月2回の定例活動など、緑のダム北相模のさまざまな活動を紹介しています。
定例活動報告 第501回 (小原本陣の森)
 今回の活動の目的は、嵐山基地に仮置きしている間伐材の処理の準備活動を行った。学生3名の他定例活動会員7名の計10名での活動になった。
 大雨の予想もあり参加者も制限された中での活動となった。早速、チェンソー3台で役120本強の間伐材を半分に切断した。理由は今後導入予定の材木粉砕機に合わせ適材の長さに切ったのである。この作業はすんなりと終わり片付いた。そのあと望星の森の植樹したトチの木の状態を確認したいとのことで
その場所に向かい、トチの木の安全を確認した。しかし驚いたのは山容のあまりの変わりようで今まで見たことのない沢が水音をたて轟々と流れている風景であった。
 気になった水源の森は様相を全く変えた、えぐれた水流の沢であった。嵐山も緑のダムの活動拠点として長年お世話になった森林では無くなっていた。この様になった自然をどのように修復するのか我々素人には理解できないが、このままの様相で自然は包み込んでいくのかとても興味が湧いてきた。その後、長福寺の裏山の崩壊を確認した。相模湖町社会福祉センターに寄り、NPOとしてボランティア活動登録を行って帰った。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(小原本陣の森) | 16:23 | - | - |
定例活動報告 第500回 (小原本陣の森)
 今回の活動目的は、孫山正面ルートの台風での崩落状況の確認に出かけた。小原で鋸、ナタの他スコップ、クワ、チェンソー、ロープなどを分担してイザ出発!
 従来の小原基地を真直ぐ進み孫山のコルに取りつくコースであるが、下りではコースを迷ってしまう為、下から登りながらコースを迷わないよう目印をつけることにした。
 この正面ルートは神奈川県が3年前に造成したコースで歩きやすく整備されたコースに仕上がっている。しかし急峻なため脆く崩れやすいのが心配である。正面ルートの中腹あたりに足場の悪い底沢につながる山道との分岐があり、大変迷いやすい状況にあったため下りルートを間違わないよう正規ルートの補正と誤ルートの進入禁止表示を行った。その後孫山頂上にて昼食をとり、西側ルートを下りながら倒木の点検を行った。新たに台風20号が日本列島に近づいているが、環境変動の影響もあり風雨が従来の常識を超える天候は今後も常識になるのではないかと心配である。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(小原本陣の森) | 16:22 | - | - |
定例活動報告 第498回 (小原本陣の森)
 早いもので9月に突入する。9月の声を聞いてか知らないが朝晩は涼しく感じるようになった。学生の皆さんは夏休みの最後の勉強の仕上げに忙しそうだ。
 宮村先生の学生は高校生の女子一人のみ。川田、角田、石井、原口、私の計7名の身軽な活動になった。山主の鈴木さんの奥様と嵐山基地の詳細チェックを行った。来週栗拾いに来られることになっている養護学校の生徒さんの車椅子などが栗林に入れるように平地の整備を行った。
 特に入り口になるであろう傾斜面に積んだ長年の間伐材の三角山の移動作業を人力と軽トラで行った。移動した間伐材の処理は、使えそうな材は石井さんが乾燥小屋の柱にするため運んで活用する。腐敗が進んでいるものは空き地に運び、雑草駆除のため広く散配した。全員で力を合わせて午後1時過ぎまで行った。終わるころには汗だくだった。まだ少し早いが、イノシシに食べられるであろう、落下した栗を拾った。

 活動後、鈴木さんの奥様のご厚意でブルーベリー畑で実の収穫をさせていただいた。甘い木を選んで十分食べさせていただいた。更に各自が4パック位お土産に持ち帰る事ができた。改めて感謝でいっぱいです。活動に参加できなかった会員の皆様!残念!これまで1年以上の歳月を要した移転作業はいよいよ終焉を迎えようとしている。今後は新天地で充実した活動を通して地域にトラスト活動で貢献できる団体を目指すつもりだ。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(小原本陣の森) | 16:14 | - | - |
定例活動報告 第497回 (小原本陣の森)
 神奈川県立深沢高等学校のインターンシップは今年で第5回目(5年目)になる。
今年の受講生は4名(男3名・女1名)の参加でした。午前9時予定通り全員がJR相模湖駅に集まってきた。今年は暑い日が毎日続いているが、本日は気持ち凌ぎやすい朝を迎えている。
 今日の予定は、午前中は長福寺さんの森林での間伐体験実習と下草刈り。午後は学芸大附属中学生と、先輩OBの皆さん20名と合流し町営グランドでの「流しそうめん大会」である。
 長福寺で装備の着用を済ませ、緑のダムから指導員4名参加1:1の安全重視の指導体制で臨んだ。15年〜20年生のヒノキ林に入り、選木を学びノコで間伐一人1本を目指して開始した。
このエリアは北向きの斜面にあたり又整備不足のため、全体的に生育が遅れている林である。
