月2回の定例活動など、緑のダム北相模のさまざまな活動を紹介しています。
定例活動報告 第222回 (嵐山の森)
お盆連休最後の休日、これから残暑。夫々のパートで熱中症に気をつけながら、充実した一日
の45人参加。

川田隊長・宮村副隊長の率いる「望星の森隊」では、昨年植えた栃の木の下草刈り。3年前に
植えた栃の苗木を覆うように夏草が茂っている。これらを刈ると整然と栃の幼木が姿を現した。
中には木陰を作るくらいにスクスクと育った木もある。急斜面の灼熱の作業の中「夏を迎え撃
て!」、「そうだ、夏は暑いものなんだ!」・・と言っても熱中症になったらアウト。
沢ではファーブル佐々木氏の指導で倒木の除去作業。沢から巨木倒木を引き上げるには、泥水
をかぶったような汗まみれのサスガの怪力マッチョマン白石ちゃんにも限界あり。午後、チルホ
ールド(簡易巻き上げ機)を使って女子大一回生屋井(オクイ)さんが挑戦していた。
緑のダム学校(齋藤学校長)では、小4の長井みなみちゃんファミリー一家他、8名参加。
サスガ、齋藤先生!CO2 と森林の関連性を小学生にも分りやすく説明(私も大いに勉強になりました)、それにしても夏草の茂りようは、何時もより歩行困難です。
午後、木工房の周りの篠竹刈りは、「初参加者の作業とは、とても思えない出来栄え!」とお褒
めのお言葉を頂いた“緑のダム体験学校班”でした。
丸茂班長指導によるガーデニング班は、相変わらず夏草との戦い。青山さんは草刈と剪定と生
垣つくりに精を出し、今朝見たときとは大違い,綺麗、スッキリ。
木工房では大坪師匠のご指導で滝澤学生が素敵なベンチつくりに励んでいた。其のベンチ、足
が木の肌そのままのナチュラルな、それぞれの美しさで、こんなイスのあるキャフェでお茶なら最高。
かくして、今宵も駅前カドヤでの汗かいたあとの“生ビールの美味さと歓談”で幸せなり・・・。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(相模湖・嵐山の森) | 18:43 | - | - |
経営運営会 議事録
日時:8月10日 18時から
場所:マルモ出版会議室
参加者:大坪、川田、斉藤、佐々木、滝沢、丸茂、宮村、吉田(50音順)
記録:宮村
議事録:

○若柳嵐山の森
FSCTM維持審査
 事務局の都合で9月に延期
 8/12臨時活動にてバッファゾーンの策定
 作業計画書など書類の確認を順次行い、HP上で更新する
拠点整備:道具管理、雨対策、荷物置き場
 現在の物置前あたりにウッドデッキを試作
 ただし、既存物の建築基準法等への適合状況の確認が優先
 現況図、写真等を関係部署に持参し確認する
19日の活動予定
 下草刈りを中心に行う
 望星の森 トチの半径1mを中心に急務、高校生以外にも増員する
 工房への道の草刈り、篠竹が増えている
 チェーンソー実習を講習受講者を中心に行う

○小原本陣の森
 拠点周辺の景観、林床整理をさらに上流へ
 活動目的をスキル向上の場、とし東林業等の指導を仰ぐ
 小原本陣祭り(11月3日(土))については定例活動を小原本陣祭り手伝いに代える
 活動後に地元の方との交流を予定、12月活動後が有力
 共有林経路づくりは地権者全員承諾ではなく代表者のみで可とのこと

○相模原市、神奈川県との恊働状況の確認
 県の監査にて予算申請について意見がついたため、確認を行う
 また県等との打ち合わせ時には記録を残し、できれば相互に内容の確認をすべき

○甲州古道プロジェクト
 国交省の進める夢街道の打ち合わせ等に協力している
 ただし、予算、謝礼等は現在、もらっていない
 道路に埋め込むモチーフのデザイン案の確認
 会としては、小仏峠の景観間伐、廃屋の整理、間伐材による関所の再現、バイオトイレなどを提言していく

○川崎ネイチャーフェスティバル
 次回会議 8月21日 18:30より JR貨物にて
 レンタルテントのフレームを間伐材活用で検討中、コスト保管方法等に問題あり
 ステージ設営、日程、人手等問題あり

