月2回の定例活動など、緑のダム北相模のさまざまな活動を紹介しています。
ランドスケープデザインに記事が掲載されました
ランドスケープデザイン55号に活動が紹介されました。
記事全文はこちらのPDFファイルでご確認ください。
このPDFファイルは(株)マルモ出版のご好意によるものです。
印刷はできません。ご了承ください。

紹介にあたり、本会事務局より
 「FSCTM認証の森になって、年間3千人ほどの見学者が見えます。ご案内に手を取られて事業上はマイナスですが、これを普及することが速水林業に課せられた新たな使命だと思っています」。2002年3月、私が初めて速水林業を訪問した時の速水亨さんの親父さんの言葉です。速水林業を訪問する前々日、高知県のユス原森林組合のFSCTM認証林をお訪ねしました。中越組合長と高知県・森林課主幹(当時)の小原 忠さんの森に掛ける強い想いと使命感に打たれました。この方々にお会いして得た結論は、「森林を守らねばならないと言う想いが本物で、それを継続すれば誰でも、FSCTM認証の森が可能だ」と言う事でした。

 爾来、“雨でも休まず・・・”の活動を続けながら一時も忘れず、上記の方々と想いを共有することにしました。その結果、活動開始8年を経過して2006年10月に“若柳嵐山の森”がFSCTM認証の森になりました。当会の管理する“若柳嵐山の森”は「これがあの認証の森だ」と言うほど立派な森かどうか、むしろ“何んで、この森が認証の森だろう”と思う人もいるでしょう。それなのに何故、FSCTM認証の森に成れたか。理由は、森が全ての生き物に取ってなくてはならない存在だと言う強い想いを持って10年間、雨でも休まず・・・、を行動に移した結果です。

 認証機関SGSの示した主な認証理由は、次の2点でした。
1、森を守ろうと言う強い想いを継続させて来たこと
2、市民団体だからこそ出来る、独創的な森つくりを実践したこと

 この冊子は、それをどのような形で実践したかと言う結果だけを報告したものです。当初は、認証へのプロセスを200ページほどの本にして報告したいと思っていました。然し、当会は、非営利活動団体ですから森までの交通費も参加者の自己負担であり、巨額の出版資金を準備することは出来ませんでした。そこで、ある出版社にお願いして抜き刷り(製本記事の中から抜き出す)と言う方法で冊子にし、これを森林に取り組む市民団体・ボランテイア、森林に特定する非営利活動団体に「誰にでもできます、皆んなでやりませんか?」と呼びかける事としました。

 市民団体によるFSCTM認証取得の具体的な内容は、第二分冊で2009年10月頃までに、資金を溜めて報告する計画です。それまでは、問い合わせがあれば、当会の森に来て頂いて森の現場を説明しながら一緒に考えたいと思っています。或いは、お呼びいただければ出向きます。趣旨をご賛同頂けますなら、どうぞ何時でも、お問い合わせください。

 このような報告ができますことはこの10年、共に黙々と活動を継続してくれた森仲間と、大勢の方々・団体のご支援のお陰です。またこの冊子の発行・発送を形に出来たのは(社)国土緑化推進機構のご支援によります。

  掲載されたランドスケープデザイン55号


| kitasagami | 森をつなぐ | 19:40 | - | - |
定例活動報告 第220回 (嵐山の森)
 大型台風4 号がこの日、直撃すると新聞が報道している。この10 年、1 日も“ 雨でも休まず・・・” を実践してきたが、「FSCTM認証林」で事故でもあったら世間は「非常識な森林NPO 」と糾弾するに違いない。だが、森仲間は、台風でも、必ずやって来る。その対策をどうするか。当日朝・7 時半、暴風雨の中、森に向った。昨日、非難場所として、JR 相模湖駅前・桂北公民館を予約した。
 駅集合指定の9 時15 分までに19 名が集まった。暴風雨は激しく続いていた。列車も運休するかも知れないと駅務員は言った。駅構内で朝礼をし、暴風雨対策をする組と待機の公民館組に分かれて行動した。暴風雨対策組は、数人ずつのグループに分かれて危険箇所のチェック、基地では屋根や囲い板、道具類の飛散防止などに忙しかった。11 時過ぎに台風の目に入ったのか、風雨はパタリと静かに収まった。12 時には台風対策を終了し午後には全員、公民館に集まった。
 昼食を挟んでビデオ「白神に棲む」、「森を創る」を鑑賞した。午後、各班・森林整備班+ その他の班、望星の森班、学生連合班、に分かれて夫々の課題の話し合い、木工品試作などにも取り組んだ。日大桜井教授は、「滅多にめぐり合えない暴風雨時の山の観察に来ました」と言うことであったが、朝だけの暴風雨で、この課題は空振りに終わったようだ。
 活動規定の3 時半まで夫々、意義ある台風時の活動になった。当会は常に現場活動を優先するために“ 雨でも休まない”。この日も有意義にこれを実践できたと思う。
溜まっている事務仕事のため、カドヤ会議( 活動後の一杯飲み会) は欠席したから、何がカドヤ会議で話し合われたかは知らない。16 日朝刊で「連休の足ズタズタ、新幹線3 万に影響」と出ていた。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(相模湖・嵐山の森) | 11:24 | - | - |
経営運営会 議事録
日時:7月13日 18時から
場所:マルモ出版会議室
参加者:石村、大坪、兼松、川田、斉藤、佐々木、滝沢、二藤、橋本、渕上、前川、
丸茂、宮村、吉田(50音順)
記録:宮村
議事録:

○7月の定例(嵐山)について
FSCTMからの宿題、バッファゾーンの策定については、石村さん、川田さんでマーキ
ング。篠田さんの作らされた資料を基に踏査
広葉樹林の下草刈り、チェーンソー講習者の実地による復習、モニタリングも行う
日大桜井研究室は、多いときで週2回森に来ている。地主さんに出入りの許可はある
が、挨拶は必ずする。また作業報告に関しても徹底する
お花畑では、竹フェンス作りを行う

○小原の今後の活動について
順序として、石井山整理、共有林の作業許可、中里山への経路作り
また、両方のフィールド共通として、緊急連絡網の作成を行う
(会議中に用紙をまわして作成した)

○技術向上として、東林業さんに作業指導を依頼中。また、新月伐採でなくても大丈
夫であることから、10月までに行い、3月には製材する

○緑のダム体験学校について
オイスカから企業単位での受け入れ要請がある。受け入れは定例外、企業単位など検
討の余地がある。また、森林セラピーを勉強して、森林浴的な観光から作業療法を視
野に入れた独自性を研究する必要がある
7月25日に津久井冒険あそび場の子どもを受け入れる。吉田さんの紹介。

○嵐山、甲州古道、小仏峠で検討中のバイオマストイレは、兼松さんが探されたもの
の現物を見に行く必要がある。また、相模原市は予算化を検討している。メンテナン
ス、排水、電力、価格などの検討事項が多い

○8月1日の湖上祭。灯篭の試作品を永井さんに見せたが却下され、竹フレーム、蝋
燭、発泡スチロールの土台など制約が多い。波は高くなさそうである、という情報も
ある。7月29日に制作を行う。相模湖公園の駐車場。

○7月21日、フォレストノバキャンプ体験。参加者は学生が10名程度。下準備は
7月の定例で行う。

○エコナノクラブという環境に配慮した洗剤会社から、間伐材利用の家具を使ったコ
ンペ企画の持込があった。建築誌やデザイン誌への広告掲載を考えると時間的余裕が
なく、別のワーキンググループが必要。

○作業報告書をウェブで入力しているが、公開して共有できないか。大きな仕組みの
変更が必要だが、当分は入力内容を掲示板に転載するなどで対応したい

以上です
| kitasagami | 経営運営会議事録 | 21:35 | - | - |
定例活動報告 第219回 (小原本陣の森)
 いつも通りに集合したメンバー9人(内3人は別作業)で基地の廻りの整理・整頓(残材の整頓,下草払い)作業に入る。  
11時頃から、猛烈な雨となって作業は中止。
急遽、桂北公民館2F会議室を借りて4時まで、優先と思う事項に付いて意見交換をした。
(ただし,有志は引続き角屋会議に出席したため,帰宅はいつもより遅くなった)

[ 討 議 概 要 ]
[1]FSCTMの要求する「急斜面の基準、作業ルールつくり」・・・関連して、危険管理について 意見交換した。
[2]『小原本陣の森』:施策方針を決めるための全体状況報告(石村)に続き,方針を検討・意見交換
・合意事項
1)中里山に入るには、共有林上組を巻き込みながら経路つくりが必要・・・石村が進めている。
2)団地化をどう考えるか・・・計画的な生産林を目指せば,景観・生態系林は、当然可能である。
生産林が具現化出来れば、自然に放置林の所有者と協働できる(団地化)ようになる。
[3]「(財)オイスカ」から協働の途は無いかと問い合わせが来ている。
   オイスカの要求:企業が派遣する環境(森林)担当者を“緑のダム”が受け皿になって養成できないか(石村報告)
   →討議の結果 :今後、増えそうな面白い要求だ。
          ・受け皿になれるために、内部体制をシッカリ固める必要がある。
          ・齋藤さんの取り組んでいる“緑のダム体験学校”にその芽が出来ている。
           しかも、かなりハイレベルに達しているのではないか。
           学生連合ノバにも、期待できる人材が出てきそうだ。
[4]その他
(1)石綿さんのW・S(木材搬出)をモノにしたい:研究を積み上げようと言うことになった。
(2)東林業さんへの作業指導依頼の件:指導を受けたいので,詳細を詰める。
(3)活動に関する意見・要望
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(小原本陣の森) | 21:11 | - | - |





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