月2回の定例活動など、緑のダム北相模のさまざまな活動を紹介しています。
定例活動報告 第234回 (嵐山の森)
「雪の森であったかく!」
 この冬は暖冬で、しかも雪が多い感じだが町では雪は、すぐ消える・・・しかし、ありました!長野や富山まで行かずとも相模湖の嵐山にもたっぷり雪が残っていた、二月の活動日。
参加者は「生命の森宣言」17 名、望星高校7 名、学生連合Forest Nova ☆15 名、森人クラブ3 名、日大森友3名、体験学校他一般27 名、計72 名。団体の参加で森も活気づく!!

 森林整備班は、森のアチコチの道を整備作業。大鎌をもって、雪の小道を伐採しながら、拡げていく。日向はかなり暖かく、懐かしのラクダ色のT シャツ一枚で、大鎌をふって、汗をかいている人も。熟年者が多く、一人ひとり、間隔あいて作業する姿が清々しい。体験学校では団体の人達が、午前中、森を回って森づくり活動の話を聞く。

 午後は、三グループに分かれて、木の間伐の体験作業。ファーブル佐々木班、斎藤班、川田班。木の圧力があるせいか、始めはなかなかノコギリが真っ直ぐに切れず苦労したようですが、最後は「二本伐りました!」と、今日は作業スタイルバッチリの千葉さん。
 工房班は椅子作り、「リュック」ツリー作り、新しい小屋の木材作り。皮をはぐと美しいヒノキの素肌。どんな小屋ができるのか楽しみ!
 花畑班は腐葉土運びとフェンス作り。この日は助っ人多く、大分はかどった!フェンスのくい打ちに奮闘したNova の加藤、照井君は、「森林作業より大変だった!」でもいい経験したようです。
 お楽しみの昼ごはんは、森のビーフシチューと蒸した温野菜。森のかまどに、せいろ(蒸し器)の塔が建っているのは、なかなか乙な光景。生命の森宣言のメンバー二人、「このおいしさは三ツ星、いや五ツ星レストラン(食べに行ったことないけど!?)」、「この為にも又、森づくりに来るべし」と木の根っ子のイスの上で話がもり上がってたよ。おみやげは石村パパのダイナミック焼き芋!ぬらした新聞紙とアルミでいもをくるみ、たき火の灰の中にドーンとぶっこむ!心も体もあったまった二月森活動日でした。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(相模湖・嵐山の森) | 21:42 | - | - |
間伐材を生かした「森づくり・モノづくり」コンテスト審査結果
■応募作品
  平成19年10月7日より12月20日まで応募のあった作品数は下記の通りです。
◇ 「間伐材活用部門」   110点
◇ 「ランドスケープ部門」  51点

■コンテスト審査会
   平成20年1月30日(木)13時より相模湖町商工会にて厳正なる審査が行なわれました。

■審査委員 
   内藤廣(建築家)
   小田原健(家具デザイナー)
   白砂伸夫(ランドスケープアーキテクト)
   戸塚英明(相模原市環境経済局長)
   荻野時夫(相模湖町商工会長)
   石村黄仁(NPO法人緑のダム北相模事務局長)    敬称略  

■審査結果
審査の結果は下記の通りです。

◇「間伐材活用部門」
最優秀賞 該当者なし
優秀賞 「木漏れ日ベンチ」  渡部 高広 (東京都新宿区在住)
優秀賞 「Wood collection」  関本 哲也 (東京都新宿区在住)
佳作 「学童家具・デスク」  小菅 澄男 (神奈川県横浜市在住)
佳作 「Tsumikiの灯り」  住田 旭宏 (東京都立川市在住)
佳作 「10゜」  遠藤 知里 (山形県山形市在住)
佳作 「木のゴール」  有薗 柊平 (神奈川県相模原市在住)
佳作 「モンスターアドベンチャー」 小田 景門 (神奈川県相模原市在住)

◇「ランドスケープ部門」
最優秀賞 「浮き島」  岸田 祥 (和歌山県和歌山市在住)
優秀賞 「防風柵」  海野 洋光 (宮崎県日向市在住)
優秀賞 「森のような・建築のような」 山崎 智志 (埼玉県富士見市在住)
佳作 木れんが」  稲垣友紀子他(愛知県名古屋市在住)
佳作 「Ha-ha de Dogs」  加藤  実 (山梨県北杜市在住)
佳作 「照明施設」  奈木政幸 他(東京都練馬区在住)
佳作 「森の図書館・森の小さな小屋」 竹尾 昌 (東京都新宿区在住)
佳作 「街を翔ける森」 神田陽輔 他(奈良県五條市在住)
特別賞 「森林景観」  羽田真実子(神奈川県相模原市在住)

                            敬称略

■コンテスト表彰式・展示会 
   平成20年4月29日(祭日) 「相模湖やまなみ祭」にて開催します。
   表彰式:やまなみ祭開会式会場
   展示会:県立相模湖交流センター1F 「アートギャラリー」

