月2回の定例活動など、緑のダム北相模のさまざまな活動を紹介しています。
定例活動報告 第244回 (嵐山の森)
母校(英国:オックスフォード大学・日本産業研究所)の図書館で日本の森林状況の参考書を読み、インターネットで調べ。約2ヵ月間の計画で現地調査のため来日したアリスです。森林NPOでは、FSC(国際NGO:森林管理協会・本部・ドイツ・ボン市)のホームページに紹介されていた“NPO緑のダム北相模:若柳嵐山の森”を訪問した。今回の来日の目的は、私が専攻する「日本学・森林政策」を論文提出するためです。

若柳嵐山での最初の強烈な印象は、70数名を越す森林ボランテイアの方々の姿であった。あら ゆる階層(高校生・大学生・社会人・老若男女)の人々が参加していることが第一、そして、この森のそれぞれの場所・現場で多様な活動をしていることが第二。
また、朝礼・(お昼休み)・終礼・・・、参加者全員が集まり、各活動班ごとの今日一日の成果発表と情報の共有システム、そして、お互いがお互いを支え合う集団意識の高さに驚かされました。
もちろん、参加者の知識・経験・技術の差はあります。しかし、それぞれの方々が自分自身の意 志で森林の保全再生に貢献している姿は素晴らしいものでした。

この日、静岡から新しくNPOを立ち上げた環境保護団体が視察にきていました。また、来年を 目標に独立して森林活動を目指す「生命の森宣言・東京」という団体が、現場研修を受けていました。

「NPO緑のダム北相模」の活動は現在、点の規模の活動かも知れませんが、その影響力は地球 規模への発展途上だと言っても大げさではないでしょう。少なくとも、若柳嵐山の森のある相模川の上流・中流・下流をつないで、約40の団体とネットワークを組んでいることからも、そう感じました。石村さんは「1人の専門家より99%の普通の人」と話していました。

京都議定書では日本は、2012年までに330万haの間伐をしなければならないと言っています。これを実現するためには、専門家だけでなく全国民の参加が必要です。緑のダム北相模の活 動に、そのひな形を見ました。森林を全ての生物の遺産として、命の源として保護できていきますように・・・・・。

| kitasagami | 森をつくる、定例報告(相模湖・嵐山の森) | 22:20 | - | - |
定例活動報告 第243回 (小原本陣の森)
7月に入り、森の中にいてもだいぶ暑く感じる一日でした。この日は「生命の森宣言」の方が参 加していて、下草刈りを行っていました。
作業場所まで経路を登っていると、山の斜面に前回来た時にはなかった小さな泡のかたまりがた くさんありました。アワフキという虫が中にいるそうです。

Forest Novaはチルホールの使い方を教わる班と経路作りを行う班に分かれ、午前と午後で班を
入れ替えて全員がチルホールの使い方を佐々木さんから習いました。「木の下に立って、その木が 見てきたものを見る。木も生き物。だから切った後はちゃんと使ってあげないといけない。」と言 われ、木を切ることはどういうことか、切った後はどうするのかを、ちゃんと考えて作業していか なければいけないのだなと感じました。

今回切ったのは割と細い木だったのですが、それでも木は踏ん張ってチルホールを動かすのは重たくなりました。チルホールを使って倒したのは午前一本、午後一本だったのですが、経路作りの材が足りなくなったので途中でチェーンソーだけで伐倒したら掛り木してしまい、二人がかりで押して倒していました。
掛り木してからチルホールをかけることはできないので、伐倒前に少し時間をかけてでも最初からチルホールを使う方が、実は効率がよくて安全だと教えてもらいました。

3時ごろに作業を切り上げ、下まで降りて反省会を行って活動が終了しました。

| kitasagami | 森をつくる、定例報告(小原本陣の森) | 22:28 | - | - |





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