 直径は4寸程度の欠頂木を選木したが、密集林のため伐倒方向が難しくロープワークで凌ぎ、若い力でやり遂げてくれた。熱中症にならないよう水分補給を欠かさないよう注意した。
 少し遅れたが、皆さんが準備して頂いた「流しそうめん」に合流し、空腹を満たして頂いた。そうめんの他、グミやミニトマトなど工夫か嬉しかったと感想でした。
 インターンシップの受け入れも緑のダムの定例活動になってきた。今後は若い人を指導者に育て新たなインターンシップ高校の受け入れを増やし定番化していける様積み上げて参ります。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(小原本陣の森) | 16:10 | - | - |
定例活動報告 第496回 (小原本陣の森)
 今日も暑い一日になりそうだ。石井さんと農業体験教室の研修生、角田さんの参加で森林整備は4名での活動になった。
 桂林寺に近い美女谷にある照手姫伝説の七つ滝渓谷の整備を小原推進協議会会長小林氏からの要望で、初めて渓谷に入り整備を行うことにした。
 見ると七つ滝は六つしか無く、落葉や倒木更に真竹の繁茂と竹の倒竹で単に荒れ果てたそこらにある沢でしか無かった。照手姫伝説の看板が泣いていると思った。
 沢の左岸が経路になっており鎖場や土嚢の造作が為されているが危険な状態であり、観光客も期待外れになるのではないかと感じた。
 一方、右岸は落葉と倒木、倒竹で相当な荒場になっていたので、まずここを整備することにして作業に入るが、崖地で急峻で転落しながらの作業なので、ロープを腰に巻いて支えながら安全を確保しながらの作業でした。沢を横断した倒木が数本あり、これらの倒木を片付けると視界が開け元来の景色が戻ってきた。
 滝も七つになった。たまたま照手姫の看板をご覧になった登山者にすれ違った。
 「七つの滝はご覧になりましたか?」と聞くと「六つでした。」との返事だった。
 まだまだ作業は続けなければと全員が思った瞬間でした。時間も来たので無念を残して、本日の作業を終了することとした。とても気持ちの良い一日であった。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(小原本陣の森) | 16:08 | - | - |
定例活動報告 第495回 (小原本陣の森)
 今回は小原宿活性化推進会議メンバーと打ち合わせのもと、小原地区住民との連携作業の一環ということで、孫山のハイキングルートの整備・維持管理を行った。
 コースに張り出した雑草・雑木等を除去しつつ頂上を目指すつもりで作業を開始したものの、予想に反して、コース入り口の日当たりの良い場所を除いては、拍子抜けするほど雑草がすくないことが判明。当初方針を変更し、コース全体の状況を把握すべく、取り合えず頂上を目指すこととした。
 コース入り口付近の雑草処理は、刈払機を持ち込んだ推進会議の小林会長にお任せし、所どころコースに張り出した雑木の枝を払いながら頂上を目指したところ、頂上付近に複数の倒木が放置され、一部はコースを塞いでいるものもあったため、頂上で昼食をすませた後、倒木処理に着手。
 結果としては、小さな樹もふくめ8本程度を処理したものの、大径木の倒木(三か所4本)については活動メンバーの平均年齢、必要機材不足等から無理をせず、日を改めて取り組むことで作業を終了した。
 次回は必要な機材を準備し、若い人たちの力も借りて、やり残した作業を終わらせたい。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(小原本陣の森) | 16:05 | - | - |
定例活動報告 第494回 (小原本陣の森)
 相変わらずの天候不順には悩まされる。先週解体した小屋の廃材の搬出作業を行うため自家用車を出せる人は車で集合したこともあり、4台の車が集合した。先週解体済のNOVAハウスの屋根を畑班の石井さん達が野地板と垂木を外してくれていたので、屋根の解体は思いのほか早くおわった。NOVAハウスの跡地に残った多くの丸太材や釘などの金属片の跡片付けが結構大変だったが、元に戻った自然の大地に魅了された。その流れで、乾燥小屋の跡地の間伐残材や金属片を取り除く作業を済ませて、経路整備まで行ったらとても景観がきれいになり参加者に満足感を感じることが出来た。今回で嵐山の撤収はほとんど完了したことになる。一部乾燥小屋の補修用に用意した野地板と垂木の一山を業者に返還すれば100%終了になる。
 昼過ぎ嵐山の撤収作業終了後、畑に行きジャガイモを掘り分けて持ち帰った。私個人は、明日から北海道を三日間回り木材の中古加工機械を物色してくる予定だ。地球温暖化防止から始まった森林環境税だがいよいよ森林環境税譲与税の配布が始まった。森林の整備や森林従事者に対する支援や木材の利活用を進める活動が本格的に開始する。プラスチックフリー問題が増す中、木材の利活用は喫急の課題。
これら一連の森林問題を通して緑のダムなどNPOがどうすれば川上の問題を川下に住む住民一帯のものとして取り込んだ日常にできるかが試される時がきた。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(小原本陣の森) | 16:04 | - | - |