○その他
 既存のメーリングリストの廃止
 従来のような情報交換、伝達は掲示板(緑の伝言板)を利用する
| kitasagami | 経営運営会議事録 | 13:15 | - | - |
定例活動報告 第221回 (小原本陣の森)
ようやく梅雨も明け,本格的な夏の到来で,厳しい暑さの中の作業となった。
空には太陽がギラギラと輝き,森の中は木陰とはいえ,じっとしていても汗がにじんでくる。
本日の作業は,石井山の跡片付けである。昨年末から本年3月まで石井山で枝打ちをして,枝打ち後の切り枝は,土留めのために等高線に沿って積んで処理した。その際に山火事対策の視点が欠けていたため,高積み・薪積みになっている箇所がある。これを低積みにすることで,地面に近くして腐り易くし,土に帰るのを早めるとともに,山火事の際に燃えにくく,炎が立ち上がりにくい様に,積み直す作業である。
(斎藤さんの見解では,昔は枝打ち後,高積みし,乾燥した後,集めて薪にしたので,高積みで良かった。現在は薪にすることはなく,落枝は早く土に返すのが良いとされ,山火事防止等のためにも高積みにすべきでない)
拠点で道具の準備中に,小林さんが大鎌を担いで,一人で山の手入れに登ってきたので挨拶を交した。20分位の急な登りを石井山の尾根まで上がった。暑さのため,まずは一休み。
枝の積み直しに際し,斉藤さんの提案で尾根筋の防火帯の確保を意識して,山積みの位置を移し,低積みに直した結果,5m幅位の防火帯が現れた。 尾根で気が付いたのは,松枯れで,枯れて倒れた松や,立枯れした松が10本位認められた。これらについての対応は,次回の経営運営会議で相談する必要がある。

 午前中は,出発が10時30分と遅くかったので,途中に1回の休みを挟み,12時40分まで作業した。拠点への下りの斜面は,以前は地面むき出しだった箇所も,かなり雑草に覆われていて,山の生命力を感じた。
拠点に戻った時は,汗だくだくであった。 山の上と違い,拠点小屋のところでは,風もなく気温も高く感じた。
小屋の裏の小川で顔を洗うと,冷たい水で生き返った気がした。
昼食には,石村夫人の手作りの冷汁とサラダ等が待っていた。本当に美味しく,皆は何杯何倍もお代わりをした。
昼休みの間に面白い経験をした。遠く石井山の奥から微かにヒグラシの鳴声が聞こえて来て,鳴き交しながら段々と近づいてきたかと思うと,我々を取り囲み,我々に抗議しているのかと思われる程のやかましく鳴いた。余りの大きさに不気味さを感じた程であった。暫らくすると鳴声は小林山の奥へと移って行き,ついに全く聞こえなくなった。休憩の間に,これが数回程繰り返された。
ファーブル佐々木さんは,「鳥の場合は縄張りを主張するために,侵入者の周りに集まって来て,鳴いて脅かし追い出そうとすることがある。ただし,セミについては,そんな話は聞いたことがない」と,いいながらポケットに隠していた,多数のセミの抜け殻を取り出して,ヒグラシに謝っていた。
休憩の終わりの頃に,小林さんが汗でびっしょりになって,山から下りてきたので,一緒に冷汁を食べて頂いた。暑い中,1人でお疲れ様でした。
午後の作業は,2時から拠点付近の斜面の片付けを行った。道から見ていると判らないが,斜面に上がってみると,雑に放置された枝がある。道路からの景観を配慮しつつ,それらを等高線に沿って並べ,低積みにして片付けた。
また,斜面の傾斜木も,倒木による土砂崩れ防止の視点から,何本か大枝打ちした。
3時半頃に作業を終了し,川で汗を洗い,心身を清めた。駅前でいつもの「かどや会議」で本日は終了。

○次回:午前中は中里山への経路整備,午後は拠点付近の山裾の整備とする。
(小原本陣の定例は人数が少ないので,もう数人参加者がいても良い。経営運営会議で相談)

     
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(小原本陣の森) | 23:23 | - | - |





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