2007.07.30 Monday
ランドスケープデザインに記事が掲載されました
ランドスケープデザイン55号に活動が紹介されました。
記事全文はこちらのPDFファイルでご確認ください。
このPDFファイルは(株)マルモ出版のご好意によるものです。
印刷はできません。ご了承ください。
紹介にあたり、本会事務局より
「FSCTM認証の森になって、年間3千人ほどの見学者が見えます。ご案内に手を取られて事業上はマイナスですが、これを普及することが速水林業に課せられた新たな使命だと思っています」。2002年3月、私が初めて速水林業を訪問した時の速水亨さんの親父さんの言葉です。速水林業を訪問する前々日、高知県のユス原森林組合のFSCTM認証林をお訪ねしました。中越組合長と高知県・森林課主幹(当時)の小原 忠さんの森に掛ける強い想いと使命感に打たれました。この方々にお会いして得た結論は、「森林を守らねばならないと言う想いが本物で、それを継続すれば誰でも、FSCTM認証の森が可能だ」と言う事でした。
爾来、“雨でも休まず・・・”の活動を続けながら一時も忘れず、上記の方々と想いを共有することにしました。その結果、活動開始8年を経過して2006年10月に“若柳嵐山の森”がFSCTM認証の森になりました。当会の管理する“若柳嵐山の森”は「これがあの認証の森だ」と言うほど立派な森かどうか、むしろ“何んで、この森が認証の森だろう”と思う人もいるでしょう。それなのに何故、FSCTM認証の森に成れたか。理由は、森が全ての生き物に取ってなくてはならない存在だと言う強い想いを持って10年間、雨でも休まず・・・、を行動に移した結果です。
認証機関SGSの示した主な認証理由は、次の2点でした。
1、森を守ろうと言う強い想いを継続させて来たこと
2、市民団体だからこそ出来る、独創的な森つくりを実践したこと
この冊子は、それをどのような形で実践したかと言う結果だけを報告したものです。当初は、認証へのプロセスを200ページほどの本にして報告したいと思っていました。然し、当会は、非営利活動団体ですから森までの交通費も参加者の自己負担であり、巨額の出版資金を準備することは出来ませんでした。そこで、ある出版社にお願いして抜き刷り(製本記事の中から抜き出す)と言う方法で冊子にし、これを森林に取り組む市民団体・ボランテイア、森林に特定する非営利活動団体に「誰にでもできます、皆んなでやりませんか?」と呼びかける事としました。
市民団体によるFSCTM認証取得の具体的な内容は、第二分冊で2009年10月頃までに、資金を溜めて報告する計画です。それまでは、問い合わせがあれば、当会の森に来て頂いて森の現場を説明しながら一緒に考えたいと思っています。或いは、お呼びいただければ出向きます。趣旨をご賛同頂けますなら、どうぞ何時でも、お問い合わせください。
このような報告ができますことはこの10年、共に黙々と活動を継続してくれた森仲間と、大勢の方々・団体のご支援のお陰です。またこの冊子の発行・発送を形に出来たのは(社)国土緑化推進機構のご支援によります。
掲載されたランドスケープデザイン55号
記事全文はこちらのPDFファイルでご確認ください。
このPDFファイルは(株)マルモ出版のご好意によるものです。
印刷はできません。ご了承ください。
紹介にあたり、本会事務局より
「FSCTM認証の森になって、年間3千人ほどの見学者が見えます。ご案内に手を取られて事業上はマイナスですが、これを普及することが速水林業に課せられた新たな使命だと思っています」。2002年3月、私が初めて速水林業を訪問した時の速水亨さんの親父さんの言葉です。速水林業を訪問する前々日、高知県のユス原森林組合のFSCTM認証林をお訪ねしました。中越組合長と高知県・森林課主幹(当時)の小原 忠さんの森に掛ける強い想いと使命感に打たれました。この方々にお会いして得た結論は、「森林を守らねばならないと言う想いが本物で、それを継続すれば誰でも、FSCTM認証の森が可能だ」と言う事でした。
爾来、“雨でも休まず・・・”の活動を続けながら一時も忘れず、上記の方々と想いを共有することにしました。その結果、活動開始8年を経過して2006年10月に“若柳嵐山の森”がFSCTM認証の森になりました。当会の管理する“若柳嵐山の森”は「これがあの認証の森だ」と言うほど立派な森かどうか、むしろ“何んで、この森が認証の森だろう”と思う人もいるでしょう。それなのに何故、FSCTM認証の森に成れたか。理由は、森が全ての生き物に取ってなくてはならない存在だと言う強い想いを持って10年間、雨でも休まず・・・、を行動に移した結果です。
認証機関SGSの示した主な認証理由は、次の2点でした。
1、森を守ろうと言う強い想いを継続させて来たこと
2、市民団体だからこそ出来る、独創的な森つくりを実践したこと
この冊子は、それをどのような形で実践したかと言う結果だけを報告したものです。当初は、認証へのプロセスを200ページほどの本にして報告したいと思っていました。然し、当会は、非営利活動団体ですから森までの交通費も参加者の自己負担であり、巨額の出版資金を準備することは出来ませんでした。そこで、ある出版社にお願いして抜き刷り(製本記事の中から抜き出す)と言う方法で冊子にし、これを森林に取り組む市民団体・ボランテイア、森林に特定する非営利活動団体に「誰にでもできます、皆んなでやりませんか?」と呼びかける事としました。
市民団体によるFSCTM認証取得の具体的な内容は、第二分冊で2009年10月頃までに、資金を溜めて報告する計画です。それまでは、問い合わせがあれば、当会の森に来て頂いて森の現場を説明しながら一緒に考えたいと思っています。或いは、お呼びいただければ出向きます。趣旨をご賛同頂けますなら、どうぞ何時でも、お問い合わせください。
このような報告ができますことはこの10年、共に黙々と活動を継続してくれた森仲間と、大勢の方々・団体のご支援のお陰です。またこの冊子の発行・発送を形に出来たのは(社)国土緑化推進機構のご支援によります。
掲載されたランドスケープデザイン55号