■その他
   受賞作品に関しては後日、本サイト上で公開いたします。

■お問い合わせ
森林再生事業促進実行委員会 事務局
e-mail : hashimoto@econano-club.jp
| kitasagami | 森をいかす | 17:29 | - | - |
経営運営会 議事録
日時:2月8日 18時から
場所:マルモ出版会議室
参加者:石村、大坪、川田、斉藤、佐々木、滝沢、仁藤、丸茂、吉田
記録:宮村

○20年度協働事業計画についての確認
神奈川県に提出する事業計画について3つの事業を柱に目標、成果、内容と対応付けて確認した。
森をつくる
 若柳嵐山の森、里山交流の森として県民に親しまれる森を目指す
 小原本陣の森、担い手育成、技術向上の森。未着手森林所有者との接触、森林整備学校(仮称)の準備

森をつなぐ
 緑のダム体験学校、参加者がオピニオンリーダーとなり森林整備への参加、理解を増やす
 甲州古道プロジェクト、埋もれた遺跡の発掘、古文書、伝承分化の発掘

森をいかす
 県産材活用コンペの実施、大人126点、子ども116点の応募、県産材流通経路の構築
 森林広報、活用コンペ入賞作品の巡回展示会、商品化、相模原NF、川崎NF、木つかい運動など企画、参加

協働の必然性、成果、今後の事業展望、交付金終了後の見通しについて打ち合わせた。この後、修正後神奈川県に提出予定。

○相模原市との協働事業について
 神奈川県との違いについての説明。相模原市とNPO法人の役割を明示してある。計画の立案、予算化などのフォーマットに記入する形で制作する。テーマは団地化がよいのではないか。

○2月の嵐山定例活動の確認
 チェーンソー勉強会を行った(フォレストノバ)、嵐山の2月活動予定(ガーデニング、木工班)、体験学校20名程度の参加を見込んでいる。大学生担当の森を決めるとよい。望星の森は2、3月のうちに植樹予定地、本数の確認をする。

○ホームページ、主な活動リニューアルについて
 主な活動のページは3つの活動の柱をもとに各担当者を決め、3月までに原稿をそろえる。新緑の頃までに写真をそろえ、リニューアルを行う。

○間伐材活用コンペの報告
 出展作品の間伐材利用部門、ランドスケープ部門の優秀賞などを確認した。公表はサイト上で順次行う。

○相模湖公園の改修デザイン案
 香りの小径、自然の庭(山野草)、バラの庭、などのアイディアが提示された。各ポイントに名称づけをする。土壌改良等は公園側、植栽等は緑のダム側という話で進んでいる。


 経営運営会議の様子

以上
| kitasagami | 経営運営会議事録 | 18:56 | - | - |
定例活動報告 第233回 (小原本陣の森)
 林道の入口から、皆で道具を基地まで運び上げたので作業開始が遅れた。ミーティングで作業予定変更を確認した。13 時まで経路作業、基地に戻って昼食、その後、小屋内外の片付けをすることにした。

 チェーンソー、スコップ、チルホール、ワイヤー、スリング等経路工事道具を携えて現場へと向かった。10分程で経路入口に到着。前回作った経路を上がりながら、出来具合を確認。作業場所に着くと直ぐに作業開始。目印テープに従って工事を進めた。土留めの為、適当な太さの枝を捜し、先端を三角に尖らせ杭を作り、路肩に打ち込んだ。部材として、倒木を担ぎ出して杭に預けて設置した。路面との隙間には枝を詰め、更に小枝や樹の葉で穴を塞いだ。山を守る為の作業経路が土砂崩れの要因にならぬよう、雨水の流路や排水に特に留意した施工が大切である。経路はジグザグコースなので30mばかり進むと曲がる。曲がり階段は、上り・下りの歩き易さを念頭に、現場の状況に合った一段当たりの高さ、巾の設定をするとともに、施工のし易さも重要だ。

 曲がり角の先のコース付近に倒木がないので、細長い曲がり木を選定し伐倒することにした。佐々木さんの指導に従い、学生達のチルホールの実習である。倒した後の引出し作業の容易さを考慮し、伐倒方向を決めた。隙間は木一本分で、少しでも曲がれば、掛かり木間違いなしの状況であった。滑車を使い、ワイヤーの向きを変え、安全な場所でチルホールを操作し、見事ドンピシャで予定した場所に倒した。チルホールの威力に思わず喝采した。倒れた木の枝を払い、チルホールを移動して掛け直して、10m程引っ張り、所定の位置に据え付けた。シロウトの山作業は、時間が掛かっても安全・確実が一番だ。経路作業を終了し、道具を片付け、再確認して基地に戻った。

 いよいよ昼食の準備である。カマドに火をいれ、石村夫人の差し入れの梱包を開けて、ジャガイモのホイル焼きと手作りのオニオンスープが、レシピ通りに出来上がった。感謝しながら皆でたらふく平らげた。ご馳走様でした。一休みしてから、小屋の片付けに取り掛かった。中にあったものを一旦全て出して、要る物だけを再度格納した。小屋の中で冬眠中の大きなクモを多数見つけたが、小屋からは出てもらった(オニグモと思われる)。大量に出たゴミを軽トラに載せて作業は終了。お疲れ様でした。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(小原本陣の森) | 21:38 | - | - |





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