定例活動報告 第493回 (小原本陣の森)
 天候が不安定な中、多くの会員が集まり活動をした。知足の森(小原)を整備測量している学生諸子の皆様と基地(嵐山)の最後のNOVAの小屋の解体に分かれて活動。
 森林整備は8名(NOVA4名)で開始したが、説明書が手元に無いため皆で検討したが、解体後再組み立てができる状態に解体作業を丁寧に行うか、兎に角解体目的のみとするかで分かれたが、午後からの総会出席という時間の制限もあるため中間の極力痛みの少ない方法で解体を進めることに方針を定め進めた。屋根は問題で怪我の無いようきれいに解体するために、まず壁から破壊を少なくした方法で解体し、柱だけを残し、屋根を残したまま蹴り倒す方法を選んだ。
 これは、乾燥小屋の解体経験が生かされたもので、以外に簡単にしかも短時間で作業を終えることができた。屋根は丸ごと残っているので、再組み立ての場合は再利用可能な状態で保管された。多少時間が有ったのでお花畑の残骸等の整理もできた。以上で長年お世話になった嵐山の基地の撤収は95%完了したことになる。梅雨時期でもあり、雑草草木の成長が早く、基地が元に戻るのを見るにつけ自然の生命力の逞しさと、人間の造形物のはかなさで込み上げてくるものがある。
 20年以上我々を支えて頂いた鈴木家の皆様関係者の皆様、嵐山に関わられた緑のダム北相模の会員の皆様に心から感謝の念でいっぱいです。ありがとうございました。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(小原本陣の森) | 16:00 | - | - |
定例活動報告 第492回 (小原本陣の森)
 林野庁とNPO森づくりフォーラム森林社会学研究会主催で森林環境税に関するセミナーが東大弥生講堂で開かれたので、川田代表と同行で参加した。「どう使われる?どう活かす?森林環境税と市民参加の森づくり」のテーマでの開催だ。社)CSV開発機構専務理事の小寺氏、学術面から上智大学教授柴田普吾氏、NPO森づくりフォーラム代表内山哲氏、林野庁永井壮茂しの皆様の講話があった。
 内容としては、森林環境税が5年後から始まるが、どう使うのが最も好ましいかについて討議検討する勉強会であった。森林環境税は年間約600億円が税金で賄われるが、日本の循環型社会にどう活かせば良いか?との事で、各団体の方より意見が延べられたという構造であった。林野庁としては大筋の実施計画は腹にあるのだろうけど「今は言わない」という姿勢である。一応の打開策として最初の環境税の600億円を取り崩し(前借りして)来年度から順次実施検討しようという提案である。(提案と言っても実施されるが)その表れとして、国有林の順次払い下げ法案が可決したことが実例である。善良な?市民団体に国有林を払い下げ有効かつ効率的に国民生活に活かすというものである。事実私の知人は払い下げの手続きを行っているという事だ。今後,我々の団体にどう関係してくるか注目して頂きたいと思います。
 セミナー終了後、近くの飲食店で懇親会が行われた。私は川田代表に野球部の練習場であるグランドを案内してもらった。意外に外野フェンスが近いのが印象的だった。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(小原本陣の森) | 15:59 | - | - |
定例活動報告 第491回 (小原本陣の森)
 前日までの風雨が昨日から嘘のように全国が真夏日に覆われた終日であった。大陸から張り出した高気圧と太平洋から押し上げられた高気圧に挟まれる形になった日本列島がもたらした現象だ。最後の残った「モマハウス」の解体を予定していたが、解体リーダーの石井さんが欠席になったため、次回に延期するこにした。乾燥小屋と木工小屋があった空き地の徹底整備をすることにした。
 解体後の釘や金属類で怪我の無きよう土を掘り起こしながらの作業だが間伐材も古く年数が経っているため大変な重労働を強いられた。掘り出した材は林道の補強と土留めに使った。私は腰を痛めた様で後日病院に罹ったほどだ。その後花畑に必要で埋められた大谷石やイタリア製のテラコッタ石などを掘り出し軽トラで二往復し運びだした。
 予定の3月末を二か月オーバーしたが、「モマハウス」を残し何とか撤去できる状態になった。林道脇まで運んで積み上げられた木材は歩行者の妨げになる恐れもあるのでここから「小屋」と合わせて運び出したい。午後からは小原活性化協議会にオブザーバーとして5名で参加しNPO緑のダムの考えと活動内容を報告させて頂いた。
 フォレストノバにも新入部員が入部されたこと、フォレストクラスとしての今後の活動など将来にむけた新たな活動体制も徐々に整いつつある姿を見るにつけ、やってきて良かったとつくづく思う。
| kitasagami | 森をつくる、定例報告(小原本陣の森) | 15:54 | - | - |





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