫層・頁岩で出来ているから林道は崩れやすい、ので材は索動下ろし(架線降ろし)が良いかも知れない由。「また、度々、見に来ますよ」、そして「森林整備活動を12年間も続けてきて、本格的な集約施業に取り組もうとしている、緑のダム北相模の森林活動は、他では見かけない面白いケースだから、記事を林業現代に掲載させて頂きます。了解下さい」とおっしゃる。ハイ、一向に構いません。

 酒井先生のような当代随一の林道碩学が、林業業界を代表する「現代林業」に執筆下さるとは、これはまた、光栄なことだと思う。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(小原本陣の森) | 23:11 | - | - |
間伐材の積み木をレンタルできます
 この積み木は安全に配慮した重さと大きさで、しかも正確に丁寧に作られています。
 木のぬくもりに親しみながら遊ぶことで、子どもたちの想像力や集中力を引き出すと共にお友達とのコミュニケーションに役立ちます。

 積み木の製作は相模原市藤野の家具職人、studio fujinoの藤崎均さんが加工、しかも仕上げは福祉作業所「やまのべ館」にお願いして丁寧にひとつひとつ仕上げています。

 緑のダム北相模の積み木は従来捨てられてきた間伐材を有効活用して作られています。(スギまたはヒノキを使用しています。)そのため、この積み木を購入、利用することで、森林の荒廃を防ぎ、二酸化炭素の吸収を促進します。
 学校教材、リハビリテーションツールとしてだけでなく、企業様で購入、寄付をすればCSR活動のひとつとしても活用できます。


○イベント用レンタル料金について
 イベント1日につき
 5,000個入り、15,000円
 10,000個入り、30,000円
 さらに必要な場合はご相談ください。
 送料は別途かかります。
 また、積み木保管場所(東京都小金井市)での貸出、返却の場合は送料はかかりません。

○納入、レンタル実績
 財団法人オイスカを通じて企業の社会貢献活動に使用
 NPO法人「友の輪会」(デイサービスでの利用)など
 上智大学アジア人材養成研究センター
 上智大学オールソフィアンズフェスティバル
 日本アセアンセンター
 相模原環境まつり
 杉並区立中学校
 三鷹市立中学校
 港区エコプラザ
 神奈川県の環境イベント
 小金井市の環境イベント
 東京学芸大学環境教育研究センター

○ご購入、商品のお問い合わせについて
 購入については、こちらのサイトから、
 レンタルに関しては、お問い合わせからご連絡ください。

緑のダム北相模の積み木について、さらに詳しく。
| kitasagami | 間伐材の積み木の取組み | 20:33 | - | - |





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